インソールは靴の性格を左右する

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私たちシューリパブリックは、スタートからずっと日常仕様のオーダーメイド靴として普段使いに適した履きやすい靴を製作しています。

というのも、多くの場合、誰もが過ごす時間の中で睡眠を除くと日常と言われる時間が最も多く、

それは仕事をする時間であったり、お休みの日に過ごす時間であったり、いわゆる特別ではない時間です。

そして、良いものは特別な時ではなく、日常にこそ使ってほしいという考えから日常仕様のオーダーメイドというコンセプトで靴を作っています。

 

そんな日常仕様のオーダーメイド靴は、ほかの靴と比べて具体的に何が違うのかと言いますと、

見た目が普通で全然オーダーメイドの靴ぽっくなく、

お仕事をメインに履く靴の場合は多少は気持ちを引き締めることも必要ですが、基本的にはリラックスしてストレスなく履けるようなフィッティングとしています。

ねじれ剛性を十分に強くして長時間履いても足が疲れにくくし、靴の内部の環境も不快にならないようにしています。

それなの環境を保つために必要なもののひとつがインソールです。

靴つくりに関わっていらっしゃらない方はあまりご存じないかもしれませんが、

インソールの作りは、作り手によって全く異なります。

全く異なる理由としては、教えてくださった方の考え方や、学んだ国の環境にも関係していますし、

作りてが何を重要視しているのかということも関係しています。

インソール

こちらが私たちシューリパブリックの標準的なインソールのリブ(アッパーとウェルトを縫い付ける部分、写真は平ウェルト仕様)です。

リブがカカトの方まであるのは、ウェルトを一周させるからです。

この仕様は、特にウェストを絞ることなく、リブの仕様は靴の強度(しっかり感)を優先しています。

道具としてガツガツ履いていただいても全く問題ないよう、靴がへこたれないように履いて安心できるような丈夫な作りを心がけています。

それから、リブの外側が標準的な仕様よりも少々広くとってあって、これにも理由があって基本的に厚い革や厚いライニング、そして厚い芯を使うということと関係しています。

そのほかにも、実物をご覧になっていただくと細かいところで工夫をしている部分を感じていただけるはずです。

ただ、お客様にはそういう作りの部分よりも、とにかく安心して快適に履いていただけることが一番だと思っていまして、

話のネタ程度に知っておいていただければと思います。

厚いインソールだからこそ、ちょっとした加工で仕上がりも履き心地も全然変わってきますので、素材に合った作り方が大切だと思っています。

 

お知らせ

4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。

4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。

どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。