フィッティングのプラスアルファ

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


今日、偶然にもお二人の方から似たようなご質問をいただきました。

それは、カカトのフィッティングのこと。

どんなに足にピタリと合っている靴でも、まだ新しい靴の場合にはカカトのフィッティングが完全ではありません。

オーダーメイドでも既製品でも、どちらでもそれは言えます。

特に既製品の場合は、靴の成長のスタートがオーダーメイドの靴に比べてかなり後ろの方にあるようなイメージですので、

カカトがピッタリと合うのはだいぶ先になるということだってあり得ます。

なので、今日はこんな原因でこんなことが起こり得るということをいくつかお伝えしたいと思います。

まず、既製品の靴であっても左右が完全に同じではないと認識しましょう。

靴を作る際の素材、もしくは材料は、革など天然由来のモノを使っています。

インソールに関して、グッドイヤーウェルテッドの場合は3ミリ厚の革を使うことが多いのですが、

同じ3ミリ厚でも革の部位によって硬さや曲がり方のクセが異なります。

また、ウェルトのかけ方、中に入っている素材の入れ方、カカト周りのラスティング云々で、完全に左右が同じになるとは言い切れません。

工業製品として考えると、同じラストを使っても完璧にラストの形状の通りにラスティングされていないことだって考えられます。

ということで、ひとつ目として靴は左右の違いがあって当然と考えてください。

では、靴の左右が同じでも違っていても、縁があってその靴と付き合っていくことになった時には、ぜひ仲間として受け入れてあげてほしいと思います。

ですが、やっぱりフィッティングの違いがあったとしたら気になるものです。

では、その時にどんな対策をとったら良いのかという、いくつかの対策例をお伝えします。

これに関しては、以前にも何度かお伝えしていますので繰り返しになることをご了承ください。

まず、履き口やカカトの大きさがちょっと緩い場合、それは左右で比べて片方だけの時もあるでしょうし、両方ということもあるかもしれません。



そんな時には、緩いと感じた靴にこんな加工を加えます。



実際に使っている芯によって効果がある場合とあまりない場合がありますが、とにかくちょっとやってみましょう。

軽く様子を見る程度にやってみて、変化があれば儲けものです。

上の写真のように、カカトの部分を絞って芯や履き口を締めてあげることで、靴自体の横方向のホールドが多少ですが改善します。

そして、これと合わせてやっていただきたい対策があります。

それは、靴の屈曲を柔らかくするということです。

靴を履いて歩いた時にカカトが浮くという場合、その原因がカカトにあると思ってしまいがちですが、

じつはそれだけではないようなのです。

靴がまだ新しいなどで靴自体の屈曲が硬いことがあります。

そのような場合、靴が曲がりたいのに曲がらないことでカカトが浮いて、カカトや甲に負担がかかります。

イメージしていただければ、すぐにわかりますよね、靴が曲がらないのですから。

そのような場合には、靴を履いた状態で少し背伸びをしてみて、屈曲する部分を強制的に曲げてあげます。



手に持ってやることもできますが、その場合はあらかじめ何度か履いて屈曲する部分のアッパーの革に、少しでもクセをつけておいてください。

新しい靴を無理に曲げてしまうと、本来曲がるべき所じゃない部分で曲がってしまい、変なクセがついてしまう危険性があります。

とりあえず、簡単にできるカカトのフィッティング対策はこんな感じです。

私たちシューリパブリックのYouTubeチャンネルで、過去にご紹介していますのでぜひ参考にご覧ください。 → 




また、最近新たに動画をアップしましたので、良かったらご覧になってください。 → 

これからもお役立ち情報をアップしていきますので、ぜひご参考にしてください。

お知らせ

【お知らせ 1 】

★★★今年も under-29企画、受付中です★★★

under29受付中

只今、数量&期間限定の企画商品として、Under-29と称しまして大変お買い得なチャッカブーツのご注文を受け付けています。

仕様や革、デザインはお選びいただくことができません(ラストは選択可)が、靴とラストのセットで110,000円(税込み)というお求めやすい価格で販売しています。

製法は、いつものオーダーメイド靴と同じハンドソーンウェルテッド、デザインはチャッカブーツ限定です。

シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のエントリーモデルとして、最適な商品です。

詳しくは、11月3日の記事をご覧ください。

ぜひ、この機会にお試しください。

【お知らせ 2 】

2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 3 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 4 】

来たる12月5日(土)と6日(日)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて靴のオーダー&足の計測会のイベントを実施する予定です。

日頃から、靴が合わないとか靴を履いていると足が痛くなってしまうという方、もしくはご自分の足の特徴や正しいサイズを知っておきたいという方、ぜひこの機会にお越しください。

また、ご希望であれば私たちシューリパブリックのオーダーメイド靴のご注文も承ります。

IVYPRODUCTSさんは、長野駅からも善行寺からも徒歩圏内です。

詳細に関しましては、IVY PRODUCTSさんに直接お問い合わせください。

皆様のお越しをお待ちしております。


【お知らせ 5 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 
 






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