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修理

余談ですが、以前から私はその地域のスーパーが好きで、その土地に行くとそこでしか買えないモノを探して見たり、気に入ったものがあったら買ってみたりして楽しんでいるということを書きました。 そもそも、スーパーが好きになったのが学生のころで、 当時私は神奈川県に住んでいたのですが、伊豆の下田に行った時に「あおき」というスーパーがあって(今は「フードストアあおき」と言います)、 そこには地元のスーパーにないような面白い食材や加工食品がたくさんあり、何度かその「あおき」を目的にドライブついでに下田まで行ったことがあります。 その後、行った先々で気に入ったスーパーを見つけるようになり、 群馬県の草津では「もくべえ」、新潟県の小千谷では「たかのスーパー」、シューリパブリックの工房の近くでは「とまと市場」など、多店舗展開していないようなスーパーも好きで、 出張に行く際にはこのようなスーパーをリサーチしたうえで宿を決めることもあります。 そんな楽しみなのですが、先日ご紹介した新潟の「原信」で購入するのが楽しみだった「八海山」の酒粕が、なんと私の家から最も近いスーパーの「カスミ」で売っていたのです。 さらに、以前にお客様のWさんに教えていただいて大好きになったミレービスケットも、この「カスミ」で売っていました。 これで、もしこの先平和堂の「まぜこぜクッキー」を売り出すようであれば、間違いなくこのブログをマーケティングの参考にしているということになります。 なんてことはありませんが、気に入ったものが近くで売っているのは便利なので嬉しい反面、その土地に行っったときに買ってくる楽しみがなくなってしまうのが残念なところです。   余談はこれくらいにして、 先月にオールソール交換などの修理でお預かりした靴たちが、やっと完成しました。 偶然にもお二人のIさんから合計で3足お預かりし、そのうち2足はオールソール交換+ウェルトかけ直しという、ちょっと手間のかかる作業でしたが、 年末に少しずつ進めて、昨日だし縫いをかけて来て、やっと完成しました。 すっかりお待たせしてしまって、申し訳ございません。 すでにお二人にはご連絡をしてあるので、お返事を待っているところです。 こんな感じに仕上がっていたり、 こんな感じに仕上がっていたり・・・。 これらの靴は、結構長く履いていただいているモノなのですが、お客様の取り扱いが丁寧なのと、オールソール交換をしたということもあって、 全然まだまだ新しい靴のように見えます。 でも、しっかりと履き込んでありますので、靴の中はお客様の足の形になっています。 そんな靴が、足にピタリと馴染んでいとっても履きやすいのです。 私は、この仕事を始めたころから、靴は永く履いてほしいということをお伝えしてきました。 永く履くということは、それだけ足に馴染んだ状態のものを快適に履けることですし、頻繁に買い替えることもなくなるので、ゴミも減り、靴を探す手間と時間も減り、 結局はメリットがたくさんあるのです。 そして、永く履くことを前提に作られた靴は、しっかりと丁寧に作られていますし、修理をすることも考えた作りになっていますので、ムリもなくムダもなく、 それでいていつも心地よく履くことができますから、いいところばかりです。 もし、靴の構造にあまり詳しくない方、もしくは詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、最も簡単なセメンテッドという製法と、とても手間のかかるハンドソーンウェルテッドという製法の構造的な違いを調べてみてください。 セメンテッドの靴は、ソールを交換するとなると接着されたものを剥がす必要がありますので、修理ができる回数に制限が出てきます。 そんな理由があって、セメンテッドの靴はあえて永く履くような素材を使っていないモノが多いのです。 対するハンドソーンウェルテッドの靴は、ソールを縫っている糸を切れば簡単にソールが外れますので、無理なく修理をすることができるため、 永く履くことを前提とした素材が使われています。 せっかく慣れてきて履きやすくなったのに、内側がボロボロになってしまったので買い替えなくてはならないということは、とっても残念です。 靴に限らずですが、希望の使い方に適したものを選んでいただけるよう、関心を持ってモノ選びをしていただけると良いと思います。   また、シューリパブリックで製作したハンドソーンウェルテッドの靴のオールソール交換などの修理は、私たちの工房へお持ちください。 しっかりとお客様のラストを入れた状態で修理をさせていただきますので、履き心地が変わるなどの心配はございません。 さらに、ウェルトをかけ直す場合には、中に詰め込まれているパーツを新しいモノに取り替えますので、靴自体がリフレッシュします。 これらの組み方がちょっと特殊なので、オールソール交換修理は巷の修理屋さんではちょっと難しいかなぁって思います。   ★★★お知らせ★★★ ①3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。 ②4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。 ③4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。 どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。 もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。 おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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食わず嫌い

カテゴリー: Message:伝えたいこと

timbuk2

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 そして、このお休みを利用して仕入れなどのために浅草へ行ってきました。 今日は荷物が少ないので、交通手段は電車です。 電車っていいですよね、座っていれば目的地に連れて行ってくれるのですから。 私は電車の中では考え事をするのが好きで、時には考えすぎて寝ていることもありますが、結構有意義に使っていると思います。 そんな電車の中で、興味深いものを発見しました。 それは、「KAKA」というブランドのリュックです。 私がが座っている前に背を向けて立っていた若い女性が背負っていたのですが、私自身結構バッグも好きでいろいろなブランド・メーカーのものをリサーチしたり買ってみたりしているのに、 このKAKAは全く知りませんでした。 見たところ、結構しっかりしていそうですし、素材はバリスティックナイロンのようなものでちゃんとしていそうです。 作りからするとやや重そうですが、どうなのでしょうか? 実際に使ってみないと良いとか悪いとか使いやすいととか壊れやすいとか、そういったところはわかりません。 用事を済ませ、きたくしてこのKAKAについて調べてみたところ、AMAZONで約4,000円という、リーズナブルというか、やや心配というか、予想をしていなかった価格だったため、 さらにリサーチをしてみました。 どうやら中国の商品のようで、でもちゃんと評価されているようです。 中国だからとか、価格が安いからとか、知らないブランドだからという理由で選択肢から切り捨ててしまうのはもったいないことです。 私は今十分な数のバッグがあるので、すぐに買う予定はありませんが、私だったらリサーチする候補としてこのKAKAを加えると思います。 ちなみに、私が普段使っているのがTIMBUK2という、メッセンジャーバッグを主に作っているブランドのものです。 これはShowdownという商品なのですが、このブランド全般に言える特徴として、ポケットのつくり方が上手と言えます。 細かいモノを上手に仕分けられるような作りなので、細かいものが多い私には使いやすいです。 実際、バッグに限らず何にでも言えることなのですが、スペックだけで判断するのは不十分であり、 実際に使ってみて、作り手が使い手に対してどんなメッセージを投げかけているのかを理解する必要があります。 中には何も考えていないモノもありますし、全然考え方が合わないモノもあります。 私は作り手として、使い手の皆さんにしっかりとメッセージを送っています。 もし、ご縁があって私たちの靴を知っていただけたのなら、 まずちょっとだけ興味を持っていただきたいです。 ちょっとだけでも実物を見ていただければ、私たちのメッセージをキャッチしていただけるのではないかと思っております。   ★★★お知らせ★★★ ①3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。 ②4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。 ③4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。 どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。 もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。 おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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無名でも

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ウェルティング

昨年の11月の愛知県一宮市でのイベントの帰りに、諏訪から佐久に抜けて帰ってきたのですが、 その途中で立ち寄った長野県のスーパーであるTSURUYAで「まぜこぜクッキー」という、いわゆる訳あり商品的なクッキーを買ってきました。 私は以前からお伝えしている通り、その土地のスーパーが大好きで、 新潟に行けば原信に、長野に行けばTSURUYAやユーパレット、マツヤ(現デリシア)に立ち寄り、 さらには岐阜や愛知に行けばバローに立ち寄ります。 また、群馬県のフレッセイや、地元埼玉にはベルクやカスミというスーパーがあります。 どのスーパーにもオリジナル商品から垣間見ることのできる個性があってとってもオモシロいのですが、大変失礼ながら今回TSURUYAで購入したまぜこぜクッキーは、どこか知らない小さなメーカーの商品だと思いまして、 でも主に長野県で販売している「オブセドーナツ」に似ていたため、きっとおいしいだろうと思って買ってきました。 結論、驚くほどおいしかったです。 なので、このまぜこぜクッキーに関して調べてみたところ、新潟県にある平和堂という会社の製品だということがわかりました。 この近くで売っていないか調べたのですがまだリサーチが不十分で、 そんな中、私たちの工房のすぐそばにあるファミリーマートで扱っている商品がありまして、今日早速買ってみました。 それが、こちらです。 チョコチップスコーン。 ファミリーマートはウチの工房の2軒隣なのでちょっと小腹が空いた時によく行っていますが、今まで全くノーマークでした。 このチョコチップスコーンは見たことがあってとりあえず知っていたのに、買うまではいかなかったのがとっても残念です。 このチョコチップスコーンは、ファミリーマートのオリジナル商品のような顔をしていて、裏側をしっかりと確認しないと平和堂の商品だということがわかりません。 でも、何気なく買った人がいたら、とってもおいしいことに気付くはずです。 でも、あえて宣伝をしていないから、買って食べてみるまでおいしいということに気付きません。 もっと言ってしまうと、平和堂の商品はこんな感じのものがとっても多くて、コンビニとコラボしている商品や、名前は書いてあるけれどちょっと控えめな商品が多いように感じます。 新潟県の妙高市にある小さな会社のようですが、大変好感の持てる会社だと感じました。 企業名を積極的に売ろうとしている戦略の会社が多い中、名前よりも品質で足元を固めていくような印象を受け、こんな職人気質の会社って素晴らしいと思いました。 ただ、良い商品を作ることを最優先にすることは、当たり前であると同時に長期的に見ると良いものの、短期的な見方ではなかなか難しいと言えなくもないのです。 大金をかけて大きく宣伝し、イメージ戦略で短期間にたくさん売ろうという企業が多い中、、この平和堂はやっぱり素晴らしいです。 来月、長野に行く予定があるので、TSURUYAさんに寄れたらあのまぜこぜクッキーを大人買いして来ようと思います。   さて、私たちシューリパブリックは、平和堂さんよりもはるかに規模が小さい工房ですので、宣伝にそんなに費用をかけることができません。 多少ならかけることもできるのですが、オーダーメイドという商品を製作している都合上、宣伝を打った時にまとめてたくさんのご注文を頂いても、そんなにたくさん作ることができません。 むしろ、せっかく来てくださるお客様にご迷惑をかけてしまって、逆効果になりかねません。 なので、普通に宣伝してもあまり意味がないのです。 私たちシューリパブリックは、大手の靴メーカーのような知名度は全然なく、 直接お会いしたお客様に共感していただいたり、このブログやウェブサイトを見てくださった方に共感していただいて、そしてご注文していただいています。 なので、宣伝広告に相当するのは、実際に私たちの靴を履いていただくことなのです。 そんなこともあって、私たちの宣伝広告の方法は、 メインのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴を履いていただくために、その下のクラスのグッドイヤーウェルテッドの既製品の靴をなるべく安く販売して、 つまりここに宣伝広告費を費やしたつもりで殆ど利益がないほど安く販売して、 そのうえで私たちシューリパブリックの靴を少しでも知っていただき、 そして気に入っていただいた方々にハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴を履いていただこうという考えなのです。 グッドイヤーウェルテッドの既製品の靴は、既製品と言えどもかなり手をかけて製作していまして、私たちがどんなことを考えて靴を作っているのかを知っていただくには十分のものです。 そうそう頻繁に宣伝広告を打つことはできないので、年に何度かコージ製靴さんのファミリーセールで販売したり、 今は長野市のIVY PRODUCTSさんで販売していただいています。 そんなわけで、このグッドイヤーウェルテッドの靴は、実際に履いていただくとわかると思いますが、この価格はあり得ないくらい破格です。 私たちも、まぜこぜクッキーの平和堂さんのように、実際に良い商品を作ってお客様に気に入っていただくことを商売の中心としています。 平和堂の社長さん、一度お会いしてみたいです。   ★★★お知らせ★★★ ①3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。 ②4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。 ③4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。 どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。 もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。 おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

私は最近防災グッズに関心を持っています。 というのも、ここしばらく来ると言われ続けている南海トラフ巨大地震に対する備えをしっかりとしておきたいと思うわけで、 約7年前の東日本大震災の時には、モノの流通から電気の問題から、社会におけるいろいろな弱点を思い知ったので、 できることはやっておくべきだと思っています。 関西にお住いの方は、阪神淡路大震災を体験されている方も多いことでしょうから、もうすぐ23年経ちますがまだ鮮明に覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。 これだけ巨大地震の可能性が指摘されているわけですから、これで準備をしていないのは自己責任と言われても仕方ない・・・、 と言われかねません。 ともあれ、「備えあれば憂いなし」と言いますから、準備はしっかりとしておきましょう。 飲料水、保存食、簡易トイレ、防寒具、ラジオ、カセットコンロとスペアのボンベ、そして明かりなど。 飲料水や保存食は、生死にかかわることなので皆さん真っ先に思いつくかもしれませんが、明かりはもしかしたら忘れがちなのかもしれません。 アウトドア用のLEDランタンは、思いのほかバッテリーを食います。 私が使っているヤツは、比較的大きいからかもしれませんが、2晩くらいで3本の電池を使い果たします。 5VのUSB電源で点灯するタイプのものがあれば、バッテリー自体もいろいろと使えるので良いのかもしれませんね。 私も折を見て買っておこうと思っています。   そして、靴屋としてお伝えしておきたいのは、靴の備えのことです。 私たちのあるお客様が、シューリパブリックの靴のみで1週間過ごせるようになった時に、 「これで安心できます。いつどこで何が起こっても、安心して歩ける靴を履いているというのは、本当に心頃強いです。」 とおっしゃっていました。 そのようなお客様が、じつはここのところ何人もいらっしゃって、 ある方は、震災の時に足に合っていない靴を履いていて大変な思いをしたとおっしゃっていて、 ほかのある方は、震災の時にシューリパブリックの靴を履いていて自宅まで約20キロあったけれど問題なく帰れて良かったとおっしゃっていました。 昨年は、鈴木大地スポーツ庁長官が歩きやすい靴を履いて通勤することを奨励する際に、その表現が極端だったためか「スニーカー通勤奨励」と取られてしまったこともありましたが、 ここだけの話、スニーカーはモノによっては長時間履き続けると足の裏側が痛くなってしまうものもあるので、スニーカーだから歩きやすいというわけではないことを知っておいていただけると良いかもしれません。 ともあれ、ファッションも大切ですが、いざという時に歩けないような靴を履いていては命に係わる可能性もありますので、 自分の身は自分で守れるように、日頃から心がけていただくのが良いと思います。 歩くということを考えたときに、適した最もお勧めするのがギブソンブーツです。 寒い時期じゃなくても、足首までホールドしたほうが足の疲れは少なくて済みますし、 シューリパブリックのブーツは、履き口がフレアになっているため、足首を動かしても動きが阻害されません。 思いっきり走るとなると、そりゃスニーカーの方が適していますが、小走りなら全く問題ありませんし、長距離を歩くならスニーカーよりも疲れにくいと思います。 ソールだってしっかりしていますので、もし足場が悪かったとしてもしっかりと足を守ってくれるはずです。   ★★★お知らせ★★★ 3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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イベントの予定

カテゴリー: News:お知らせ

チャッカブーツ

これまでも定期的にお取引先でイベントを開催させていただいていますが、 今年は新たに長野市のIVY PRODUCTSさんでイベント開催が決まっていますので、そちらも合わせてご案内させていただきます。 IVY PRODUCTSさんは、長野駅からほど近いところに店舗を構えていらっしゃる、革小物やカバンなどを製作・販売されているショップです。 私どものお客様にご紹介いただきまして、昨年の春に一度お邪魔して、そこからのお付き合いになります。 昨年11月の一宮でのイベントにも、参加していただきました。 そして、結構たくさん販売していました。 扱っていらっしゃる商品も、お店もなかなかセンスが良くて、スッと溶け込めそうな雰囲気のお店です。 店主の高橋さんも、なかなか良い感じの方です。   そんなIVY PRODUCTSにて、今年3月3日(土)と4日(日)にシューリパブリックとしては長野県では初めてのイベントを開催させていただく予定です。 また、今回のイベントでは、普段から仲良くしていただいているトンリョウさんも参加いたしますので、 商品のバリエーションも広くなり、なかなか楽しいイベントになりそうです。   イベントの詳細に関しては、今話を詰めているところですが、だいたいのことは決まっていますのでお知らせします。 まず、イベントではオーダーメイドの靴の受注をいたします。 とは言っても、やはりちょっとハードルが高いような感じもあるかもしれませんよね。 なので、オーダーするしないは気に入ったらしていただけばよいですし、気に入らなかったら無理にしていただく必要はありません。 そのあたりも、私たちも十分にわかっていますので、ムリにお勧めすることはありませんのでご安心ください。 まずは、シューリパブリックの靴はどんなものなのか、どんな特徴があるのか、実物はどんな雰囲気なのか、つくりはどうかなど、 ネットではわからないことを実物をご覧になって判断してください。 そして、作り手である私もその場におりますので、遠慮せずにどんどん質問してください。 サンプルの革やサンプルの靴を多めにご用意させていただきます。 オーダーメイドの靴をご注文いただく際の価格ですが、埼玉の工房でご注文いただく価格にちょっとだけ上乗せして、すべて税別で 靴本体が98,000円、ラストが30,000円となります。 埼玉までお越しいただく時間と手間と交通費を考えると、長野市近郊の方には大きなメリットではないかと思います。   オーダーのほかに、いつも通り足の計測をさせていただきます。 既製品の靴を選ぶ際に、なぜかいつも足に合わないという方、なかなか合うものが見つからないという方、いつも同じところが痛くなるという方、 足を計測してみるとその理由が判明するかもしれません。 選んでいる靴のサイズが小さすぎるとか、もしかしたら足が特殊な形状をしているからとか、とにかく計測してみれば判明することがたくさんあります。 そして、原因がわかれば対策をとることができます。 靴屋目線で丁寧にご説明させていただきます。 計測費用は今のところ500円程度を予定しておりますが、得るものはきっとそれ以上だと思います。   そのほか、私たちシューリパブリックのグッドイヤーウェルテッドの既製品の靴を販売しています。 こちらは、すでに昨年から販売しておりますので、オーダーメイドは必要ないけれど、既製品でしっかりと作られていて、そして履き心地重視の靴を探しているという方は、 実際に行ってみる価値十分ありです。 ギブソンシューズと、チャッカブーツがあります。   また、今回はIVY PRODUCTSで初めてのイベントですので、ちょっと頑張ってパフォーマンスをやってみようかという話になりました。 私とトンリョウの安達さんと交代で、両日とも靴づくりの工程の一部を実演します。 何をやるかは後日お知らせいたしますが、実際に靴を作る工程を目の前で見るのは、たい焼きが焼かれるのを見るのと同じくらい、いやもしかしたらもっとおもしろいかもしれません。 いろいろとお話ししながら作業をさせていただくつもりです。   ぜひ、長野県にお住いの方、そして長野市ならさほど遠くないという方、ぜひいらしてください。 IVY PRODUCTSさんに行くと、ついお財布がほしくなっちゃうんですよね。 ステキな革製品がたくさんありますので、それらも楽しくご覧になって行ってください。   ★★★お知らせ★★★ 3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ソールは仮留め

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

接着剤

余談ですが、今日J-WAVEの午前中の番組「ラジド」を聴いていたら、ナビゲーターの渡辺祐さんがとってもイイことを言っていました。 もうお亡くなりになった山口瞳さんの言葉なのだそうですが、 「マナーとは、マナーブックのルールを全部覚えるのではなく、仮に定義するならば見た目が美しいこと」 なのだそうです。 知識などではなく、美しく立ち振る舞うことなのだそうです。 あくまでも山口瞳さんの言葉ですが、それはとってもステキな言葉だと思いました。 美しければ、周りの人が不快になることはありませんから、確かにそれは正論です。 靴選びに関していえば、TPOに応じたものを履いていればマナーという点からすればOKなのですが、 世代間のギャップもありますし、何が正しくて何が間違っているのかということになると、その文化的背景も関わってくるので、若干難しくなりますね。 個人的な趣味もありますし。 スーツにローファーは良いのかとか、 最近めっきり見なくなったあの先が細長くて尖っている革靴は良いのかなどということは、意見が分かれそうです。 ブーツも日本ではまだまだ市民権を得てないようなイメージがありますから、意見が分かれるのかもしれません。   さて、ご依頼を頂いて製作しているサンプルの靴ですが、ウェルティングが終わってボトムフィラーもセットして、ソールを貼る段階まで来ました。 今回使用するソールは、ダイナイトソールです。 そうそう、このダイナイトソール、時々間違って紹介されているのでしっかりと訂正させていただきますが、 正式名称が「ダイナイト スタッデッド ソール」と言います。 スタッデッドは、凸があるという意味ですね。 そして、生産しているのは「ハーバララバー社」です。 ハーバララバーというカタカナ表記がちょっと微妙ですが、Harborough(もしくはHarboroと略すことも)Rubberです。 イギリスのレスターシャーにMarket Harboroughという町がありまして、そこにある会社です。 話が脱線しましたが、 私たちシューリパブリックでは、ソールを貼るときには仮留めの接着剤を使っています。 商品名は「スリーダイン」という、極めてマイルドな接着剤です。 なぜ、そんなに弱い接着剤を使うのかと言いますと、ウェルテッドの靴はこのあとだし縫いをかけるわけで、だし縫いによってウェルトとソールが縫われます。 この「縫う」というのは固定させるのとは違って、目に見えないきわめてわずかなズレが生じることで衝撃を吸収することもあります。 歩いてソールが屈曲すれば、肉眼ではわからないくらいですがわずかに動きます。 スリーダインは時間が経つと強度が落ちて来るので、だし縫いをかけるまで維持してくれればそれで良いわけで、だし縫いがかかったら接着されていない方が都合が良いのです。 また、ソール交換の修理の時にはウェルトとソールを剥がしますが、しっかりと接着されていると剥がすのが大変です。 そんなわけで、私たちは仮留めの接着剤を使っています。 これは、あくまでも考え方によるところで、何が良くて何が良くないかということは作り手によって異なりますし、 完全に接着するにしても仮留めにしても、一長一短だったりしますので、これが最も優れているということではありません。 私の考えでは、履き心地を優先するなら、仮留めが良いだろうということです。   ★★★お知らせ★★★ 2018年3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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革のご案内

カテゴリー: Leather:革入荷情報

革

私たちのような個人事業主の場合、年末に棚卸があります。 毎年大晦日の午後に在庫しているソールの数を数えたり、靴ヒモの数を数えたり、はたまた革の数量を数えたりしています。 昨年末もいつも通り在庫している材料を数えまして、 これまたいつも通りにすっかり忘れていた革がたくさん出てきました。 今日は、その一部をご紹介します。 こちらは、VALENCIAというイタリアの革です。 できるだけ実物に近い色になるように撮ったのですが、濃い目のワイン色です。 こちらの写真は少し明るく写っていますが、肌目は小さなシボがあるタイプで、革自体はやや柔らかめですがとってもしっかりしています。 こういうタイプの革は、素材として見ると柔らかい革ですが、ラスティングをして靴になるとカチッとして型崩れしにくいのです。 ですが、履いた時の当たりはさほど硬くなくて、いわゆるいいとこどりの革ですね。 ワイン色のシュリンクは、何となくポワーっとした色が多いので、このようなはっきりした色の革はとっても貴重です。 のこり1足分です。   そして、こちらはあえて説明しなくても良いでしょう。 イルチアのボックスカーフ、通称イルチアボックスのダークブラウン色です。 とっても質感が良くて、大変人気の革です。 もう終わってしまったかと思っていましたが、あと1足分ありました。 たいへんキメが細かく、見ていると惚れ惚れするステキな革です。 少し前にイルチアが復活したようですが、これは廃業する以前のものです。 実際にこの革で靴を作られた方はご存知ですが、ただブラッシングをしているだけでツヤが出てくるすごい革です。 もし、こげ茶の革で何か作ろうと考えているのであれば、迷わずこの革をお勧めいたします。 こちらもあと1足です。   最後に、こちらの革をご紹介いたします。 スコッチスウェードのサンドベージュ。 すでに何年か前に生産が終わってしまっているスコッチスウェードです。 この革の特徴は、生地がとってもしっかりしていて、厚みも十分すぎるくらいあって、さらに仕上げがとってもキレイなこと。 このサンドベージュは、これで終わりになります。 あと3足分。 スコッチスウェードが生産終了してしまった理由は、このしっかりした生地が入手できなくなったからと聞いています。 生産していたタンナーさんは、それほどこの革にこだわりを持っていたことが理解できます。 何となく、このサンドベージュは今なのかなぁって思っています。 この革で、ちょっとカジュアルテイストのチャッカブーツをヘヴィな仕様で作ると格好良さそうですね。 ギブソンブーツでも良さそうです。 汚れても気にしないようなブーツという感じでしょうか。 ワークブーツほどではありませんが、気にせずに履けるブーツが作れそうです。   気になる革がありましたら、ぜひ一度工房へ見にいらしてください。 お取り置きは、3ヶ月間までです。 みなさまのお越しをお待ちしております。   ★★★お知らせ★★★ 2018年3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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丈夫な革の話

カテゴリー: Message:伝えたいこと

革

その前に、 サンプル製作の依頼を頂いた靴は少しずつ進めていまして、今日ウェルティングが終わりました。 ちょっとパターンを作ったり、ちょっと裁断してミシンをかけたりするくらいなら作業の合間にできますが、 さすがにラスティングとかウェルティングとなるとそういうわけにはいかず、 夕方からガッツリの作業になりました。 この革は、なかなか悪くないです。 この色はあまり好きではありませんが、ほかの色もありますから国内展開するようであれば何色か入荷したいと思います。   さて、時々お客様から「丈夫で長持ちする革」というリクエストをいただくことがあります。 たとえば、丈夫な布なら厚い帆布などをイメージしますが、丈夫な革となるとちょっと違ってきます。 靴の革の場合、安全靴やワークブーツのような使い方は別として、 普通に日常使いの場合、使っていて擦り切れて穴が開いてしまうようなことって、ないわけではありませんがそれほど多くなく、 むしろ革がもっと丈夫であってほしいと思うケースとしては、表面のシワの部分に亀裂が入ってしまうようなケースが考えられます。 そのような場合は、革が厚かろうが薄かろうがさほど関係ないのです。 こちらの革は、厚さが2ミリ強でかなりしっかりしています。 断面を見ても、結構厚いのがわかりますね。 それに対して・・・、 こちらの革は、厚さが1ミリ強でしっかりというよりもしなやかな感じです。 断面はこんな感じ。 これらの2種類の革を使って同じ条件で靴を作った時に、どちらが先に革にダメージが入るかというと、 それは使ってみないとわかりません。 厚いから長持ちするとは言い切れませんし、薄くてしなやかだから長持ちするとも言い切れません。 ポイントは厚いとか薄いではなく、取り扱いにあると言えなくもないのです。 革は、そもそもとっても丈夫な素材ですので、傷がつくことはあってもちょっと擦れたからといって穴が開くようなものではありません。 言い方を変えると、革を永く愛用するためには正しいメンテナンスが大切ということになります。 正しいメンテナンスとは、決してそんな難しいことではなく、最低限のブラッシングと最低限の栄養補給、そして保管の状態に気を遣ってあげればOKです。 実際に、どのようなことに対して丈夫なのか、お客様それぞれご希望があるかと思います。 キズに対して、長期的な使用に対して、水に対して、その他諸々・・・。 どなたもきっと永く良い状態で履きたいと考えていらっしゃるはずですので、しっかりとご希望をうかがって革選びのお手伝いをさせていただきたいと思います。   ★★★お知らせ★★★ 2018年3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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水上公園

毎年お正月休みの3日間は同じことをやっています。 3日はこれまでと変わらず外遊びの日。 埼玉県の北部はこの時期特有の強風でしたが、近所の水上公園で家族とともに楽しく遊んできました。 半端じゃない強風のせいもあって、公園に来ている人はまばらでしたが、そのおかげで思いっきり凧揚げをして、小学4年の娘はあまりの強風にビビり、 それではと私が代わったら思いっきり木に引っかかりました。 強風の中,木に引っかかったタコをとるのもまた楽しく、結局はとることができませんでしたが、これはこれで娘は良い思い出になったようです。 凧はあきらめて、次にキャッチボールをしました。 普段からキャッチボールなんてやったことのない娘のボールの投げ方はどこか変ですが、 とりあえずは少し形になってきて楽しかったようです。 本当に風が強すぎて、みんなが風邪をひいてしまいそうだったので早々に退散しました。 私はスケボーで、娘はジェイボーでさっさと撤収。 娘がだんだん大きくなってくると、家族と一緒に過ごすよりも友達と一緒に過ごす時間の方が多くなってきて、 私とこうして思いっきり遊べるのも1年のうちで今日と夏休みのキャンプの時くらいです。 毎年同じことをやっているのに、やっぱり少しずつ変わっていて、 娘は成長し私たち親は少しずつ年をとっていきます。 楽しむことは楽しめるうちにやっておかないといけません。 やりたいことは先延ばししないことを、今年の目標としたいと思います。 さて、明日から仕事開始です。 もう、明日から通常営業ですので、まだお休みでちょっとシューリパブリックに行ってみようという方は、ご連絡の上ぜひお越しください。   ★★★お知らせ★★★ 2018年3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日、親戚に新年のあいさつに行った際に、うちの娘や甥っ子たちと一緒に古本屋に行ってきました。 今の古本屋は昔と違って種類も多く、手軽に売れて手軽に買えて、そして安くて、おまけにとってもキレイなのです。 私はあまり古本屋を利用する機会が多くなかったのでそれほど詳しくないのですが、 ときどきAmazonで中古の本を安く買うこともありまして、やはり驚くのはその安さとキレイさです。 聞いた話では、本の小口を研磨してキレイにしてから販売することもあるのだとか。 素人なので詳しくないのですが、そのような処理で手あかが消えてきれいに見えると買ってみようという気持ちになります。 それをどれくらいの古本に対して施しているのか、もしかしたら研磨するのが当たり前なのかもしれませんが、とにかくキレイなことはありがたいことです。   永く生きていても、まだまだ知らないことはたくさんありまして、むしろ自分の専門分野以外のことは知らないことだらけです。 なので、私は靴のスペシャリストとして正しい情報をお伝えしていきたいと思います。   オーダーメイド靴に関してお伝えしたいのは、単に「オーダーメイド靴」と言ってもいろいろな要素があるということを知っておいてください。 まず、一般的に靴をカテゴライズし価格も左右する要素として「製法」があります。 安いオーダーメイドの靴の場合、セメンテッドやマッケイという、比較的簡単な製法だったりすることが多く、 逆に高いモノでは、ハンドソーンウェルテッドなどのしっかり縫う製法が多くなっていて、 価格の違いが製法による履き心地の違いにつながります。 オーダーメイドだからすべてが優れていると思うのは間違いで、安いモノにはそれなりに理由があることが多いので、この違いを知っておいてください。 セメンテッドなどの靴も全くダメではありませんが、履き心地を求めてのオーダーメイドなら、しっかりと縫ってあるハンドソーンウェルテッドやグッドイヤーウェルテッドをお勧めします。 そしてもうひとつの要素が企画、フィッティング、製作技術です。 どのような構造でどのような素材を使って、そしてどのようなパターンでくつをつくるかという、いわゆる靴の計画書のようなモノを作るのが企画と呼ばれる仕事で、 建物で言えばどんな家を作るかということと、設計図や構造計算などの仕事に相当します。 フィッティングは、お客様の足に対してどれくらいタイトにするか、どのあたりをたくさん絞めて、どのあたりを弱めに締めるかなどという、足に対してのセオリーまでを言います。 足を正確に計測するというのは、当然にその基本にあることです。 そして、それらの企画書や設計図に対して正確に製作することが製作技術です。 アイディアがあって、理論があって、そして技術があってよい靴が出来上がります。   私たちシューリパブリックの場合は、手間のかかるハンドソーンウェルテッドという製法で製作し、 企画、フィッティング、製作技術に関してもしっかりと丁寧に行っています。 もし都内の良い場所に工房を構えて普通に靴を作っていたら、今よりもはるかに高価になってしまったでしょうけれど、 郊外ギリギリ(もしくは郊外の外?)の場所に工房があって、作業効率を追求した結果、今の価格で提供することが可能となっています。 私たちの靴のことはさておき、 ひとことでオーダーメイドの靴と言っても色々あることをぜひ知っておいてください。 私たちシューリパブリックの靴を一度見てみたいという方は、ぜひ工房の見学にお越しください。 見学に来たからと言って、必ずオーダーしなくてはいけないということはありません。 「見学希望」とお伝えいただければ、無理にオーダーを促すことがないのは当然で、いろいろと靴に関してお伝えさせていただきます。 私がお取引先のショップなどで開催するイベントも同様です。 というのも、将来的にはたくさんの方々に私たちシューリパブリックを含めたオーダーメイドの靴を履いていただきたいと思っていますが、 今はまだまだその状態ではなく、まずはたくさんの方々に靴に対して正しく理解していただかなくてはいけない時期で、 正しいサイズ選びから始めて、 「ちゃんと靴を選ぶとこんなに快適に履けるのか。」 ということを知っていただく必要があると思っています。 そのために、イベントでたくさんのお客様にお会いして、靴や足に関して正しくご理解いただけるように正しい情報をお伝えしています。   ★★★お知らせ★★★ 2018年3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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