丈夫な革の話

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その前に、

サンプル製作の依頼を頂いた靴は少しずつ進めていまして、今日ウェルティングが終わりました。

サンプル靴

ちょっとパターンを作ったり、ちょっと裁断してミシンをかけたりするくらいなら作業の合間にできますが、

さすがにラスティングとかウェルティングとなるとそういうわけにはいかず、

夕方からガッツリの作業になりました。

この革は、なかなか悪くないです。

この色はあまり好きではありませんが、ほかの色もありますから国内展開するようであれば何色か入荷したいと思います。

 

さて、時々お客様から「丈夫で長持ちする革」というリクエストをいただくことがあります。

たとえば、丈夫な布なら厚い帆布などをイメージしますが、丈夫な革となるとちょっと違ってきます。

靴の革の場合、安全靴やワークブーツのような使い方は別として、

普通に日常使いの場合、使っていて擦り切れて穴が開いてしまうようなことって、ないわけではありませんがそれほど多くなく、

むしろ革がもっと丈夫であってほしいと思うケースとしては、表面のシワの部分に亀裂が入ってしまうようなケースが考えられます。

そのような場合は、革が厚かろうが薄かろうがさほど関係ないのです。

革

こちらの革は、厚さが2ミリ強でかなりしっかりしています。

革

断面を見ても、結構厚いのがわかりますね。

それに対して・・・、

革

こちらの革は、厚さが1ミリ強でしっかりというよりもしなやかな感じです。

革

断面はこんな感じ。

これらの2種類の革を使って同じ条件で靴を作った時に、どちらが先に革にダメージが入るかというと、

それは使ってみないとわかりません。

厚いから長持ちするとは言い切れませんし、薄くてしなやかだから長持ちするとも言い切れません。

ポイントは厚いとか薄いではなく、取り扱いにあると言えなくもないのです。

革は、そもそもとっても丈夫な素材ですので、傷がつくことはあってもちょっと擦れたからといって穴が開くようなものではありません。

言い方を変えると、革を永く愛用するためには正しいメンテナンスが大切ということになります。

正しいメンテナンスとは、決してそんな難しいことではなく、最低限のブラッシングと最低限の栄養補給、そして保管の状態に気を遣ってあげればOKです。

実際に、どのようなことに対して丈夫なのか、お客様それぞれご希望があるかと思います。

キズに対して、長期的な使用に対して、水に対して、その他諸々・・・。

どなたもきっと永く良い状態で履きたいと考えていらっしゃるはずですので、しっかりとご希望をうかがって革選びのお手伝いをさせていただきたいと思います。

 

お知らせ

2018年3月3日(土)と4日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベントを開催いたします。IVY PRODUCTSにて開催するイベントは、今回が初めてとなります。足の計測、オーダーメイド靴のご注文をお受けするほかに、お客様に楽しんでいただけるようなこと只今思案中ですので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。


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