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靴のメンテナンスのススメ

カテゴリー: Message:伝えたいこと


今年も立冬を過ぎ、暦の上では冬になりました。

まだ昼間は温かな日差しがある日も多く、冬を感じるのはもう少し先かと思いますが、着実に空気は乾いてきています。

そして、これからの季節に気を付けていただきたいのが靴のメンテナンスです。

お客様には・・・、

「靴クリームは塗り過ぎないようにしましょう。」

とお伝えしていてその理由をご存知の方も多いかと思いますが、そのあたりのおさらいも含めてお伝えしたいと思います。

まず、日頃の靴のメンテナンスで心がけていただきたいのが、履いたらその日のうちにブラシをかけて埃を落としていただきたいことと、メンテナンスの際に靴クリームを塗り過ぎないことです。

その理由は、靴についた埃は革の湿気を奪うなどのダメージを与えます。

そして、ブラッシングで埃を落としていただくことで表面をきれいにしていただくと同時に、革の表面の状態の確認ができ、必要に応じて保革のメンテナンスをするきっかけにつながります。

さらに、靴クリームを塗り過ぎないというのは、靴のクリームは少しずつ革に浸透していきますので、塗り過ぎてしまうとクリームが劣化して硬くなった時に革の表面も一緒に硬くなって割れてしまう可能性が出てきます。

そんな理由から、靴のクリームは基本的にごく少量(片足につきコーヒー豆ひとつ分くらい)を塗るように(ちょっと足りないくらいで十分です)し、さらに数ヶ月に一度くらいはしっかりと落としていただくようにしてください。

また、これからの季節は特に革に水分を与えてあげる必要があり、おすすめとしてはデリケートクリームを適度に塗っていただきたいと思います。

 

私もデリケートクリームを塗りました。

ギブソンブーツ

こちらは、私が普段履いているギブソンブーツです。

ギブソンブーツ

普段、なかなか忙しくて靴の状態を細かくチェックできない方もいらっしゃるかと思いますが、このような屈曲する部分のシワはほったらかしにしていると知らないうちに割れていたなんてこともあります。

定期的に革の状態を確認し、これからの季節には最低でも月に一度くらい、できれば2週間に1度くらいデリケートクリームを塗って保革をしてあげるのが良いと思います。

私のギブソンブーツは、まだ大丈夫でしたが、でもこのままだったら割れてしまったのではないかという状態でした。

モンキーブーツ

こちらはモンキーブーツです。

こちらの方が古いのですが、こちらもまだ大丈夫でした。

まだ大丈夫というのは、ちょっと良くないですね。

将来の靴の状態は、それに至るまでの過程の結果ですから、今しっかりとメンテナンスをしてあげることで今後良い状態を保ってくれることになります。

乳化性の靴クリームにも保革の成分は入っているそうですが、できれば保革を目的としたデリケートクリームを使っていただき、良い状態を保って安心して履いていただきたいと思います。

 

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スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
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