革のご案内

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余談なのですが、先日東京モーターショーが幕を閉じました。

昔は、モーターショーといえば世の中がこぞってその情報を伝えたものでしたが、最近のモーターショーは何となく寂しい感じがします。

流れの中心はEVやら自動運転やらで、それらがドライバーにとってワクワクすることではないからかもしれません。

クルマに乗る楽しみは、少しでも運転が上手になることや、クルマに乗ってどこか遠くに行くことだったと思いますが、

前者はすでに感じることができなくなっています。

いやいや、私の運転が上手くなったのではなく、クルマがそつなくこなしてくれるので、うまくなる必要がないというか、うまくなる余地がないというか、

このオートマが中心の世の中で荷重移動だのトラクションだの言ったところで、そんなことはすべてクルマがやってくれることですから要らない情報です。

それに、どんなクルマでも必要以上に速いです。

つまり、運転が上手になる必要もないし、ほとんどのことをクルマがやってくれるのなら、クルマを運転する楽しみがなくなってしまうのも当然と言えます。

例えるなら、自動で制御してくれるスノボやスキーがあって、それに乗っているだけで上手にもならない、誰でも早く滑ろうとすればいとも簡単に滑れてしまうというようなものです。

魅力ないですよね。

なので、私のクルマの楽しみは、どこか遠くへ行くときの景色と、行った先で食べるその土地のモノです。

クルマである必要があると言えば、荷物が多少多くても大丈夫ということと、駅じゃなくてもどこでも止まれることくらいですね。

みんな、マニュアルのクルマに乗ればよいのにって思います。

ブレーキとアクセルを踏み間違えることもないでしょうし。

元気なうちに、マニュアルのクルマに乗っておきたいと思います。

それも、ちっちゃくてちょっとダメなくらいのヤツが良いです。

 

さて、今日は革のご案内です。

今週末に愛知県の一宮市でイベントを開催するのですが、その準備として持って行く革のチェックをしていたところ、

すっかり忘れていた革が出てきました。

brazil

「Brazil」という革です。

タンナーさんの名前を聞いていなかったのですが、IncasとかConceria800とか、そのあたりのトスカーナにあるタンニンなめしを得意とするところだったはずです。

Brazil

黒の革で、多少シボがあるのですがVacchetta800ほど強いシボではなく、かと言ってスムースとも違います。

ただ、靴になった時にはつま先のシボはほとんどなくなってしまうので、雰囲気的に見ればスムースの方が近いかもしれません。

この革の特徴として、黒い革ですがフォーマルではなくカジュアルの服に適した革であること、

そして生地がとってもしっかりしていること、

さらに革自体の雰囲気がとっても素晴らしいことが挙げられます。

以前からお勧めしているような、服の雰囲気は黒系なのに、黒いスムースの靴を履くと全体的に重々しくなってしまうような時に、ぜひ履いていただきたいと思います。

なので、この革でプレーンのチャッカブーツやプレーンのギブソンブーツなどを作って、カジュアルな要素を含みつつもブリティッシュの雰囲気というスタイルになります。

Brazil

裏もキレイです。

そんな革ですが、残念ながらあと1足分しかありません。

冬の間はメルトンのコートやツイードのジャケットを着るという方、もしくは春から夏にかけてはスーツは着ないけれどあまりだらしない恰好はしたくないという方、

ぜひこんな革で作ってみてください。

ご希望の方は、お早めにメールでご連絡ください。

 

お知らせ

11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、
クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。
日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。
詳細はコチラをご覧ください。

一宮はモーニングサービスの発祥の地です。
イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。