その前に、昨日までの長野出張は本当にとても楽しかったです。
いつも書いていますが、我が家では毎年8月にお休みをとって長野市の山の中にあるキャンプ場へ行っていまして、
もうかれこれ7年も行っているので、言ってみれば長野市は我が家にとっては大変親しみのある場所ということになります。
住所を言われれば、だいたい半分くらいならわかりますし、市街地周辺では迷子になることはないと思います。
よく使っているお気に入りのスーパーもあって、まぁ今回はいつものスーパーには行きませんでしたが、それでも夏の楽しい思い出と重なってウキウキの2日間でした。
とは言え、夏のキャンプの時は主にクルマの移動で市街地は通過かもしくは目的のお店に行くくらいなのに対し、
今回は市街地の中にあるIVY PRODUCTSさんを拠点としてちょっと近所を歩いてみたり、宿も長野駅の近くでにぎやかなところだったので、これまであまり詳しくなかったところを集中的に見ることができました。
長野市って、皆さんどんなイメージがありますか?
きっと多くの方が善光寺のことを思い出すのではないかと思います。
長野市は、まさに善光寺を中心として作られた街だろうと想像できるつくりになっていて、善光寺かあまっすぐにのびる中央通りは、昔の門前町のつくりそのものです。
今も善光寺あっての長野市であることに違いはありませんが、それだけではなくて、長野駅の周辺には賑やかなお店があったり、
善光寺の東の方にはキレイに整備された住宅地が広がっています。
ちょっと郊外に行くとバイパス沿いにあるようなファミレスやファストファッションのショップ、ショッピングモール、家電量販店などがこの辺りにたくさんあります。
それでも、長野市は周りを山に囲まれていて、そんな近代的な街並みの後ろにはキレイな山が見えるのがとってもステキなところです。
そして、長野市のステキなところがまだありまして、
じつは街の中に個性的なお店がとってもたくさんあります。
商店街もありますし、IVY PRODUCTSさんがある周辺は古民家を改装して作ったショップが並んでいます。
これらがまた良い雰囲気で、お隣の本屋さんにちょっと遊びに行ってみたのですが、とっても個性的なセレクションで、これならお任せで毎月1冊ずつ買いに行っても良いなぁって思ったくらいです。
きっと半月くらいここに滞在して生活をしてみると、もっと長野市の魅力を感じることができるのでしょうね。
私自身は埼玉育ちで、どちらかというと適度に静かだけど寂しくないところが好きで、
長野市は市街地から離れすぎてしまうと山間の寂しい感じになってしまいますが、もう少し市街地に近いところは適度に人がいて、適度にのどかで、遠くに山が見えて、
そういう面では大変住みやすそうなところだと思いました。
どこか長期間滞在できるところがあれば、そこに暮らしながら半月くらい続けてイベントをやってみたいものです。
さて、表題の通り革が入荷しました。
今回入荷したのは、こんな感じの黒の革です。
と言っても、毎回お客様から言われるのは、写真じゃわからないということ。
おっしゃる通りです。
毎回革の写真を撮ると、実物以上に光って写ってしまうのが困りどころです。
実物はこんなにツヤはありません。
むしろ、先日入荷したカーフとはまさに対照的なザックリのステア(成牛)の革です。
実を申しますと、私は個人的にはこういう革で日常仕様の靴を作って履いていただきたいと思う、まさにそういう感じの革です。
カーフのように繊細な感じではなく、ちょっとくらいどこかにぶつけて小さな傷がついてもあまり気にしないで履ける、むしろ小さい傷がついていた方が格好良いような革です。
革自体は特別厚いわけではなく、だいたい1.6ミリほどのもので、私たちシューリパブリックで扱う革の中では普通の厚さのものです。
キメはそれほど細かい方ではないので、スーツに合わせてピッカピカに磨いて履くというよりは、
ジャケットとデニムのパンツやチノパンなどに合わせて、機能的な靴として活用していただきたいと思います。
とは言え、革自体は決してガサツなものではなく、裏側を見るとこんなにキメが揃っていてキレイです。
それくらいのゆとりがある革です。
イメージとしては、ドクターマーチンの1460のブーツのような使い方をイメージしてください。
デザイン的には、先ほども書きました通りジャケットにデニムやチノパンなどで合わせるのなら、チャッカブーツやギブソンシューズなどが良いと思います。
もうちょっと個性的なところを狙うのであれば、ギリーシューズというのも良いですね。
多少カジュアル感があるので、フルブローグやセミブローグのブーツという手もアリです。
いずれにしても、フォーマルというよりはちょっとだけカジュアルテイストの入ったお仕事用と言ったところでしょう。
ステアですがコシがあるのにしなやかで、私個人的には大変お勧めの革です。
気になる方、ぜひ実物を見にいらしてください。
実際に見ていただくと、いわゆる最近はやりのマットな黒とはちょっと違うということがすぐにわかります。
★★★お知らせ★★★
①3月18日(日)には、自由が丘のRifare自由が丘店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。都内や神奈川県にお住いの方、ぜひいらしてください。
②4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。
③4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。
どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。