つい先日、9月なのに暑いと言っていたと思ったら、もう11月。
冬に向かっています。
私たちシューリパブリックでは、お取引先のショップなどで定期的にイベントを開催しているため、次のイベントをにらんで作業などのスケジュールの調整をしていると、あっという間に数ヶ月が経ってしまいます。
今は、もう来週に迫った愛知県一宮市で開催するイベント「Handmation & Market」の準備をしていて、それまでにあれをやってこれをやってという感じで動いていると、いつもよりも毎日がすぎて行くのがとってもはやく感じます。
今日も浅草に仕入れに行った帰りにホームセンターに立ち寄ってちょっとしたモノを買ってきたのですが、
こまごまとした準備がとっても多くて、とにかく忘れ物をしないように毎日メモを確認しています。
さて、そのHandmation & Marketでは、おそらくたくさんのお客様にお会いすることになるだろうと思っているのですが、もしご興味があってイベントにお越しいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ革靴の予備知識としてこのブログをご覧になってください。
一般的に革靴は、履きにくくて疲れて足が痛くなるという認識があるようです。
全くウソではないにしても、やはりそれはちょっと違うなぁって思う部分もたくさんあります。
まず、正しいフィッティングで足に合ったサイズのモノを選んでいるかどうかということがひとつ問題になります。
革靴は、スニーカーに比べて素材が硬いため、足が厳しい条件と感じるかもしれません。
確かに、スニーカーは履いたその日から柔らかくて快適に履けますが、革靴は硬くて場合によっては靴ズレを起こしてしまうこともあります。
革靴の場合、サイズが足に合っていないと、それがほんのハーフサイズだったとしても履きにくくなってしまうという、とってもシビアな面があります。
さらに面倒なのは、革という素材の都合で履き始めたその日から快適に履くことはちょっと難しいということです。
革は、荷重がかかって沈むところや、折れ曲がる部分、押される部分などがある程度使い込まれて落ち着く(馴染む)まで変化していきます。
言い換えれば、その変化し終わる状態で足にピタリと合っているように作る、もしくはフィッティングをするわけですので、馴染むまではもしかしたらどこかが当たったり擦れたりすることもあるのです。
本当に面倒くさいと思う方もいるかもしれません。
だったら、スニーカーで良いじゃんとい方もいるかもしれませんが、
革靴は履き込んで馴染んでくると、優しく足をホールドしてくれるようになり、本当に履きやすくなります。
既製品の靴の場合は、そのスタート地点が少し後ろの方にあるので、しっかりと馴染むまでオーダーメイドのモノに比べて時間がかかりますが、それでも物理的に足に合っていないモノでない限り劇的に履きやすくなります。
製法の違いに関しては、これはもう根本的な違いなので、履きやすさを追求するならばその製法における限界もあります。
それでも、履き込んで靴が馴染んできて履きやすくなる革靴は、馴染んでから修理しながら永く履けるので、スニーカーよりも履きやすさに関してはアドバンテージがあると言えるでしょう。
そんなスニーカーとの比較もさることながら、
革靴はしっかりと履き込んで馴染ませて初めて、本来の革靴の機能を発揮するということを知っておいてください。
そのことを革靴を育てるとか、革靴が成長すると言います。
育てるというくらいなので、間違った育て方はいけません。
靴ヒモはしっかりと締め、必要なメンテナンスをしてあげることも大切なのです。
私が普段履いている靴たちも、だいぶ成長しました。
今では、長時間履いていても全く問題ありませんし、むしろスニーカーよりもずっと履きやすいほどです。
まだまだこれからもずっと付き合っていく靴たちです。
★★★お知らせ★★★
11月11日(土)と12日(日)に愛知県一宮市にて、
クリエーターの仕事をその場で見ていただき、クリエーターたちとのコミュニケーションを目的としたイベントを開催します。
日頃から自らの手で作り出している実践的なクリエーターが集結して、パフォーマンスや商品の販売をします。
詳細はコチラをご覧ください。
一宮はモーニングサービスの発祥の地です。
イベントにお越しいただく方は、ぜひこちらをご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
そうでしたね。初めは、少し合わないぐらいにしてあるのでした。踵がフィトして履き込む心地良さを早く味わいたい。そして、良い顔したブーツに育てます!
TSさん、とりあえず、完成を楽しみにお待ちください。
はい。すみません。
お待ちしております。