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革を発掘しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

lily

先日、あるお客様が・・・、 「オーストリッチの革で靴作れる?ちょっとぞんざいに履ける靴をオーストリッチで作ってみたいんだよね。」 とおっしゃっていました。 残念ながら私たちシューリパブリックではオーストリッチの取り扱いがなく、オーストリッチで靴を作ることもお断りしているので今回はそのようにお伝えしたのですが、私が心に響いたのは「ぞんざいに扱う」という思う存分気兼ねなく使い倒せるものが欲しいというその気持ちでした。 どうしてもとっても大切にしているものは、気兼ねなく使い倒すというのはちょっと難しく、かと言って恐る恐る使うのもやっぱりちょっと違うかなって思います。 せっかく入手したのだから使わないでしまっておくよりも使った方が良いわけで、ここはひとつ考え方を変えて、高価なものや気に入っているものであっても思いっきり使ってそれを堪能するという気持ちで行くのが良いのかもしれません。 思いっきり使ってしっかりとメンテナンスをする、その繰り返しが良いのでしょう。 靴の場合は、あまり少ない足数でローテーションをすると1足に負担がかかってしまうので、できればなるべく多くの足数で回してあげると靴への負担が少なくなります。 服もカバンも然りです。 さて、今日も倉庫の中からこんな革が出てきました。 「Lily」というイタリアのキップです。 見た感じツヤがなくていまいちパッとしないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この革は奥が深いのです。 まず、このレンガ色の革はなかなか貴重で、こんな色の革でちょっと格好良いモンキーブーツやギブソンブーツを作ったら、これまでの靴を差し置いて一気にレギュラーメンバーになってしまいそうです。 そして・・・、 これをご覧ください。 軽く仕上げをすると、こんな感じで深いツヤが出るのです。 仕上げをしないでマットなままで履くのも良し、仕上げをしてちょっと上品な雰囲気で履いても格好良い革です。 革の裏側は、端の方はちょっとボソボソしていますが、靴を作るのに使う部分はキレイで生地がとてもしっかりしているんがわかります。 こんなちょっと個性的な革です。 この革は5足分の在庫があります。 もし、この革を使って靴を作ってみたいという方は、その旨ご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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castagna

先日もご案内しました通り、只今スウェードの革を使って製作するサイドゴアブーツの企画の受け付けをしています。 この企画は、単なるスウェードのサイドゴアブーツではなく、普段にちょいと気軽に履けて、それでいてしっかりと足にフィットしている、とっても普段不快に適したサイドゴアブーツなのです。 それも、製法がブラックラピドなのでちょっと雨が降ったくらいじゃ、いや結構なザーザー降りでも安心して履けるというのが大きな売りになります。 お客様から・・・、 「今年は企画商品が多いですよね。」 と言われることがよくありますが、そりゃ20周年ですからいろいろと楽しい企画を出していかないとと思っています。 そんな今回の企画商品ですが、お選びいただける革は全て撥水加工が施されたイタリアのOpera社のLondonというスウェードで、その中でも私が特にお勧めなのがこちらの色です。 #castagna(カスターニャ)という色で、イタリア語で栗を意味するそうですが、色のイメージとしてはキャメル色のダッフルコートの色ですね。 とっても優しく暖かそうで、これからの季節にはピッタリの色だと思います。 スウェードの毛足としては比較的短めで、とっても上質なスウェードです。 とても温かみがあって、心からホッとできる素材なんですよね。 革の裏側には、いつもお伝えしている通りレジンで塗装が施してあります。 聞くところによると、これは革の補強の意味もあるそうですが、たぶんこの補強がなくても厚さが十分にあるので全く問題ないのではないでしょうか? 前にもお伝えしましたが、私は今の季節だとこの#castagnaが一番気に入っていまして、これはぜひ自分用にサイドゴアブーツを1足作らないとと思っています。 また、この革に限らずこのOpera社のLondonに関しましては、企画商品ではなく普通のハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴としてご注文いただくこともOKですので、革が気に入ったので自分の好きなデザインで作ってみたいという方は、その旨ご連絡ください。 桜色(#Ciliegio)は、この企画での予定数に達したため完売となりました。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はそろそろ終了になります(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

ELBAMATT

久しぶりの革入荷のお知らせです。 今回入荷したのは、こちらの革です。 やまぶき色のELBAMATTの型押し仕様。 それも、オイルをちょっと多めに含んでいるロットのようで、さらに手もみ加工を施していただいているものです。 これはさすがにかなりレアな革です。 もう少し近づいて見てみると、手もみ加工を施してこのようにまだらな模様になっているのがよくわかります。 このELBAMATTを作っているタンナーは、イタリアのトスカーナ地方にあるTEMPESTI社という会社で、この手の革を作るタンナーとしてはかなり有名なところなのですが、作っている製品は私たちがイメージするトスカーナそのものと言った革が多く、ある意味優雅でとってもステキなタンナーであり、ステキな革なのです。 その中でも今回のやまぶき色のELBAMATTは、革屋さんが試作で作ったオンリーワンのものです。 通常のELBAMATTのやまぶき色は私も購入したことがありますが、こんなにオイルを含んでいるものは見たことがなくオイルが多い革は(柔らかくなります)、さらに手もみ加工を加えることでしっかりしているのにしなやかで、靴には大変適している素材です。 しなやかな革であるため、シワの入り方はとっても素直です。 革の生地の良し悪しを判断していただく裏面は、こんなにキレイな仕上がりになっています。 生地が薄くてキメが粗いものは、製造段階で均一の厚さに漉いた時に厚さが足りず、バサバサの部分が残ってしまいますが、このようにキレイに漉いてあるということはもともとの厚さがそれ以上あったということになります。 そして、この革の厚さですが、 2.1~2.2㎜厚で、十分な厚みがあることがわかります。 ちなみに、以前に革屋さんに聞いた話では、TEMPESTIの製品の中でもっとも生地のクオリティが良いものはELBAMATTに使われるそうで、こうして見てみて納得と言ったところです。 今回入荷した革は、試作品ということもあってこの革1枚だけ、靴の足数にすると2足分です。 この革で格好良いモンキーブーツやフルブローグのブーツ、そのほか何かイメージする格好良い靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 これはすぐになくなってしまいそうなので、思い立ったらすぐメールしておいてください。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はまだまだ受付中(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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シャトーブリアン

昨年から今年にかけて新たに革をたくさん買っているので、倉庫の中がかなりパンパンになってきています。 1足分ほど残っている革は企画商品として「ラストワンプラン」でご紹介していますが、そのほかにも微妙な量が残っている革もありまして、さすがにラストワンではないけれど何足分もあるわけではないという中途半端な革がこれまたたくさんあります。 そんな中で、今日は以前に皆さんに大変ご好評だったあのデュプイのシャトーブリアンの黒の革を使った企画ご紹介したいと思います。 まず、デュプイのシャトーブリアンは皆さんご存知の通り、大変有名で大変クオリティの高いフランスの革です。 有名ブランドなどでもよく使われているそうで、靴の業界ではブランド革として扱われています。 私は革マニアの方ほど詳しいわけではないので、あくまでも聞いた情報としてお伝えしますと、この革はセミアニリン仕上げという仕上げが施されていて、こんな感じにツヤがある仕上げになっています。 素上げの革と比べるとかなり雰囲気が異なりますが、どっちが良いかということに関しては完全にお好みでということになります。 セミアニリン仕上げは、初めからこんな感じにツヤがあるので靴をピカピカに磨かなくてもそこそこのツヤを保ってくれます。 また、このシャトーブリアンはだいたい200デシほどの大きさの革(マル革、半分に切っていない状態の革)なのですが、これは日本で言うベビーカーフ(80デシ前後)よりも少し大きく、キップ(半裁で120~140デシくらい)に比べると一回りくらい小さい革で、実際にはまだ仔牛であることから脇腹に上の写真のような仔牛特有の模様が入っています。 言い換えれば、この模様が入っている革は仔牛の革である証と言えます。 あと、フランスの革あるあるでお尻の周りや背中の部分は生地がしっかりしているのは当然なのですが、脇腹の方に向かっていくと急激に生地のクオリティが悪くなってしまうので、靴を作るのに使える部分が思った以上に少ないという特徴もあります。 そんなデュプイのシャトーブリアンですが、もうこれからなかなか良い革が入ってこなくなってしまうと言われているので、こういう革があるうちに良い靴を作っておいて永く履いていただきたいと思い、今回の企画を提案させていただくことにしました。 企画の詳細は次のような感じになります。 〇 このデュプイのシャトーブリアン(黒)を使って、永く履いていただけそうなクラシックなデザインの靴を作ります。 〇 ご注文をお受けできるのは先着1名のみ。 〇 価格は基本仕様が110,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインはシューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売いたしました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

季節が廻りだんだん暑くなってくると、オフィスは時代の流れでよりカジュアルな服で仕事ができるようになり、結局は環境に適した服装が求められるようになります。 以前のようにスーツを着てシャキッとした格好であればビジネスシューズもアリですが、服だけカジュアルで靴が革靴とか、もしくはスニーカーなどでカジュアルすぎる格好だとちょっとセンスが問われてしまいます。 昔、中学生や高校生の頃は制服なんてつまらないと思っていましたが、今考えると制服があったからこそ結構それで助けられたのではないかと思うこともあったり・・・。 オフィスで仕事をするときにおそらく一番適している靴は、ちょっとだけカジュアルな要素を含んだ革靴ではないかと思います。 既製品でもそんな靴はたくさんありますが、ぜひ1足くらいは足に合ったオーダーメイドの靴を履いていただきたいところです。 今日ご紹介するのは、ちょっと奇抜だけどしっかりとデザインを考えて仕様を考えて作り込むととってもステキな靴になりそうな革です。 以前にもご紹介したことのあるTepesti社のELBAMATTという革で、色がFIENOです。 この革は、オイルをやや多めに含んでいるという特徴がありまして、結構しっかりしている生地なのに履き込んでいくととってもしなやかな靴になります。 シワの入り方はこんな感じで、比較的小さなシワが入るような革です。 革の厚みは1.6㎜。 素材の特徴と革の厚さのバランスが良く、ちょうど良い感じに仕上がりそうです。 この革を入荷したばかりの頃はあまり反応が大きくなかったのですが、最近この色の人気がジワジワと上がってきていまして、この革を使った靴をご注文いただくことが増えてきました。 色としては秋から冬に、ちょっと明るい感じで履いていただくのが格好良いかなって思うのですが、みなさんはどんな印象をお持ちですか? デザインのお勧めは、私だったら思いっきり穴飾りをいっぱいつけて、にぎやかなフルブローグのブーツなんて格好良さそうです。 ギリーベースのフルブローグブーツも格好良さそうですね。 この革を使って靴を作ってみたいという方、ご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック創業20年を記念して、こだわりいっぱいの20周年記念モデルを発売中です。詳しくはこちら。グリーンの革は完売しました。この企画終了まであと少しです。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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あお

カテゴリー: Leather:革入荷情報

青

余談ですが、最近は心から欲しいモノが無くなってしまって、そりゃ現実を無視してポルシェターボとかケーターハムスーパーセブンとか、そういう非現実的なものは欲しいという気持ちはありますが、現実を考えると欲しいよりもその後の問題の方がマイナスになりそうなのでそれは置いといて、 カメラにしても昔初めて一眼レフを買った時の感動のようなものってたぶん今ではなくなってしまっていて、その時よりもずっと高価な一眼レフを買ったところであの感動は得られなそうです。 初めて買ったクルマだって、27万円の中古車だったけれどすごくうれしくて、ほとんど毎日走り回っていました。 ある意味、お金でそんな幸せを買うことができた頃って、本当に幸せだったと思います。 今、メインで使っているカメラがペンタックスのKPという2017年のモデルなんですが、それよりももっと新しいモデルが出ているけれど、新しいからと言って欲しいということはなく、強いて挙げるのならフルサイズのモデルでもっときれいな写真を撮れたらいいなぁって思っている程度で、それが欲しくてどうしようもないということではないので、なんとなく熱が上がりません。 そのうち必要になって買うのだろうと思っていますが、せっかく欲しいモノを買うのにワクワクしないのって、なんかとっても淋しいですよね。 そう思った時に、たとえば皆さんが・・・、 「これ絶対に欲しい、もし買ったら使い倒してやる。それって絶対に幸せだ!」 と思っていただける靴を作りたいと思っていまして、たしかにオーダーメイドの靴はいわゆる既製品のものと比べても明らかに別世界なので履いていただければ世界観が変わるだろうなぁって思っていますが、その中でもさらにメタ世界観変わるモデルとしてオモシロい靴を作ろうって思いました。 じつはそれが今ご注文を受け付けている私たちシューリパブリックの20周年記念モデルなのです。 あまりそういう前触れをやりすぎてしまうと、違った期待を持たせてしまうのではないかという心配もあったので、極力スペックだけをお伝えしておとなしくお伝えしてきましたが、だいたい目標数に近づいてきたのでさらっとお伝えしておきます。 ご興味をお持ちいただけたら嬉しいです。 さて、今日は青い革の話。 青と一口に言ってもいろいろありまして、 主だったものをちょっと出してみました。 手前にあるサンプルの革は、色の比較のためにおいた黒です。 向かって右側は、20周年記念モデルでも使っているMARGOTという革で、これは青の中でもコバルトという色。 本来のコバルトブルーよりも私たちがイメージする金属のコバルトの色に近いのかもしれません。 靴でこの色はかなり珍しく、個性を出すにはとっても適した革だと思います。 そしてこの黒のカットが乗っている革は、King MPのネイビーです。 このネイビーは、いわゆるネイビーという革の中ではやや明るめの色合いですが、こうして似たような色と比べてみるとまぁそこそこ濃いのかもしれません。 この革は、フォーマルな靴を作ってもとってもキレイに仕上がるステキな革です。 そして、こちらの写真で右側に写っているのは、最近よく使っているLondonというスウェードの革のダークブルーです。 スムースとスウェードでは質感がだいぶ異なりますが、色味もダークブルーというよりもやや桔梗色に寄った感じの色で、とっても気品ある色だと思います。 そして、左側の革はELBAMATTのネイビーです。 この革は入荷するたびに色が異なるので何が本当の色なのかいまいちよくわかりませんが、今入っているネイビーはとっても味があってお勧めできる色です。 特にイタリアの革の場合、入荷するロットによって色が全く違うこともあるので、イイ感じに振れた革は貴重なので一見の価値ありです。 昔は青系の靴ってちょっと珍しかったようですが、最近ではオフィスでスーツを着なくても良くなったこともあり、ちょっとだけ崩した服にやや個性のある革靴というスタイルがイイ感じにハマりそうで、そのひとつとしてこういった青系の靴がステキだなぁって思います。 スウェードでも季節問わずですので、1足は持っておきたいですね。 とってもおススメです。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック創業20年を記念して、こだわりいっぱいの20周年記念モデルを発売中です。詳しくはこちら。グリーンの革は残りあと1足です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

スウェード

ここ最近は、大変うれしいことに私たちシューリパブリックの20周年記念モデルのご注文が好調で、しばらくの間はそちらをメインに進めていきたいところなのですが、そればっかりというのもなんなので、それとは別に秋から冬に向けて人気が出そうな革を入荷してみました。 こちらです。 昨年の末にレザーフェアで見つけて早速入荷したLondonという革で、#Castagna(カスターニャ)という色です。 #Castagnaとは栗という意味だそうで、実物はもう少し濃い目の色なので確かにモンブランのケーキの色のような感じです。 この写真が、一番実物に近い色だと思います。 なかなかキレイな色で、温かみのあるステキな色です。 なので、秋ごろに向けてご検討いただくようなイメージで入荷しました。 と言っても、今ご注文いただいても完成は11月なので、もし検討されている方はお早めに。 そしてもうひとつ、少し前のブログでご案内したこの同じスウェードの桜を意味する#Ciliegioですが、とりあえず1枚入荷しましたので、現時点で4足分の革がございます。 あるお客様からもこの革が気になっているというご連絡をいただきまして、そんな方がいらっしゃるのに革が無くなってしまってはいけないので入荷したのですが、この革に関してはもし少しでもご注文いただく可能性があるようでしたらお取り置きをお勧めいたします。 というのも、先日革屋さんにこの#Ciliegioを発注したところ、全く色が違う革が届きまして、確認したところ新しいロットの色ブレなのだとか。 左が以前からある#Ciliegioで、右が今回入ってきた新しいロットの#Ciliegioです。 濃い色の方が発色が良くて良かったのに、今回入荷したものは桜餅のような色で、靴にはちょっと難しそうです。 革屋さんに確認たところ、古いロットのものがまだあるということで、そちらと交換していただきました。 今回はまだ古いロットのものがあったので良かったのですが、当然ながらどんどん古いモノが無くなって新しいものが入ってきます。 ということは、次に発注する時にはもうすべて桜餅の色の#Ciliegioになってしまう可能性が十分に考えられます。 そんなわけで、靴のご注文をいただくか否かの判断はどうでも良いので、もしかしたらこの古い方の#Ciliegioで靴を作るかもしれないという方には、お取り置きをお勧めします。 その時になってやっぱり要らないという場合は、それで構いません。 革のお取り置きに関しては、内金などは不要です。 革があるうちに、お早めにどうぞ。 革は出逢いですから。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック創業20年を記念して、こだわりいっぱいの20周年記念モデルを発売中です。詳しくはこちら。グリーンの革は残りあと1足です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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#Giungla

昨年末のレザーフェアで見つけて急遽入荷し、皆様に大変ご好評のスウェード「London」ですが、革屋さんから色廃版のご連絡をいただきました。 それがこちらです。 #Giunglaという色で、私が日頃からうぐいす餅の色と言っているヤツです。 私はこのシリーズの中でこの色が一番気に入っていたので、はっきり言って非常にショックです。 革屋さんからの連絡では、発注条件として大幅な変更があり、今のままだと定番色として継続的な販売をするのが難しいと判断したとのこと。 つまり、あまり売れていなかったのでしょうね、きっと。 靴メーカーさんは、だいたい黒やこげ茶などの無難な色を買っていきますから、こういったちょっと個性的な色はなかなか売れないのもわかりますが、それにしても残念です。 こういう色味って、なんとなく心が落ち着くような気がしませんか? 私たちのような靴屋の場合、普通に売れる色よりもお客様が心から良いなぁって思ってくださる色の方が必要なので、こんな素敵な革は絶対になくなってはいけないのです。 質感は、ちょっと硬めでパリッとしていて、比較的しっかりとした感じの靴に仕上がります。 いやぁ、本当に残念です。 もう追加購入できないので、今ある在庫で終了となります。 見た感じであと4~5足分程度でしょうか。 ちなみに、これの中まで桜という意味の#Ciliegioも私たちのお客様には人気なのですが、この#Giunglaと同じ運命をと辿っていくのではないかと心配しています。 #Ciliegioは私たちの持っている在庫はほとんどないので、もし#Ciliegio(桜色)で作りたいという方がいらっしゃれば今のうちに革を買っておきますので、確定出なくて構いませんのでお知らせください。 革が無くなってしまった悔しさは、本当につらいものですから。 また、今日ご紹介している#Giungla(うぐいす餅色)に関しても、もし将来的にこの革で作りたいという方はお取り置きをさせていただきますのでその旨ご連絡ください。 革のお取り置きは、お気軽にご連絡ください。 それから、20周年記念モデルに関しまして、たくさんご注文をいただいておりまして本当にありがとうございます。 残りが少なくなってきた革もございますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック創業20年を記念して、こだわりいっぱいの20周年記念モデルを発売中です。詳しくはこちら。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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KUDU

いよいよ明日から神戸三宮のSUNさんでのイベントです。 お天気大丈夫かなぁと思いながら、いまウェザーニュースLiveを観ていますが、神戸の方はすでにピークを越えつつあり、イベントがスタートする午後にはかなり良いお天気で暑くなりそうです。 それよりもどちらかというと私の移動の問題の方が心配で、静岡県内で線状降水帯が形成されてしまうと新幹線の運行に支障が出てしまうかもといったところです。 とにかく皆様もご安全に。 さて、SUNさんのイベントはとっても久しぶりなので、スペシャルな革を用意しました。 まずひとつ目がこちら。 チャールズFステッドのKUDUの革で、色はオレンジです。 これってかなりレアですよね。 かつて私たちシューリパブリックでもブルーやグリーンを扱ったことはありますが、オレンジは初めてです。 それも、なかなかキレイなオレンジじゃないですか。 よくよく見てみると、革にはまだらな模様があり、これがKUDUの特徴のひとつでもあるのですがのっぺりとしたものとは違い、なかなかイイ感じです。 そして、KUDUのもうひとつの特徴として引っぱると色が変わることも挙げられます。 プルアップのような変化ですが、KUDUの革で靴を作るとほぼ全体的に引っ張られたような感じになって、靴はこの明るい色で仕上がります。 でも、ミンクオイルなどを塗り込んであげるとまた色が変わって、こんなふうに楽しめるのもKUDUの特徴のひとつだと思います。 革はやや柔らかめですが、十分な厚みがあって良い靴が作れそうです。 このほかにもブルーとグリーンを用意していまして、どれもとってもステキな革なのでぜひ実物をご覧ください。 そしてもうひとつがこちら。 デュプイ社のシャトーブリアンのブラウンです。 先日のレザーフェアでも、デュプイやアノネイの革は某ハイブランドからのオーダーに追われていて、10月頃までは日本からの発注は受けてもらえないなんていう話を聞きました。 ということは、今これらの革で靴を作れるとすれば、在庫がある場合のみ!?ということなのでは? 残念ながら、私たちシューリパブリックにももうほとんどありません。 お取り置きのお客様のぶんを除くと、これが最後の1足分です。 革は非常にしっかりとした生地と、セミアニリン仕上げでとってもキレイです。 こうしてシワを入れてみても、大変上品でキレイなシワの入り方です。 革の断面は芯通しをしていない染め方なので、こんな感じです。 昔の革を知っている方ならわかっていただけると思うのですが、昔の革は今の革に比べて目が詰まっていてズッシリと重くてよりしっかりしていました。 このシャトーブリアンはまさに昔の革のような作りで、仕上がった靴は確かに硬めですが履き込んでいくと良い靴に成長していきます。 一生ものもまでは、いかないものの、かなり永いこと相棒として履ける靴を作るのであれば、こんな革がお勧めです。 このシャトーブリアンは、オプション扱いの革ですので+4,400円となります。 この機会にちょっと個性的でステキで足にピッタリの靴を作ってみたいという方、ぜひこの週末に神戸三宮のSUNさんにお越しください。 お越しいただく場合には、おおよそで結構ですのでいらっしゃるお時間をお知らせいただけると嬉しいです。 神戸三宮SUNさんの場所や電話番号などの情報は、こちらをご参照ください。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック創業20年を記念して、こだわりいっぱいの20周年記念モデルを発売中です。詳しくはこちら。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革のご紹介

カテゴリー: Leather:革入荷情報

ELBAMATT AGAVE

余談ですが、あるお客様とメールしていて、その方は革がお好きで眺めているだけで楽しめるとおっしゃっていました。 本当に好きなものを手に入れて楽しむことができるのって、とっても幸せなことですよね。 私は靴も好きですが、そのほかにカメラも自転車もクルマも好きで、カメラや自転車に関してはそのものが好きというよりもそれを使って何かをするのが好きなので、ひとつかふたつ本当に気に入ったものがあれば十分なのですが、 クルマに関してはもちろん乗ってどこかに出かけるという楽しみのほかに、最近はクルマそのもののデザインも気になっていまして、すごく気に入ったデザインのクルマは所有したいと思うわけです。 ただ、そんなにクルマを何台も所有したところで使いきれないですし、それこそクルマがかわいそうなので、白羽の矢が立ったのがミニカーです。 そんなわけで、このクルマに乗ってどこかに行きたいなぁという理由のほかに、最近ではこのクルマがステキだなぁという理由でミニカーを買いたいと思うこともあります。 今私が欲しいミニカーは(実際にあるかどうかわかりませんが)、アルファロメオ2000GTVとか、ルノーメガーヌⅢのRSとか、どちらかというとフランスやイタリアのクルマのデザインが好きです。 そう考えると、自分の好きな靴が作れるのってとっても楽しいですよね。 たとえばフルブローグの靴が欲しいと思った時に、オーダーメイドで足にピッタリのものを作ればモノとして使い勝手が良いですし、さらに好きな色の好きな雰囲気の革で作れば、もう夢がかなうようなものです。 そう考えると、オーダーメイドの靴はとってもステキです。 じつは、今日ご紹介する革はちょっと個性強めのもので、どなたにもお勧めという訳ではないのですが、こういう雰囲気が好きという方にはとってもおススメの革になります。 それがこちら。 この革は、もうご存じの方も多いと思いますがTempesti社のELBAMATTです。 そして、色名がAGAVE(アガベ)といいます。 アガベとは、テキーラの原料になる多肉植物のことで、その色からこの色名として使われているようです。 革の生地に関しては、もう多くを語る必要はないと思いますが、オイルをたくさん含んでいるタンニンなめしの革で、厚みが1.6㎜ほどあるしっかりした革であり、非常に信頼性の高い素晴らしい革です。 そんなELBAMATTの中でも、この色は非常に特別です。 靴と言えば黒やこげ茶という殻を打ち破って、思いっきり自由な発想で作ってみたいと思える代表的な色ではないでしょうか。 敢えてこの革は型押しやシュリンクではなく、プレーンのものをお勧めしています。 プレーンの革で、靴になった時にこの革の雰囲気をそのまま味わっていただきたいのです。 チャッカブーツやギブソンシューズなどのプレーントゥのデザインも格好良いですし、敢えてセミブローグやフルブローグというにぎやかなデザインもステキですね。 これは迷ってしまいそうです。 作りたいデザインが決まった方は、ぜひご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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