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ghillie

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 そして、今日は今週末の出張に備えて買い物やら雑用やらを終わらせてきました。 途中、ユニクロで買いたいものがあったので立ち寄ってついでに店内をウロウロと見ていたところ、まぁそれは私好みで私のサイズのチノパンが訳アリだとかで990円で売られていて、その訳がこれまたたいしたことではなく全く問題ないことだったので、しばらく買おうかよそうか迷っていました。 チノパンなら、作業用のズボンに買っても間違いなく使うだろうし、1,000円で買えるのなら買っておいても悪くないだろうと思う反面、今これがないと困るかと言われるとなくても全く困らないし、もしかしたら近い将来チノパンに全く興味を示さなくなって履かずに終わってしまうかもしれないと考えたりして、心の中では大変な葛藤がありました。 ここで思い出したのが、以前にも書いたことがありますが、以前にFMぐんまでパーソナリティを務めていた櫻井三千代さんの言葉。 「それを買う理由がお金(金額)なら、それは買ってはいけない。それを買わない理由がお金なら、それは買いなさい。」 つまり、価格が安いからという理由で買うのはダメで、欲しいのに高いからそれをあきらめて安い他のものを買うのもダメだという、世の中を悟ったような素晴らしい言葉です。 なので、私はきっぱりと買うのをやめました。 この時の清々しさと言ったら、なんとも言えないものでした。 だいたい、初めから買うつもりはなかったものですし、なくても全く困らないものですから。 と言いつつ、じつは私は食料品を買いに行くとどうしても値引きシールが貼られているものを探してしまう習性がありまして、買う予定のものに値引きシールが貼られていたら迷わずそれを選びます。 一方で、買うつもりがないものに半額シールが貼られていた時、これは買いません。 ですが、私がよく行くスーパーでは、単に20%引きとか100円引きというシールではなく、食品ロスにご協力くださいと書いてある値引きシールが貼ってありまして、これを見るとちょっと考えてしまうんですよね。 もし私が買わなかったら、この商品は廃棄になってしまうのではないか。 そうなら、食べられるものを廃棄するのは気が引けるので何か考えて食べることにしようって。 これ、本当に後ろ髪を引かれる思いです。 ところで、私自身も時々お得なプランを販売する側になることがあります。 最近では「幸運のラストワンプラン」などがそれで、この企画商品はすでにお伝えしている通り革の在庫が1足分になった時にダブルブッキングを避けるためにその革を別枠にするのですが、そんな革がだいぶ増えてきていて何かに使わないともったいないということや、お客様にも宝探し気分で楽しんでいただけると嬉しいと思いまして、このような企画商品を発売しています。 どちらかと言えば、食品ロスにご協力ください的な意味合いが強いかもしれません。 お客様の中には、安く購入して申し訳ないとおっしゃる方もいらっしゃるのですが、私たちからすれば全く逆で、もしかしたら使われずに廃棄されてしまうかもしれない革をしっかりと使って靴にしていただいて本当にありがとうございますという気持ちです。 このほかにもこれまでにいくつかのお得なプランを発売していますが、皆それぞれに考えがあってのことなので、今後もしご興味をお持ちいただけるものがありましたら、ぜひ積極的にご注文いただけると嬉しいです。 ★★★お知らせ★★★ ★次回の長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントは、4月13日(土)と14日(日)の予定です。 ★「最高の靴を作るプラン」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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