Archives

革のご紹介

カテゴリー: Leather:革入荷情報

ELBAMATT AGAVE

余談ですが、あるお客様とメールしていて、その方は革がお好きで眺めているだけで楽しめるとおっしゃっていました。 本当に好きなものを手に入れて楽しむことができるのって、とっても幸せなことですよね。 私は靴も好きですが、そのほかにカメラも自転車もクルマも好きで、カメラや自転車に関してはそのものが好きというよりもそれを使って何かをするのが好きなので、ひとつかふたつ本当に気に入ったものがあれば十分なのですが、 クルマに関してはもちろん乗ってどこかに出かけるという楽しみのほかに、最近はクルマそのもののデザインも気になっていまして、すごく気に入ったデザインのクルマは所有したいと思うわけです。 ただ、そんなにクルマを何台も所有したところで使いきれないですし、それこそクルマがかわいそうなので、白羽の矢が立ったのがミニカーです。 そんなわけで、このクルマに乗ってどこかに行きたいなぁという理由のほかに、最近ではこのクルマがステキだなぁという理由でミニカーを買いたいと思うこともあります。 今私が欲しいミニカーは(実際にあるかどうかわかりませんが)、アルファロメオ2000GTVとか、ルノーメガーヌⅢのRSとか、どちらかというとフランスやイタリアのクルマのデザインが好きです。 そう考えると、自分の好きな靴が作れるのってとっても楽しいですよね。 たとえばフルブローグの靴が欲しいと思った時に、オーダーメイドで足にピッタリのものを作ればモノとして使い勝手が良いですし、さらに好きな色の好きな雰囲気の革で作れば、もう夢がかなうようなものです。 そう考えると、オーダーメイドの靴はとってもステキです。 じつは、今日ご紹介する革はちょっと個性強めのもので、どなたにもお勧めという訳ではないのですが、こういう雰囲気が好きという方にはとってもおススメの革になります。 それがこちら。 この革は、もうご存じの方も多いと思いますがTempesti社のELBAMATTです。 そして、色名がAGAVE(アガベ)といいます。 アガベとは、テキーラの原料になる多肉植物のことで、その色からこの色名として使われているようです。 革の生地に関しては、もう多くを語る必要はないと思いますが、オイルをたくさん含んでいるタンニンなめしの革で、厚みが1.6㎜ほどあるしっかりした革であり、非常に信頼性の高い素晴らしい革です。 そんなELBAMATTの中でも、この色は非常に特別です。 靴と言えば黒やこげ茶という殻を打ち破って、思いっきり自由な発想で作ってみたいと思える代表的な色ではないでしょうか。 敢えてこの革は型押しやシュリンクではなく、プレーンのものをお勧めしています。 プレーンの革で、靴になった時にこの革の雰囲気をそのまま味わっていただきたいのです。 チャッカブーツやギブソンシューズなどのプレーントゥのデザインも格好良いですし、敢えてセミブローグやフルブローグというにぎやかなデザインもステキですね。 これは迷ってしまいそうです。 作りたいデザインが決まった方は、ぜひご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ナチュラルな革

その前にひとつお知らせです。 販売を一時中断しているシューツリーに関しまして、一部のサイズなのですが最後に入荷した在庫がほんの少しだけありまして、もしご購入ご希望の方がいらっしゃればその旨お知らせください。 これまで同様に、お客様の靴に合うサイズに加工して販売いたします。 数量は、小さいサイズからsize 7までのサイズに対応するものが2足分、そしてsize 7 1/2から size 8 1/2に対応するものが1足分です。 これまでに私たちシューリパブリックでオーダーメイド靴をご注文いただいたお客様に限ります(製作にラストが必要なため)。 ご自身のサイズがわからない方は、その旨ご連絡ください。 足の幅により、適応サイズが多少変わります。 価格は、8,800円(税込み)です。 こちらのシューツリーは完売いたしました。 さて、今日も倉庫の中からこんな革が出てきました。 ナチュラルな色の革です。 この革は、いわゆるヌメ革とは異なり、しっかりと表面処理がされているものです。 一般的にヌメ革とは、タンニン鞣しで表面処理がされていないことが多く、経年変化で色が変わっていくという特徴がありますが、この革はクロム鞣しで表面処理がしてありますので、多少の変化はあるもののヌメ革のようにアメ色になっていくということはありません。 そんな特徴を生かして、このような革でナチュラルな雰囲気の靴を作りたいという方にピッタリの革になります。 写真は、実物よりも少々明るく写っていますので、そのあたりをご考慮いただけると嬉しいのですが、パッと見た感じで天然のナチュラルな革というイメージそのものになります。 ですが、表面処理がしてあるために特別汚れやすいということもなく、さほど汚れを気にすることなく靴を履いていただけます。 ちなみに、革の裏側はこんな感じで、とってもキレイな仕上がりで生地の良さが感じられます。 このような革を使った靴はなかなかイメージするのが難しいかもしれませんが、黒やこげ茶などのベーシックな色の靴ではなく、かと言って赤や青や緑と言った発色の良い色でもなく、もっと優しい雰囲気の、それでもって個性も十分な靴を作ってみたいという方にピッタリだと思います。 デザインは、モンキーブーツやフルブローグなどのややカジュアルな雰囲気が強めのデザインであったり、もしくはあえてプレーンのギブソンシューズやチャッカブーツなどを自然な雰囲気で作ってみても良いかもしれませんね。 あなたらしいステキな靴をご提案ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

赤い靴

カテゴリー: Leather:革入荷情報

プルアップヌメオイル

今日でゴールデンウィークが終わりますね。 皆さん、今年のゴールデンウィークは楽しく過ごせましたでしょうか? そして、ゴールデンウィークもお仕事されていた皆さん、お疲れさまでした。 私もほとんど仕事でした。 さて、最近は赤系の革に関して問い合わせをいただくようなことがちょっとずつ増えているようで、せっかくなのでこの機会に私たちシューリパブリックで在庫している赤い革、およびそれに準ずる革をご紹介してみたいと思います。 赤というと結構微妙な色があって、例えば赤茶とか赤紫など、赤というにはちょっと難しいものがありますが、今回はオレンジ色から赤紫色までちょっと範囲を広めにしてご紹介します。 ただし、赤茶はいっぱいありすぎで大変なので今回は除外しました。 まずひとつ目の革がこちら。 エコシュリンクです。 ちょっと個性強めのシュリンクの革で、環境問題に先駆けてアルミニウムなめしで作られたと聞いています。 ちょっと深めの赤もステキですね。 次はこちら。 プルアップヌメオイル。 この革は、表面がツヤのない仕上げになっていますが、ポリッシュするとイイ感じのツヤが出ます。 革は比較的硬いのに、靴になると硬すぎず柔らかすぎず、ちょうど良い適度な硬さで心地よく安心感のある靴に仕上がります。 仕上げをする前はちょっともさっとしているので、この状態からは仕上げ後を全然イメージできませんが。 ちなみに、工房に展示してあるこのダブルモンクストラップはこのプルアップヌメオイルで作りました。 この革は、ジュリオと言います。 やや柔らかめの革で、ざっくりとした雰囲気が特徴です。 スムースですがゆったりとした優しい靴を作るのに最適な革です。 これらはELBAMATTのFienoという色になります。 どちらも同じ色なのですが、向かって左はスムースなのに対し、右の革は型押し加工がなされています。 オイルをたくさん含んでいる革は、型押し加工をすることで色が少し濃くなるという特徴があるため、同じ革でもちょっと色が異なります。 昨日の記事で、MMさんが履いていらっしゃったギリーブーツは、この型押しの革で製作しました。 左の奥の方のヤツです。 この革が靴になるとあんな感じになります。 対して、スムースの方はこんな感じです。 次はこちら。 MAINE(メイン)のPomerolという色になります。 MAINEという革は発色の良さが売りの革で、このPomerolもとっても良い雰囲気です。 MAINEそのものがやや硬めですが、足に負担がかかるほどのものではありませんので、この革もステキな靴になりそうです。 仕上げ前はこの革もツヤがありませんが、仕上げをするととっても深いツヤが出ます。 次は・・・、 ELBAMATTのSienaです。 この革は以前から大変人気の色で、経年変化も含めてとてもステキな雰囲気の靴になります。 ELBAMATTはオイルを多めに含んでいて、革のしなやかさが感じられます。 次はこちら。 こちらもELBAMATTですが、色がPrugnaになります。 先ほどのSienaとこのPrugnaはこうしてPCを通して見るとまぁそこそこ近い色なのですが、実物はちょっと違います。 Prugnaの方がずっと濃いです。 さらに、経年変化でSienaは少しずつ朱色に近づいていくのに対し、Prugnaはあまり変わりません。 そんな違いがあります。 最後に同じくELBAMATTの型押しで、Siena(右)とPrugna(左)です。 型押しなのでこれらも少し色が濃くなっていますが、この2色に関してはスムースに比べて色の変化はほんのちょっとだけです。 Sienaと、 Prugna。 どれも趣があってとってもキレイな革です。 硬さに関しては、ジュリオ以外は適度に硬めといった頃ですね。 あなたのお好みに合う革は見つかりましたか? お気に入りの革でお気に入りの一足をお作りください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

今はネイビー

カテゴリー: Leather:革入荷情報

ネイビー

まったくの余談なのですが、少し前にずっと使っていたスーツケースのハンドルが壊れてしまい、今日新たなものを購入しました。 改めてこれまで使っていたスーツケースの色を振り返ってみると、今の仕事をするようになって国内の出張が多くなったために、まず初めに黄色いスーツケース(35L)を購入しました。 1泊の出張ばかりでしたのでかなりコンパクトなものでした。 その後、ちょうど海外に行く用事があって購入したのがとっても派手なオレンジ色のスーツケースで、その少し後には黄色のスーツケースよりも少し大きいサイズの落ち着いた赤のスーツケース(45L)を買っています。 そして、その赤のスーツケースでも荷物が入りきらなくなって、白いメタリックのスーツケース(55L)を買いました。 ちなみに、最近の出張では荷物の量に応じて赤の45Lと白メタの55Lのものを使い分けていたのですが、赤のスーツケースが壊れてしまい、その代わりにと今回47Lのネイビーのスーツケースを買ったという訳です。 私のスーツケース遍歴はじつはどうでもよいのですが、これまでに選んだスーツケースの色がその頃の時代背景というか景気というか、なんとなく私が見た世の中の印象を反映しているような気がしました。 黄色いスーツケースやオレンジのスーツケースを買った頃は、どちらかと言えば少し景気が良くなりつつあった頃で、世の中の流行もちょっとポップな感じだったような記憶があります。 そして、落ち着いた赤や白いメタリックの頃は、東日本大震災の後でもう少し地に足をつけた生き方をしようと言われんばかりの空気感で、以前に比べてベーシックなものが好まれるような時代だった記憶があります。 そして、8年ぶりに今年購入したスーツケースがネイビー。 新型コロナの影響がまだ残る中で、手放しで喜べないけれど少しずつでも着実に成長していこうという気概が感じられ、落ち着いている中にも殻を打ち破っていきたいという時代を色に例えたようなものだと思います。 例えば、一言で青と表現される色にもじつはたくさんに種類があって、緑がかっている青もあれば黒に近い青もあったり、ちょっと柔らかい青もあれば硬い青もあります。 赤も然り。 その時にいいなって思える色は、その時代の文化的背景にも影響を受けていて、たとえ昔から青が好きでも20年前と10年前と今では好きな青が違っているということもあるかもしれません。 私が選んだネイビーは、まさにそんな感じの色です。 いつか何かの時にご紹介しますね。 さて、そんな色の流行もあるのですが、今私がお勧めしたい革がまさにネイビー。 今、私たちシューリパブリックの工房で展示している靴のひとつにこんなモンキーブーツがあります。 少し明るめのネイビーに生地色のウェルトという組み合わせ。 これからの季節に履くのにぴったりです。 どちらかというと、軽やかで優しい雰囲気のネイビーですね。 それに対して、かなりエッヂの効いているネイビーもあります。 それがこちら。 実物をご覧いただくと、もう少しだけ濃い色合いなのですが、いずれにしてもかなり個性が強いネイビーです。 よくよく見てみると、ちょっとメタリックのような色あいです。 シワの入り方もかなり独特というか、ほとんどシワが目立ちません。 イタリアの革だそうで、私も靴の世界に25年くらいいますがこんな革はこのほかに見たことがありません。 とにかくレアでエッヂが効いていて、それでいて靴用の革としては非常に素晴らしいものです。 この革で作る靴のデザインを考えようと思ったのですが、何を作っても個性が際立ちそうなので、ここはあえてベーシックなギブソンブーツとかチャッカブーツをお勧めしたいと思います。 今のところ、残りはあと2足分です。 ご興味をお持ちいただけて、この革で靴を作ってみたいという方、ぜひその旨ご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

waxy kudu

昨日お知らせしたWAXY KUDUのイエローは、やはりわかってくださる方にはちゃんと響いているようで、早速お取り置きのご連絡をいただきました。 ありがとうございます。 そして、今日はまたチャールズFステッド社のWAXY KUDUのご案内です。 今日の革はこちら。 昨日のイエローはなかなか個性的な色だったのに対し、今日ご紹介するブラウンはやや落ち着いた感じの色になります。 これなら作ってみても良いと思う方も多いのではないかともいます。 ただ、色は落ち着いていますが同じWAXY KUDUですので特徴は昨日のイエローと同じです。 こんな感じで、引っ張られた部分はプルアップの革のように色が薄くなり、 さらに、このWAXY KUDUの特徴ともいえるこのムラ感は健在です。 そんなわけで、この革もつま先やカカト周り、そしてラスティングで引っ張られた部分はグラデーションのような感じで色味が明るくなります。 何かに例えるのであれば、ギターを弾く方ならご存じのサンバーストのような感じ? あちらは端が濃くなっていますので、これとは逆になりますが。 もし、フルブローグのブーツを作るとしたら、つま先やカカト周りの引っぱられる部分は明るい色合いになるのに対し、クォーターやヴァンプのあたりはやや濃いめの色になり、同じ革なのに少しずつ色が変わっていくような仕上がりになって、とってもステキです。 革の厚さや靴になった時の履き心地に関しては、昨日お伝えしたとおりしっかりしているのに優しい包まれ具合で申し分ないはずです。 ちなみに、もし私がこの革で何か靴を作るとしたら、やっぱりフルブローグかセミブローグのブーツが良いかなって思います。 もしくは、グラデーションを生かしてギブソンブーツなども格好良さそうです。 あれもこれも作ってみたいですよね。 ただ、残念なことにこの革はあまり大きくなくて1足分のみとなります。 この革で靴を作りたいという方、お早めにご連絡ください。 こちらの革の受け付けは終了しました。 ★★★お知らせ★★★ ★ご注文を受けつけておりました今期の旅チャッカは、完売となりました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

waxy kudu

昨日に引き続き、入荷した革のご紹介です。 今日は、とっても珍しい革のご紹介させていただきます。 もう、革がとても素晴らしすぎでどう説明したらよいのか頭の中がオーバーフローしそうな感じなのですが、しっかりとお伝えしたいと思います。 まず、この革はチャールズFステッド社のWAXY KUDUという、牛ではなくクードゥーという動物の革になります。 こんな革を見てちょっとびっくりしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと個性が強いのは確かですね。 このWAXY KUDUに関しては、少し前にラストワンプランで使って納品をさせていただいたばかりで、どういうご縁かまたその仲間が入ってきました。 あの時はブルーの革でしたが、今回の革はイエローです。 というのも、新たな革を入荷したいと思い、いつもお世話になっている革屋さんに連絡したところ、 「オモシロイ革があって、デッドストックなんですけど高山さんのところにちょうどいい感じの色なので一度見てみてください。」 と言われ、送っていただいて気に入ってそのまま購入したというものです。 前回入荷したKUDUもやはりこんな感じで一見キズに見える模様が入っていました。 このWAXY KUDUは、いわゆるプルアップの革のように引っ張ると色が薄く(明るく)なるという特徴があり、靴の場合はつま先やカカト周り、そのほかグルリとラスティングの際に引っ張るところはだいたい明るくなります。 逆に言えば、ブーツなどの筒の部分だけ色がそれほど変わらず、そのほかはほぼ明るくなるのでグラデーションが効いた靴のような仕上がりになり、とてもキレイです。 引っぱらないとおうど色のようにも見えますが、靴になった時にはほぼ黄色い靴が出来上がると思っていただいてよいでしょう。 革の厚みは1.6㎜ほどですが、感覚的にはもう少し厚いように感じます。 革自体は柔らかいものの結構しっかりしていまして、靴になった時の印象はしっかりしているのに当たりが柔らかいスウェードに近く、しっかりと足を包み込む感覚で非常に心地よく履いていただけます。 なかなか個性が強い革で完成した靴をイメージするのがちょっと難しそうですが、見た目も含めて思っているよりもずっと履きやすい雰囲気に仕上がりますので、カジュアルでちょっと個性を表現した靴が欲しいという方にはとってもおススメです。 この革は2足分ほどですので、この革で靴を作ってみたいという方はお早めにご連絡ください。 こんな雰囲気の革なので、プレーンのチャッカブーツやギブソンブーツ、モンキーブーツ、もしくはフルブローグなどどんなデザインの靴も格好良く仕上がると思います。 皆様からのご連絡をお待ちしております。 こちらの革の受け付けは終了しました。 ★★★お知らせ★★★ ★ご注文を受けつけておりました今期の旅チャッカは、完売となりました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

margot

久しぶりの革の入荷になります。 今回入荷したのが、こちらの革です。 今回入荷したのは、旧Testi & Montanelli社、現Virgilio Conceria Artigiana社のMargot(マルゴー)という革です。 正直なところ、会社の名前に関しては革を購入する時に確認しなかったため、改めてネットで確認してみたところ2019年に社名が変わっていたようです。 詳しいことはわかりませんが、おそらく私が購入したこちらはTesti & Montanelli社の頃のものではないかと思います。 そんなことはどうでもよいのですが、とっても個性が強い革なのでこれはと思いまして購入しました。 ちなみに、色名はAlloroというそうです。 この革の色に関しましては、写真だと色が変わってしまうこともありますが、今回はだいたいそのままの色が出ているように思います。 例えるなら、うぐいす餅の色です。 少し前に入荷したLondonというスウェードのうぐいす餅の色に非常に似ています。 ただ、こちらはスウェードではなく、大雑把に言ってしまえばスムースで、写真の通りとっても個性的なまだら模様になっています。 とってもオモシロイと思いませんか? 革自体は結構しっかりしていまして、厚さがこれがまた大変なんですが、 2.5㎜ほどあります。 購入する時に多少薄く漉いてもらうことも考えたのですが、この革に関してはこの厚みも味のうちだと思いまして、このままにすることにしました。 こんな個性的な革なので、それじゃどんな靴が良いかと迷ってしまうかもしれませんが、私ならチャッカブーツなどが格好良く仕上がりそうだなぁって思いました。 逆に、これだけ厚い革ですのでモンキーブーツやフルブローグ、セミブローグなど重なるパーツが多いデザインの靴は、硬くなりすぎてしまう恐れがありますのでお勧めできません。 非常に厚い革ですので、仕上がった靴も初めのうちは結構手ごわいかもしれませんが、これが履き込んでいって馴染んでいくとイイ感じに成長していくように思います。 今回入荷したのは2足分なのですが、もしどなたもご注文がないようでしたら、長野市のIVY PRODUCTSさんに持って行ってお財布を作ってもらっても良いかなって思っています。 もしくは、1足靴を作って残りでお財布や名刺入れなどを作るというのもオモシロイかもしれませんね。 ともあれ、この革を使って靴を作りたいという方は、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★ご注文を受けつけておりました今期の旅チャッカは、完売となりました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

Vacchetta800

久しぶりの革の入荷になります。 今回入荷したのは、イタリアのConceria800社のVacchetta 800というシュリンクの革です。 それも・・・、 みどり色。 Vacchetta 800自体は、もうだいぶ前から入荷していて実績もあり、たくさんのお客様にお選びいただいてたくさんの靴を作らせていただいていますが、Vacchetta 800でこのみどり色は初めてになります。 あぁ、あのVacchetta 800なら以前に作ったよという方もいらっしゃるかと思いますが、見た目以上にかっちりとしていて安心感がある革で、履き込んでいくとイイ感じに変化していく革ですよね。 これまでには、黒やネイビー、そしてこげ茶を入荷しました。 そして、今回入荷したみどり色は、写真でご覧いただいておわかりの通り、ELBAMATTの深緑とはだいぶ異なり、とってもラテンなみどり色です。 日本の製品で使う赤とかみどりって、ラテンのそれらとはだいぶ雰囲気が違いますよね。 やっぱりイタリア製というだけあって、みどりがラテンの色です。 こんなみどりの色のフィアットやランチアなんて、とっても格好良さそうです。 革の雰囲気は、これまでのVacchetta 800と同じで、シボが比較的はっきりしているシュリンクです。 ちなみに、裏側はこんな感じ。 このVacchetta 800は、製品になってから厚さを揃えているようなので、裏側は漉いた跡が見られます。 そんなVacchetta 800のみどり色ですが、とっても格好良いと思いませんか? 私一人で大喜びしていますが、実物はとっても格好良くて、本当にラテンの乗りなのです。 最近はだんだんオフィスもカジュアルな服装が一般的になってきていて、そのカジュアルでどのように差別化を図るかがポイントになってきていますよね。 他は普通なんだけど、足元だけはこだわりを持って、みどり色のシュリンクの革の靴を履いているって、なかなかステキです。 私だったら、黒い細めのパンツに、このみどり色のギブソンシューズとか、もしくはチャッカブーツなどを合わせてみたいですね。 ご興味を持っていただけた方は、ぜひ一度工房に実物を見にいらしてください。 今回の入荷は3足分です。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

London

昨年の暮れに、新しいスウェードが入荷した旨をお知らせいたしましたが、その中で新色が発売されたそうでひとつ気になる色がありましたので買ってみました。 それがこちらです。 LondonというスウェードのGiunglaという色になります。 Giunglaとはジャングルという意味らしいのですが、私的にはうぐいす餅のイメージです。 いずれにしても、とってもキレイでおいしそうな色です。 革の質感などは前回ご紹介したものと基本的に同じで、キメの細かい仕上げのスウェードで撥水の処理がしてあるということです。 なかなかこういう色の革って少ないですよね。 まさにうぐいす餅の色です。 そして、革の厚さは1.6㎜、裏側にはレジン加工が施してあり、 そもそもがパリッとした革ですが、さらにしっかりとした仕上がりになっています。 これなら一年を通していつでも履けそうですし、むしろこんな色のカジュアルの靴を持っていたら、ついついこれを履いて出かけたくなってしまいそうです。 お勧めのデザインとしては、私ならギリーシューズとか、3穴のギブソンシューズとか、なるべく軽やかな感じの雰囲気に仕上げたいですね。 今回入荷したのはこの1枚だけですので、この革で靴を作ってみたいという方はお早めにご連絡ください。 お取り置きは3か月までOKです。 皆様からのご連絡をお待ちしております。 じつは、もうすでにおひとりご検討中なので、お早めに。 その際には、「うぐいす色のスウェード」とお申し付けください。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

革

先日、スウェードが入荷した件について、4色のうち2色のご紹介をさせていただきましたが、今日は残りの2色についてお伝えしたいと思います。 まずはこちらから、 色表記は「T.Moro」となっていて、いわゆるこげ茶です。 たしかELBAMATTもT.Moroという表記の色がありましたが、もう少し黒に近かった印象があります。 ともあれ、今回ご紹介するOPERAのLondonにおいてはT.Moroというこげ茶色ですがだいたいこの写真の通りの色で、どちらかと言えば黄色みがかっているこげ茶になります。 革の質感は、先日ご案内した通り毛足は短めで革の質感はしっかりとしています。 なかなかキレイな革ですね。 この色も他の色同様に裏側にレジン加工が施してあります。 そして4色目は、「Dark Blue」です。 この辺りの色をネイビーと表記するケースもありますが、この革に関してはまさに「Dark Blue」がピッタリです。 というのも、写真からも伝わるかもしれませんがとってもキレイなブルーで、ロイヤルブルーという色が少し濃くなった感じの色なのです。 これは本当にキレイですよ。 皆さんよくご覧になっていて、この革が今回の中で一番人気です。 もう2足分のご予約が入っていて、残りが1足分になります。 ただ、今回逃してもまた入荷することは可能ですので、ここであわてる必要はありません。 この色もやはり裏側はレジン加工が施してあります。 今回入荷しました4色のスウェードですが、いかがでしょうか? どれも個性があってとってもキレイですね。 この革で靴を作ってみたいという方、ぜひご連絡ください。 お待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

<<    |   >>

↑トップへ