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革

先日、スウェードが入荷した件について、4色のうち2色のご紹介をさせていただきましたが、今日は残りの2色についてお伝えしたいと思います。 まずはこちらから、 色表記は「T.Moro」となっていて、いわゆるこげ茶です。 たしかELBAMATTもT.Moroという表記の色がありましたが、もう少し黒に近かった印象があります。 ともあれ、今回ご紹介するOPERAのLondonにおいてはT.Moroというこげ茶色ですがだいたいこの写真の通りの色で、どちらかと言えば黄色みがかっているこげ茶になります。 革の質感は、先日ご案内した通り毛足は短めで革の質感はしっかりとしています。 なかなかキレイな革ですね。 この色も他の色同様に裏側にレジン加工が施してあります。 そして4色目は、「Dark Blue」です。 この辺りの色をネイビーと表記するケースもありますが、この革に関してはまさに「Dark Blue」がピッタリです。 というのも、写真からも伝わるかもしれませんがとってもキレイなブルーで、ロイヤルブルーという色が少し濃くなった感じの色なのです。 これは本当にキレイですよ。 皆さんよくご覧になっていて、この革が今回の中で一番人気です。 もう2足分のご予約が入っていて、残りが1足分になります。 ただ、今回逃してもまた入荷することは可能ですので、ここであわてる必要はありません。 この色もやはり裏側はレジン加工が施してあります。 今回入荷しました4色のスウェードですが、いかがでしょうか? どれも個性があってとってもキレイですね。 この革で靴を作ってみたいという方、ぜひご連絡ください。 お待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

先日ご紹介した、あのレザーフェアで見つけたスウェードが、今日到着しました。 OPERAというイタリアのタンナーさんのLondonという商品です。 この革を扱っている革屋さんは、今回初めて購入させていただく会社なのですが、非常に丁寧でかつ親切に対応してくださり、とっても安心できました。 今日は、今回購入した4色のうちの2色をご紹介させていただきます。 まずは、こちらから。 Ciliegioという表記の色で、日本語で言うと「桜」だそうです。 印象としては、桜よりも少し濃い感じで桜餅とか桜餡の方が近いかもしれません。 実際にこうして1枚の革を広げてみると、カットサンプルを見た時のイメージとはけっこう異なるもので、やっぱりキレイです。 表面の仕上がりは、スウェードとしては毛足がやや短く、それゆえにやや硬い印象を受けました。 以前に使っていたスコッチスウェードと比べると、こちらの方が毛足が短いです。 革の硬さに関しては、こちらの方がコシがある感じという表現が正しいと思います。 スコッチスウェードは、革そのものの厚みがあってフワフワという印象でしたが、こちらはもう少し薄くてシャキッとした感じですね。 と言っても、1.6㎜あるので決して薄いわけではないです。 写真だと、革の色や質感、雰囲気が正しく伝わらないかもしれませんが、なかなか良いスウェードですよ。 スウェードなので、シワの感じはちょっとわかりませんね。 革の裏側はレジン加工が施されており、謳い文句としてはライニングなしでもということでしたが、私としては革がシャキッとしていることにメリットを感じます。 そしてもうひとつの色がこちら。 「Curry」という色。 だいぶカラシ色に近い感じで写っていますが、実物はカラシ色と鶯色の中間よりややカラシ色に近い感じです。 とってもキレイな色ですよ。 先日お越しいただいたお客様のIさんも、この革を気に入ってくださいました。 この革なら、カジュアルな雰囲気の靴を作るのにちょうど良いと思います。 ブリティッシュの靴はどうしてもカチッとした雰囲気に仕上がりますが、こんな革を使って作るとカジュアルな服にも合わせやすいですよね。 こちらも裏側にレジンの加工が施してあります。 そして、この革の特徴のひとつですが表面に撥水加工が施してあり、雨の日でも汚れにくい靴になります。 今回は、お試しで仕入れたので各3足ずつになりますが、もうすでにご注文やお取り置きのご依頼をいただいているものもございますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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スウェード

先日のレザーフェアで見つけたスウェードの革ですが、6色の中からどれを仕入れるか考えていまして、今日お越しいただいたお客様のIさんと一緒に検討した結果、次の4色に決まりました。 ベージュと鶯色の中間色の「Curry」、桜をイメージした「Ciliegio」、こげ茶色の「T.Moro」、そしてネイビーと黒の中間色に見える「Dark Blue」です。 その中で、「Curry」と「Dark Blue」は私もIさんも迷うことなく即決。 「Curry」は、カジュアルな靴を作ろうと思った時に非常に使い勝手が良さそうなことや、一年を通して履きたくなる靴になりそうというのが理由で、 「Dark Blue」は、ぱっと見が黒にも見えそうな感じの色ですが、黒のようで黒じゃない、そのあたりがオモシロイということで決めました。 そして、「T.Moro」ですがこれはモニターを通してみるとちょっと濃く見えてしまいますが実際にはもう少し明るい色で、温かみがあってステキな色という理由で、 「Ciliegio」に関しましては、これは私の個人的な希望だったのですが、先日もお伝えした通り日本人なら桜を使ってみたいと思いまして、決めさせていただきました。 どれも個性があってとってもキレイな色です。 まだ入荷の予定は決まっていませんが、早ければ年内に入ってくると思います。 今回は各1枚ずつの入荷なのでだいたい3足分ずつですが、この革で靴を作ってみたいという方はお早めにご連絡ください。 じつは、もうご予約をいただいていまして、残り少ないものもあります。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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アリゾナ

以前にご案内したことがある革ですが、最近改めて人気が出てきているので補足としてお伝えしたいと思います。 トスカーナにあるコンツェリア・ラ・ブレターニャ社で作られているシュリンクの革で、商品名がアリゾナといいます。 シュリンクの革を作るには、元の革を膨らませてシボを形成するので、革自体はやや厚く仕上がります。 そんなわけで、この革も暑さが約2㎜ほど。 ですが、比較的しなやかな仕上がりで靴になった時でも硬い感じはありません。 かと言ってクタクタというわけでもなく、ちょうどよい具合の硬さです。 それよりも何よりも、この革はとっても素直なシボが魅力で、癖が強すぎず弱すぎず、上品なカジュアルの靴を作るのにちょうどよいでしょう。 シワの入り方もかなり素直です。 こんな革がありそうででも実はなかなかなくて、イイ雰囲気の革だなぁって思って入荷しました。 先日は、色違いのブラウンをご紹介しましたが、この紫色も実物はもう少し落ち着いた感じで、普通にお仕事でも履いていただけそうな感じです。 たとえば、この革を使ってこんな感じの3穴ギブソンシューズなんて作ってみても、つま先の丸いラストを使えばイイ感じにカジュアル感が出ます。 昨今ではお仕事の時にもスーツではなくもう少しカジュアルな雰囲気の服を着るという方も多いので、でもスニーカーではカジュアルすぎるという時には、これくらいの適度に上品なカジュアルの靴があれば守備範囲が広くて重宝します。 革が適度に厚くて懐の深い雰囲気に仕上がりますので、大人の靴として履き倒していただけると思います。 このアリゾナは、現在この紫色と先日ご紹介したブラウン、そして生地の関係でシボ感がかなり違うのですがもう少し小さなシボの黒が入荷しています。 黒はこれらに比べるとかなり控えめなシボで、全く違う革なのではないかと思えるほどですが、逆にその雰囲気が独特でとってもステキです。 プレーンのデザインでも良いですし、思いっきりにぎやかにしてフルブローグなどでも格好良く仕上がりそうです。 ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひ一度実物をご覧になってみてください。 そして、いよいよ明日から長野市のIVY PRODUCTSにてイベント開催です。 12月3日(土)と4日(日)、両日とも11時から19時までです。 IVY PRODUCTSさんでは、オリジナルの財布や名刺入れ、そのほかカバンやベルトなど、ステキなデザインの革小物を取り扱っています。 長野駅からも善光寺からも歩ける距離ですので、ぜひお越しください。 また、明日、明後日の両日ともお客様の足を計測して、足のサイズや特徴をお伝えし、より快適に靴を履いていただけるようなお手伝いをいたします。 ご希望の方がいらっしゃれば、オーダーメイド靴のご注文を承ることもできますし、サンプルの靴を持参しますのでそれらの靴をじっくりとご覧いただくこともできます。 靴の勉強をされている方も大歓迎です。 ぜひ、この機会にお越しください。 皆様のお越しをお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付をしている「幸運のラストワンプラン」はこちらです。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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茶色のお勧めの革

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アリゾナ

余談ですが、皆さんはバナナ最中ってご存知ですか? こちらは、ABS秋田放送の番組「ぼなぺてぃ。」でも紹介された煉屋バナナというお菓子で、一言で言ってしまえばバナナ最中です。 秋田県大館市にある煉屋さんで売られている地元の銘菓なのですが、似たようなものが青森県の弘前市周辺にもあって、 こちらがその中のひとつで、いなみやさんのバナナ最中です。 私が食べたのはこの2種類だけなのですが、違いといえばいなみやさんのバナナ最中の方がやや硬い感じで、でも味はほぼ同じといってよいでしょう。 このバナナ最中の中にはバナナ餡が入っていますが、実際にバナナが入っているわけではなく香料にバナナエッセンスを含んでいるだけだそうです。 ですが、これがなかなかおいしくて絶対に一度は食べてみる価値ありと断言します。 でも、なぜこの秋田や青森など東北の地でバナナ最中が銘菓として存在しているのかということなのですが、何やら聞くところによると、昭和初期の頃に当時は高価だったバナナを多くの人たちに楽しんでもらいたいということからできたらしく、 今となってはバナナよりもずっと高価な最中ですが、これはこれで存在意義のあるものだと思います。 ちなみに、菅前首相もこの煉屋バナナを食べていましたね。 写真が飾ってありました。 そんなこんなで家族でこのバナナ最中を食べていたところ、私が住んでいる加須市には「ゆず最中」という銘菓がありまして、それなら日本中にはどんな果物の最中があるのだろうということになり、調べていった結果、あるわあるわたくさんの果物の最中が存在しました。 私たちが定義する果物の最中は、果物のエキスや香料などを使った餡が入っているという前提で、いちご大福のように果物が丸ごと入っているのはNGとしてみました。 日本国内にはたくさんの果物の最中が存在していて、パイナップル、スイカ、メロン、みかん、イチジク、リンゴ、アンズなどなど、おそらくまだ発見できていない果物の最中が存在していると思われますが、ちょっと探しただけでこんなにたくさんありました。 なので、今度旅行に行くときにはこれらを食べることをひとつのテーマとして行ってみようということになり、新たな楽しみができました。 富山に梨の最中があるそうですが、これはどんな感じのものなのかネットで調べた限りではよくわからず、一度行って食べてこないといけないなって思っているところです。 さて、今日はこんな革をご紹介したいと思います。 イタリアのシュリンクの革で、アリゾナといいます。 過去に1度ご紹介したことがあると思いますが、最近またご注文があってこの革を使って靴を製作したところ、やっぱりこれは素晴らしいと思いまして改めてご紹介させていただきます。 この革はやや多めにオイルを含んでいるシュリンクの革で、かなりざっくりとした雰囲気の仕上がりになっています。 なので、この革を使ってプレーンの靴を作った場合でも決して寂しい感じになることなく、なかなか良い雰囲気に仕上がりそうです。 チャッカブーツでもOKですし、ギブソンシューズやギブソンブーツなどでも格好良く仕上がりそうです。 また、生地は比較的厚めでしっかりしていますがイイ感じにオイルを含んでいてしなやかなので、履き込んでいくうちにどんどん足に馴染んできそうな感じです。遭えてこれくらいのシボなので、敢えてにぎやかなフルブローグやセミブローグなどを作ってみるのも格好良さそうですし、さらにはギリーでフルブローグという、ごちゃごちゃの極致を狙ってみるのも良いかもしれません。 革の裏側はこんな感じです。 あまり端っこの方は使えませんが、普通に使う部分はしっかりとしていて良い革です。 シュリンクの革は、型押しの革と違って場所によってシボの大きさが変わってきます。 これも天然の革ならではのことなのです。 最近は茶系でもあまり濃い色よりもこれくらいの色が人気のようで、お仕事でもカジュアルな服装が多くなったことも関係しているのかもしれませんね、 お仕事でもオフでもどちらでも使えますので、ある意味使い勝手の良い色だと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革が入荷しました

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革

以前はベーシックな黒やダークブラウンの革のご要望がとっても高かったのですが、ここ数年はお仕事のときの服装が以前に比べてカジュアルな感じになったことや、靴の色もにもだいぶ個性を求められるようになりまして、黒やダークブラウン以外の色の革の比率がかなり高くなってきています。 そんな中で、最近とっても人気なのがグリーン色の革です。 私達シューリパブリックでも前には型押しの革を中心に入荷していましたが、今回はスムースのグリーンの革を仕入れてみました。 一度入荷したことがあるELBAMATTのVERDE(濃いグリーン)です。 前回入荷したときには結構早く完売してしまいまして、久しぶりの入荷になります。 ELBAMATTはイタリアのTempesti社の製品で、オイルをやや多めに含んでいることやヌメ革ベースであることが特徴の、とっても雰囲気のある素敵な革です。 Tempesti社の製品は、使い込んでいくとどんどん味が出てくるという特徴もあり、靴以外でも革小物やカバンなどにもよく使われています。 ヌメ革ではありますが、オイルを多めに含んでいるということもあって、シワの入り方はとっても素直でキレイです。 生地そのものがそれほど大きなものではなく若い牛のものなので、キレイなキメの細かいシワが入るのです。 革の厚さは1.6ミリほど。 男性用の靴を作るのに十分な厚さで、生地そのものも大変しっかりしています。 この革なら、プレーンのギブソンブーツでも格好良いですし、プレーンのチャッカブーツでも格好良いですし、もっと賑やかなものであればフルブローグなども格好良く仕上がりそうです。 ぜひこの革を使って靴を作ってみたいという方、ぜひご連絡ください。 皆様からのご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革を発掘しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

革

今日も倉庫の中からすっかり忘れていた革を発掘しました。 こんな革です。 ライトブラウンのキップで、トリフキップといいます。 表面の仕上げは写真で見るとツヤがるように見えますが、どちらかと言えば素上げに近い仕上げのものです。 国産の革なので、安心感があるというか品質が安定しているというか、海外生産の革に比べると一定の品質をしっかりと保っています。 言い方を変えれば外国製の革は面白さがあるぶん、クオリティが安定しないこともけっこうあるので、細かいところが気になるという方はこのような国産の革の方が安心です。 なかなか素直な生地で、シワの入り方もきめが細かく、なかなか上品な雰囲気の革と言えます。 シワの入り方は、靴が将来どんなふうにシワが入って、そんな感じで経年変化していくのかを推測するのに必要な情報です。 あまりキレイではないシワが入る革は、革そのものの繊維があまり良くないということを表していて、そのような革はシワになる部分に将来的に亀裂が入る可能性が高いと言えます。 反対に、キメの細かいキレイなシワが入る革は、繊維が整っているということなので、シワが入っても亀裂が入りにくいという可能性が高いわけです。 ただ、それ以前に革の場合はメンテナンスで大きく状況が変わります。 そんなに良い素材であっても、クリームの塗りすぎであったり、もしくはメンテナンス不足で乾燥してしまうようでは、亀裂が入ってしまう可能性が高くなります。 革の厚さは1.4㎜ほど。 革の硬さは、男性用の革靴を作る場合には十分なしっかり感があり、だからと言って硬すぎるわけでもなく、女性用の靴を作る場合でも問題なさそうな革です。 そう考えると、この革はなかなか万能なのかもしれません。 革の裏側はこんな感じで、キメがそろっていてとってもキレイです。 この革を使って靴を作る時にお勧めなのは、フルブローグのシューズやブーツ、そしてセミブローグ、あとはプレーンのチャッカブーツ、そのほかではちょっとシュッとした感じでノーズを長めにした3穴のギブソンシューズなども格好良さそうです。 結構なんでも行けちゃいそうですね。 この革で靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 ご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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スコッチスウェード

少し前に、私たちシューリパブリックで在庫しているスウェードがなくなりつつあり、今後の入荷の予定がないということをお伝えしましたところ、 それじゃあるうちに作っておこうというお客様がたくさんいらっしゃいまして、現時点でスウェードはこげ茶とキャメルが完売し、残すところあと黒が2足分となりました。 このスコッチスウェードの黒もとってもキレイで、格好良い靴ができそうな感じです。 このスコッチスウェードは、スウェードなのに厚さが2㎜というとてつもない厚さで、でもこれはベロア(成牛)ではなくキップ(仔牛より少し大きい牛)の革で作ったものなので、毛足はきれいだし生地はしっかりしているし、それでいて靴になった時には優しい履き心地で、申し分のない素材なのです。 みなさん一度この革で作るとその良さが分かってしまい、もう1足という方がとっても多いのです。 私も自分用に確保しておきたかったのですが、お客様優先なのでそれはそれで良しとしました。 たくさんあったころは、こんな日が来るなんて思ってもいませんでしたが、あれだけたくさん買い付けてきたのにこれで終わってしまうなんてとっても残念です。 黒のスウェードは、どんな靴を作ろうかと迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、結構上品な仕上がりになりますので、プレーンのギブソンブーツやギブソンシューズ、もしくはチャッカブーツなどが格好良いのではないかと思います。 無くなる前に作っておこうという方は、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

EABAMATT

本当に久しぶりの革の入荷になります。 今回入荷したのは、皆さんご存知Tempesti社のELBAMATTの型押しバージョンです。 さっそくご覧ください。 今回は2色入荷しまして、まずひとつ目がこちら。 今回はこちらが指定した型で型押しをしていただきました。 なかなか良い雰囲気の仕上がりです。 こちらの色は、prgna(プルーニャ)という色で、濃い目のワイン色になります。 デジカメだと色が若干明るく写っているかもしれませんが、なかなか深みのある色です。 以前にこの色のスムースのバージョンは入荷したことがありますが、型押しは初めてになります。 このELBAMATTという革は、そもそもが結構多めにオイルを含んだ仕様になっていまして、型を押すことで若干明るくなったり暗くなったりすることがあるので、私も正直なところどんな感じに仕上がってくるのかが分からないこともあるのですが、 いずれにしてもこのあと靴を製作して仕上げをするとだいたい落ち着いた雰囲気になります。 この色は、最終的な仕上げをするともう一段暗い色合いになると思われます。 シボのガラの型押しは、なんとなく落ち着いた印象がありつつ、それでいてスムースではちょっと殺風景になってしまったり物足りなくなってしまうところを、イイ感じに華やかに仕上げてくれます。 なので、この革で例えばフルブローグのブーツを作るととっても華やかに仕上がって格好良さそうです。 以前にもお伝えしましたが、ELBAMATTはもともとの設定が2.2㎜ほどの厚さになっていまして、今回は1.6㎜に漉いていただいていますが、元が十分な厚さがある革なので裏側はとってもキレイになっています。 そして、もうひとつがこちら。 sienaという、prgnaに比べるとやや赤みが強い色になります。 sienaは以前に入荷したことがありまして、一度完売してしまいましたので再入荷になります。 sienaも大変人気のある色で、この革でシンプルにチャッカブーツを作られたお客様が多かったと記憶しています。 このsienaは、たとえばモンキーブーツやチャッカブーツ、ギブソンブーツなどをカジュアル感やや増しで作りたいときに最適です。 実際はもう少し落ち着いた色なのですが、上品な雰囲気に仕上がりますので、幅広く活用できる靴になりそうです。 今回はどちらも2枚ずつの入荷です。 実物をご覧になりたいという方、工房にいらしたときに一声おかけください。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付をしている幸運のラストワンプランは、こちらです。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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スウェード

もう以前からお伝えしていることなのですが、伝えたい方にはなかなか伝わらないもので、お越しいただいたお客様にスウェードがもう在庫もちょっとしかないし、次の入荷の予定はないということをお伝えすると、皆さんびっくりされます。 中には、もうそのままご注文される方もいらっしゃって、本当にスウェードの靴を作ろうと考えていらっしゃる方はお急ぎください。 今日ご紹介するのは、こちらのスウェードです。 スコッチスウェードのこげ茶色。 元々こげ茶色は2種類ありまして、今残っているのはこちらの色のみになります。 どちらかというと、赤みがかったこげ茶ですね。 色番は、#539です。 スコッチスウェードの特徴は、厚みがあって靴がしっかりするのに履いた時には優しい履き心地になること、けっこう永いこと履き込んでも表面がボソボソになりにくくキレイな状態を保てること、そして靴がとっても良い雰囲気に仕上がることです。 こうして断面を見てみると、革は結構厚くて2㎜ほどあります。 もっと薄いスウェードや、厚みがあっても表面の仕上げがボソボソとしたものならまだ入手できるのかもしれませんが、こんなにキレイでこんなにしっかりしているものはもう入手できないと言われてしまいました。 そして、スウェードなのに裏側もキレイなんです。 このスコッチスウェードこげ茶色(#539番色)は、あと3足分で終了になります。 年内を目安にお取り置きを承りますので、今革を使って靴を作りたいという方はお早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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