ムラサキ

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先日は雪が降り、そして今日も結構寒く、明日はさらに寒いというような予報が出ていますが、向こう1カ月の予報では関東は高温傾向の可能性がやや高めとなっているようです。

少しずつ春に近づいているのでしょうかねぇ?

こんなに寒いのに、真冬のコートはこれじゃない感があり、ついつい春物の服に手を伸ばしてしまいます。

靴はそれほど季節の色や素材があるわけではないのですが、やっぱり春から夏にかけては多少明るい感じの色を選びたいと思います。

ただ、明るい色と言っても服に合わせることも考え、足元はある程度締まった方が落ち着くと考えると、あまり明るすぎるのも使いづらそうです。

そこで、お勧めなのがムラサキ色の革。

ムラサキ

こちらは、Tempesti社のELBAMATTで、色名が#violaです。

私たちが思う最も紫色らしいムラサキです。

ELBAMATTはこれまでにも何度もご紹介していますが、もしかしたらこの#violaをご紹介するのはとっても久しぶりなのではないかと思います。

ムラサキ

もうELBAMATTについて詳しくお伝えする必要はないかもしれませんが、簡単に言ってしまえばTempesti社を代表する革のひとつで、オイルを多めに含み、大変上質な生地を使った革で、カジュアルテイストが強そうに見えますが仕上げによってはビジネス仕様でも使えそうな質感の革だと言えます。

ムラサキ

こちらのムラサキの革は1.6㎜に仕上げていただいてあり、厚すぎないので折れジワも比較的キレイに入ります。

ムラサキの靴というとなかなかイメージが難しいかもしれませんが、逆にどんなデザインでも相性が良く、黒い靴の代わりをそのまま任せられると言っても過言ではないと思います。

そしてもうひとつがこちら。

ムラサキ

Tempesti社と同じくイタリアのトスカーナ地方で作られる革で、アナリザと言います(タンナーさんの名前を聞き忘れました)。

こちらは写真の通りシュリンクの革で、色味はELBAMATTの紫色に比べると多少青みががった紫色になります。

ムラサキ

シュリンクの革はスムースの革に比べるとカジュアル感が強くなりますが、靴の仕様や雰囲気の出し方次第では落ち着いた服装に合わせることもできます。

こちらの革も比較的オイルが多めで、持つとけっこうズッシリときますが、そのぶん革自体がしっかりしていて足を包み込む安心感は十分すぎるほどです。

ムラサキ

このアナリザも生地はなかなか良いようで、裏側はこんな感じでとってもキレイです。

シュリンクの革はプレーントゥのデザインでも淋しくなってしまうようなこともなく、格好良くまとまりそうです。

となると、この革で作るのはチャッカブーツでしょうか?

いやいやフルブローグのブーツも格好良さそうです。

ムラサキの靴は、それだけで華やかさが増しますので、1足あるととても重宝しそうです。

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