雨のあと

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先日に続き、昨晩もこのあたりは雪が降りました。

夜中の4時ころに目が覚めて、その時には屋根からバサッと雪が落ちる音がしていたので、けっこう積もったのかもしれません。

でも、朝起きてみたらもうほとんど雪は解け、普通に雨が降っていました。

雨でも雪でもどうしても革靴を履いて出かけなくてはいけないときや、雨が降らないという予報だったのに予定外に途中で雨に降られてしまうことってありますよね。

みなさん革靴が濡れてしまったら結構心配になるかと思いますが、適切な処置をすればさほど大きな問題にはなりません。

私がやっているのは本当に最低限の対処法ですが、とりあえずこれくらいやっておけば大丈夫ということで知っておいていただけると良いと思います。

まず、途中で革靴が濡れてしまった時には、会社に着いた時、もしくは家に着いた時にしっかりと水分を拭き取ってください。

マイクロファイバーでも、キッチンペーパーでも構いませんので、水分をしっかりと拭き取ることが大切です。

おそらくその時点ではまだ革が湿気を帯びているかと思いますが、ドライヤーをあてたりするなど熱で強制的に乾かすことはNGです。

それよりも、アッパーとウェルトの間の部分に湿気が残っていることが多いので、そのあたりの水分をしっかりと拭きとる、もしくは吹き飛ばすことが大切です。

隙間

工房にはコンプレッサーがあるので、コンプレッサーを使って隙間の水分をサッと吹き飛ばすのですが、そんなモノ普通にご家庭にあるわけではありませんので、代用品としてカメラ用のエアブロアーの大きめのヤツが使えそうです。

プシューッとやって、隙間の水分を吹き飛ばしたり、さらには普段のメンテナンスの際にもホコリを吹き飛ばすときに使えます。

PCのキーボードの掃除や、クルマのちょっとしたところの掃除にも使えるので、いくつかあると便利ですね。

ただ、コンプレッサーにしてもエアブロアーにしても、正しく使わないと逆に隙間の水分を奥の方に押し込んでしまうようなことになりますので、あくまでの吹き飛ばすように上手に使ってください。

革は思っているほど水に弱いわけではありませんが、濡れた後にはちゃんと乾燥してからデリケートクリームなどでしっかりと栄養補給をしてメンテナンスをしてあげてください。

お知らせ

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

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