余談ですが、今日の夕方の仕事終わりにウチの娘の付き合いで近くのドンキに行きまして、娘の買い物を待っている間にいろいろ見ていてついつい気になるものを見つけて、買ってしまいました。
そのひとつがこちら。
マッチボックスというミニカーで、このクルマはW123のワゴンです。
つまり、古いメルセデス。
特別このモデルが好きなわけではないのですが、なんとなくこういう古いステーションワゴンが好きで、でも実際の所有することは難しいためこんなミニカーを見つけるとつい買ってしまいます。
そしてもうひとつがこちら。
ひとつ前のカングーのロングですね。
これはLOCKSMITHのバージョンですが、このカングーも然りで私にしたらステーションワゴンの仲間です。
こんなクルマにたくさん荷物を積んで旅に出るのが大好きで、でもそう頻繁に行くこともできないので、ミニカーを見ながら思いを馳せています。
YouTubeでは、ハイエースやジムニー、軽バンなどで旅をしている方々がいらっしゃって、私も彼らの動画を見ながら自分も旅をしている気分になって楽しんでいます。
実際、私もここ数年夏休みにはけっこうな距離を走る旅行をしていますが、長距離を走るにはどんなクルマが良いのだろうって考えることもあります。
私は最近ではだいぶ少なくなってきたステーションワゴンに乗っていますが、車高はセダンと変わらずなので横風を受けることもなく、車重もさほど重いわけでもないので運動性能もそこそこ、燃費は良くはないけれど高速道路を走っていればまぁまぁ合格点と言ったところなので、荷物もたくさん積めるしなかなか良いなぁって思っています。
さて、タイトルのタックホールですが、じつは私自身この言葉を知ったのはほんの数日前で、こういう言葉があること自体知りませんでした。
そのタックホールというのがこちら。
このカカトのところに空いている小さな穴のことです。
この穴は何のためにあるのかご存知ですか?
かつて聞いた話だと、プライスタグをつけるためだと思っている方もいるとかいないとか。
シューズだと、ちょうどプライスタグをつけるのにちょうど良いですよね。
でも違います。
正解は・・・、
ラスティングの際にアッパーがズレてこないように、クギを打ってアッパーを固定するためのクギの跡です。
ちなみに、この写真は今製作中の靴にわかりやすくクギを打ったもので、実際にはこの工程ではすでにもう釘は抜いています。
スニーカーではこういう釘の穴はありませんが、一般的な革靴であればだいたいクギ穴が空いていることが多いと思います。
私が靴の学校に入って靴作りを学び始めたころに、こんな感じでクギを打つということを教わったのですが、その頃はアッパーにキズをつけてしまうことに躊躇ったものでした。
実際、パンプスなどではこのような穴を開けないで他のやり方でアッパーを固定することもあります。
ですが、きっちりと正確にラスティングをするのであれば、このやり方が最も合理的であるのは間違いなく、経験を積んで思うのはこれで良いのだということ。
ちなみに、通常ではクギは1本ですがアッパーが厚くて硬い革の場合は2本打つこともあります。
釘はデザインに合わせて表から目立たないように打ちますが、靴の内側を見てみるとクギの跡を見つけることができるはずです。
この穴は、アッパーのキズではなく、作り手がしっかりと手間をかけて丁寧に作った証なのです。
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