今日、ラジオを聴いていたら、何かの話の流れで「それは生きているうちにやっておきたい」という話がありました。
具体的な内容は忘れてしまいましたが、そんなふうに聞くといかにも心から切望しているような印象を受けます。
でもよくよく考えてみると、それはひねくれた考え方かもしれませんが、「一度経験すればもう十分」と取れなくもないなぁって思いました。
たとえば、とってもおいしい本場のインドカレーを生きているうちにインドに行って食べてみたいというのは、一度食べればもう満足というようにとれなくもありません。
いやいや、美味しいものだったら何度でも食べたいはずです。
むしろ、美味しいものなら若いうちに知って、何度も食べて満足したいもの。
屁理屈といえば屁理屈ですが、生きているうちにという表現は改めないといけないと思いました。
そうなると、ちゃんと作られていて足に正しくフィットする靴は、生きているうちに一度試すのではなく、むしろ若いうちから知っておいた方が絶対に良いものだということになります。
年をとってあまり歩くこともなくなってから履いたのでは、靴を十分に履きこなすことはできません。
それよりも、日々営業でたくさん歩いている方や、一日中靴を履きっぱなしの環境にある方に履いていただきたいのです。
生きているうちにどれだけ経験をするかが人生を充実させるひとつの目安になります。
さらに、快適な靴はそれ自体がゴールではなく、そこからたくさんの経験が始まります。
そんなことを、今日は靴屋として皆様にお伝えしたいと思いました。
私が生きているうちにやっておきたいことは、もう一度フィッシュアンドチップスとイングリッシュフレックファストを食べることでしょうか。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
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打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
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