明後日からの催事のために、前日入りで明日から新潟へ行きます。 今回販売するのはグッドイヤーウェルテッドの靴ですが、これまでの既製品のグッドイヤーウェルテッドではなく、初めての挑戦となるセミオーダーのグッドイヤーウェルテッドです。 セミオーダーというのがいまいちわかりにくいのですが、 靴のサイズを選ぶときに、足長はもちろん選ぶことができて、そのほかに足囲(Eとか2Eとかです)も選ぶことができます。 デザインも、制約はあるもののそこそこ選ぶことができます。 そんな話を4月28日のブログで書いていますので、良かったらご覧になってみてください。 そして、グッドイヤーウェルテッドの靴ですが、立ち位置としてはハンドソーンウェルテッドに比べると製作にかかる手間もだいぶ少なくなりますし、機械を使って作ることが前提となりますので、やや下のほうに見られることも多いかと思います。 実際に履いていただいた時に、ハンドソーンウェルテッドのほうが足に優しく馴染む感覚を感じることができますから、それは間違いではありません。 ですが、グッドイヤーウェルテッドがハンドソーンよりもダメな製法かというと決してそんなことはなく、むしろ特徴をしっかりと理解して履くのであればとても素晴らしい製法です。 たとえば、グッドイヤーウェルテッドの靴は、履き初めこそ硬くて馴染むまでちょっと大変ですが、なじんでしまえばかなり履きやすい靴になります。 いわゆるイギリスの有名ブランドの靴たちも、ほとんどがグッドイヤーウェルテッドですし。 問題は、馴染むまでしっかりと履き込めるかということと、そもそも足に合っているかということなのです。 グッドイヤーウェルテッドは、大量生産を目的として作られる製法ですから、靴そのもののつくりは決して悪くありませんが、みんなそれぞれである足に合うかどうかというところでひとつハードルが存在するのです。 そんなことから、今回の催事で作る靴は、どうせなら面白い靴を作ってみようということでスタートしまして、 もう1歩踏み込んで、ラストの調整はできませんが足長と足囲の選択までできるようにして、グッドイヤーウェルテッドの靴をなるべくたくさんの方の足に合うように作ることにしました。 グッドイヤーウェルテッドの良いところもイマイチのところもご理解いただいた上で、もしご興味がありましたらぜひ新潟伊勢丹の上のほうの階でやっている催事にいらしてください。 催事ですから、荷物が多いです。 こういう荷物をキャリーカートでコロコロしながら、馴染みのない街をウロウロ歩くのが楽しいです。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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■ 高山純一 ■ Shoe Republic の代表及びクリエーターとして靴の製作を担当しています。 |
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