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オモシロイ革のご紹介

カテゴリー: Leather:革入荷情報


倉庫の中の革を保管している棚で、革を1本後ろ側に落としてしまったため、救出するために棚にあった革たちを一時的に出して避難させたところ、すっかり忘れていた革を発見しました。

ちなみに、私たちシューリパブリックの倉庫の革の棚は、国産の革、インポートの革、インポートの中でもオイルを含んだ革、インポートの中でもボックス調の革、スウェードの革、そしてライニングという感じで分かれていまして、

後ろ側に革を落としてしまった時に私がその棚にもぐって入って行って革を救出するにはスウェードの革を避難させてそこに通路を作るということになります。

それで、今日発見したのがこちらの革です。

革

パッと見てよくわからないかもしれませんが、

革

表面がこんな感じの革です。

これは、じつは革の裏側を加工したものなのですが、通常革の裏側はスウェードのような感じになっているものを、あえて加工をしてこんな雰囲気にしています。

具体的にどんなことをやったのかは私にはわかりませんが、スウェードの革に何か薬品を吹き付けてプレスをしたような感じです。

ちなみに、これはイタリアの革です。

革

なので、この革の裏側は普通のスムースのようになっています。

革

断面を見ると、床面を加工して言うのがよくわかります。

そんな特徴的な革に関して、この革をどんなふうに使うと良いのかということですが、このような雰囲気の革はどちらかと言えばカジュアルの靴を作るのが合っているわけで、さらに裏面はギン面がついているので耐久性は非常に高いわけですから、

ちょっとキレイ目な靴を作るのであればダブルモンクやギブソンシューズという手もアリですね。

もしくは、チャッカブーツやギブソンブーツなども格好良いと思います。

フルブローグなどカントリー調の靴も革の雰囲気に合っていますし、サイドゴアブーツだって個性的で格好良く仕上がりそうです。

つまり、どんなデザインの靴を作ってもみんな格好良く仕上がりそうという訳です。

フォーマルなオックスフォード以外なら、ほぼみんなOKですね。

革のメンテナンスに関してご心配れる方がいらっしゃるかもしれませんが、この手の革はほったらかしかミンクオイルを塗るのが良いでしょう。

なかなか面白い靴が出来そうです。

この革で作ってみたいという方は、是非その旨ご連絡ください。

残量は2足分です。

お知らせ


★The フォーマルプランは、現在受付中です(残りが少なくなってきました)。

 詳細は、7月1日のブログをご覧ください。

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。

★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 

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