いつもの通り、倉庫の中から発掘しました。
こんな革です。
あのELBAMATTで有名なTempesti社の革で、TEXASと言います。
革屋さんに聞いたところでは、生地はELBAMATTと同じものだそうで、ELBAMATTほどオイルを多く含んでおらず、表面のこの独特な雰囲気が特徴とのこと。
個性的で雰囲気がある革ですよね。
色の表記はNERO(黒)とのことでしたが、実物はややネイビーっぽい色味になります。
こういう革の雰囲気を言葉で説明するのってとっても難しいのですが、カジュアルかフォーマルかと言えばカジュアルな雰囲気です。
カジュアルな雰囲気を生かして、黒でもいい感じに崩した雰囲気の靴を作るのに最適だと思います。
いわゆる普通のスムースの革で作ると、どうしてもビジネスっぽい雰囲気になってしまうところを、こんなちょっと味のある革でギブソンブーツでもチャッカブーツでも、場合によってはプレーンのギリーシューズを作っても、フォーマルな雰囲気になることはありません。
ただ、この雰囲気は表面がさらっとしているからこそなので、これに黒の靴クリームを塗って磨いてしまうと全然雰囲気が変わってしまうのでその点はご注意ください。
革の厚さはだいたい1.5ミリほど。
革の質感はしっかりしているけれどしっとりソフトな感じなので、男性用の靴も女性用の靴も問題なく作ることができます。
じつはこの革は少し前に入荷したもので、その時は本当に感度の高い方にしか響かなかった記憶があります。
今は、少し抵抗がなくなって来て、それこそ今のうちに作っておけば、もう少し経った頃にみんなが格好イイと思ってくれるのではないでしょうか。
世の中が少しずつカジュアルな方向に向いてきているので、こんなカジュアルな革でカジュアルテイストを含んだキレイな靴というのも良いのではないかと思います。
もちろんモンキーブーツなどのカジュアルなデザインもとってもよく合います。
ご興味をお持ちいただいた方、こんな革で靴を作ってみませんか?
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