ネイビーの革

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今年のゴールデンウィークは、3年ぶりにコロナの規制もなく、昨年や一昨年に比べればお出かけしやすい環境でしたね。

皆さんはどこかにお出かけされましたか?

私は毎年ゴールデンウォークは普通に営業しているので、今年も特にどこかに出かけるということはありませんでしたが、ちょっと前に仕事で長野に行きましたし、もう少し経てばまた神戸や大阪のお取引先のお店にお邪魔すると思うので、それを楽しみにしていようと思います。

さて、今日はネイビーの革の話です。

茶色の革と同様に、ネイビーの革も一口にネイビーといえども微妙に色合いが異なり、さらには革によって風合いも異なるので、もしあなたがネイビーの革でチャッカブーツを作りたいと思っても、革の選択肢はいろいろあるわけです。

ネイビー

ざっとすぐ出せる革サンプルを並べてみただけでも、これだけの種類があります。

向かって左の方はスムースの革で、右の方の革はシボの革です。

全然雰囲気が違いますよね。

ネイビーのスムースの革でオックスフォードやギブソンシューズを作れば、フォーマルな雰囲気に仕上げることもできるのでお仕事で使える靴になります。

一方、シボの革でギブソンシューズを作れば、スムースの革に比べればカジュアルな要素が強くなるので、ジャケットを着てお仕事をするときに履くこともできますし、お休みの日にもっとカジュアルな服に合わせることもできます。

そして、ネイビーの靴の最大の特徴は、落ち着いた色で使い勝手が良いのに、まだまだ履いている人が少ないということ。

そして、色の方向性としては黒に近いので、合わせる服などもそれまで黒い靴に合わせてきたものをそのまま使えるのです。

ネイビー

こんな感じで、黒い革と比べても、大きな方向性の違いは感じられないと思います。

これは重要ですね。

そんなネイビーの革ですが、私たちが在庫している中でちょっとだけ変わりダネのものがあります。

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上の写真をご覧ください。

私が持っている革のサンプルと、このギブソンブーツの革は、実は同じものなのです。

Conceria 800という会社の革なのですが、このギブソンブーツは工房にしばらく展示していたら革が焼けて色が変わってしまったのです。

正確に言えば、染料の何かが酸化して変色したというようなメカニズムらしいのですが、この焼けたネイビーの色が格好良いとおっしゃる方が多く、この色にほれ込んだ方はみなさんこんな色になるように育てていらっしゃいます。

写真の革はConceria 800社の Vacchetta 800という革ですが、このほかに同じくConceria 800社のMotownという革も似たような変化をします。

この変化は結構短時間に起こるようで、履き始めてから半年くらいでこのギブソンブーツのような色になってしまうようです。

言ってみれば、自分だけのオーダーメイドの靴を、さらに自分流に育てるということなので、ただ格好良いだけではなく更なる愛着を持って履くことができるのではないかと思います。

気になった方は、是非一度私たちの工房にて元の革とこのブーツを比べてみてください。

お知らせ

★大変お買い得なラスト付きの企画商品「フレッシャーズプラン」は、期間限定で発売中です。

 詳しくは、4月28日の記事をご覧ください。

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。

★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。