9月納品の靴たちの製作が進んでいます。
だし縫いが終わり、次はヒールを取り付けます。
靴のヒールって、あまり関心を持つ方ってそんなに多くないだろうなぁって思いつつ、
それでもとっても大切なパーツですのでちょっと書いてみたいと思います。
メンズシューズのヒールは、積み上げとトップピースにわかれます。
写真で私が持っているのが積み上げ。
ひとことで言えば、カカトの高さを稼ぐためのものなのですが、単にそれだけと思ってはいけません。
このヒールの高さは歩くときにとっても大切で、例えば靴のカカトを修理に出して高さが変わってしまって違和感があるという方、いらっしゃいませんか?
靴は通常カカトの高さをちゃんと計算して作られていますので、買ってに高くしたり低くしたりしてしまうと、歩きにくくなてしまいます。
私たちシューリパブリックでは、カカトにおいてもこだわりを持っていまして、
たとえばこの積み上げの素材は、一般てメンズの靴ではレザーを使っていますが、私たちの場合はレザーボードという、革を粉砕して固めたものを使っています。
それは、機能的な面でメリットがあるからで、実際に歩いてみるとダイナイトとの相性も良く、とっても心地よく歩くことができます。
その積み上げですが、靴本体に取り付けるときには接着面を加工する必要があります。
靴側の接着面が平らではないので、こんな感じに削ってあげるのです。
慣れてしまえばそれほど難しい作業ではありませんが、それでも目見当で接着面がピタリと合うように削るわけですから、いい加減というわけにはいきません。
そうして削り上がった積み上げをこのような感じで接着します。
この写真はまだ接着していませんが、まぁこんな感じです。
そのほか、靴のカカトは歩いた時にブレないようにとか、荷重のバランスをうまく考えるとか、カカトは靴を作る上で見た目以上に突き詰めなければならないことがたくさんあり、
そうした結果で見た目は同じような感じですが履き心地が全然違うという靴が出来上がるのです。
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