お客様の靴の調整をしました

カテゴリー: @ Work:アットワーク


その前に、ひとつお知らせです。

10月からキャッシュレス決済におけるポイント還元が始まりまして、私たちシューリパブリックも参加しています。

さて、今日はお客様のTさんが、数か月前に納品させていただいた靴のフィッティングがちょっと気になるとのことで、

その確認と調整のためにお越しいただきました。

5月に納品させていただき、6月の時点で1度フィッティングを確認してほしいとのことでお越しいただいたのですが、

まだその時はほとんど履いていない状態だったので、もう少し履いていただいたうえで確認させていただくようお願いをして、

改めて今回となりました。

具体的には、左足が少し前にズレる感じがすること、そして同じく左足のカカトが浮く感じがするという2点です。

早速靴の状態を確認させていただき、その後履いていただいてまた確認をさせていただきました。

じつは、Tさんはこれまで既製品の靴を履いた時にも、常に左足のフィッティングが良くなかったそうで、

その他にも実際に履いていただいて感じていることや、どのようなフィッティングをご希望なのかくわしくお話を伺って、

履いていただいた状態や靴の状態を話しするという、まさにビスポークの流れのような意見交換をさせていただきました。

結局、最も大きな理由は靴がまだ馴染んでいなかったことと、Tさん自身が左足のフィッティングに関してタイトな状態を好まれること、

そして靴のヒモに関してはTさんのご希望で細い平ヒモをつけていたのですが、これがやや強度不足なことも多少関係していたようです。

ちなみに、Tさんの靴はシューズでセミダブルソールという、比較的馴染みにくい仕様であったことも、マイナスの影響を及ぼしていたのではないかと思っています。

その他にも、Tさんの左足のカカトが右に比べてやや小さいことや、左右の足の大きさが違うことなどもあって、

かなり深い話をさせていただきました。

今回、Tさんの靴の調整に使ったのがこれらのツールで、電気ゴテとヒートガンです。

どんなツールなのかというと見た通りで、電気ゴテは熱ゴテで、ヒートガンはドライヤーの親分のようなものです。

とにかく、靴を強制的に少し馴染ませてあげるため、手で屈曲させてから熱ゴテで甲周りの部分を温め、革をちょっとだけ縮めてフィッティングをタイトにし、

さらにヒートガンでソールや靴の内部を温め、全体的に柔らかくし、ついでに温めて、ちょっと汗をかいていただけるような環境を作ってみました。

様子を見ながらこのような調整を何度かやってTさんに履いていただくと、

「違うよ、ぜんぜん前と違う感じになっている!」

と、靴の調整の成果をはっきりと実感してくださいました。

あまりにも左足のフィッティングばかりに集中していたため、気が付くと右足と左足のフィッティングが逆転してしまっていて、

「今度はちょっと右のほうが硬い気がしてきた・・・。」

ということで、右足の調整もさせていただき、最終的にはそこそこのフィッティングに到達することができました。

じつは、今回の一連の件に関しては私はTさんにとっても感謝をしています。

私よりも一世代くらい上の方なのですが、ちゃんと私の話に耳を傾けてくださり、ご自身のお考えやいろいろなデータをしっかりと建設的に伝えてくださって、

本当に紳士的な方で、そんなTさんだったからこそ良い結果につながったのだと思っています。

今回、私はTさんに次のようにお伝えしました。

「私どもの靴は、履いて少しずつ馴染んでその結果として快適に履いていただけるような作りになっています。

インソールは結構沈みますし、セミダブルソール仕様は初めは結構硬くて甲やカカトに負担がかかり、それが足に合っていないように感じることもあるかもしれません。

実際に靴を見させていただいて、まだ十分に馴染んだ状態とは言えませんが、この時点でフィッティングを改善させることもできます。

それは、履き初めのスタート地点から靴が馴染むというとりあえずのゴールに向かっているところを、ちょっとだけ前に進めるようなことをするわけです。

今回の調整でソールが少し柔らかくなって、カカトの芯や甲周りの革が少し足の形に馴染んだと思います。

今後もたくさん履いていただいて、もっと足に馴染むように靴を育ててあげてください。」

今日、このことを書いたのは、皆さんにも靴の性格を知っていただくという目的もあります。

わからないことは質問していただいて、そのうえで上手に靴を育ててほしいと思っています。

どの靴も、できる限りで良い状態になるように製作しています。

ただ、靴の性格上、馴染むまでに変なシワが出たりどこかが当たって痛くなったり、そのようなことが普通に起こるのですが、

それはしっかりと馴染むまでの反抗期くらいに思っていただいて、そのうえで心配なことがあったらご連絡ください。

ご家庭でも特別なツールを使うことなく、ちょっとしたことで靴の成長を後押しすることが可能なのです。

でも、できることなら慌てないでじっくりと時間をかけて育ててあげた方が、靴には負担が少ないということも言えるのですけどね。

このTさんの案件は、実際にはもっともっと複雑にいろいろな事情が絡み合っていましたが、わかりやすいように多少簡略化してお伝えさせていただきました。

お知らせ

【 お知らせ 1 】

10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。

お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、

どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。

また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。

サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。

ぜひ、この機会にご覧ください。

靴に関するご質問もウェルカムです。


【 お知らせ 2 】

11月9日(土)と10日(日)に、Rifare大阪店さんにて恒例のイベントを開催いたします。

Rifare大阪店さんがグランフロントに移転して2回目のイベントとなります。

梅田の駅からすぐですので、ぜいお立ち寄りください。

詳細に関しましては、後日改めましてお知らせいたします。


【 お知らせ 3 】

11月17日(日)に、Rifare自由が丘店さんにて恒例のイベントを開催する予定です。

今回も、お客様の足の計測をさせていただき、靴選びのアドバイスをさせていただいたり、どうして靴が合わないのかを計測結果から究明いたします。

また、ご希望があればシューリパブリックのオーダーメイド靴のご注文も承ります。

詳細に関しましては、後日お知らせいたします。


【 お知らせ 4 】

12月6日(金)と7日(土)に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。

前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。

詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。


【 お知らせ 5 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 












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