ふとカレンダーを見たら、もう1月も終盤です。
つい最近新年を迎えて気分を新たになんて言っていたのに、
もう1ヶ月近く経ってしまったわけですね。
早いなぁ。
これをあと11回繰り返すと、もう年末になってしまいます。
怖い~。
と、まぁどうでもいい話はこれくらいにして、今日も作業を進めました。
今日は、ご注文いただいたお客様のラストの調整です。
調整というと、軽く削るくらいのイメージかもしれませんが、
実際にはかなりがっつりと削ることもあれば、全く形が変わってしまうくらい肉付けをすることもあります。
それらを称して調整と呼んでいます。
写真のラストのお客様は、標準が2Eだとするとジョイントは数値で言えば3Eプラスくらいですが、
甲周りの数値は4Eくらいの数値です。
でも、ただ単に甲に肉付けをすればよいとい形ではなく、
写真をご覧になるとお分かりになるとおり、足の外側(空手で言う足刀)の部分の肉付きが良く、
甲の高さはそれほどでもないという、いわゆる標準の形ではないタイプの足なのです。
これまでたくさんのお客様の足を計測して、その足に合わせてラストを調整してきましたが、
標準の形に近いお客様は実はそれほど多くなくて、
ちょっとバランスが違うというか、単なる拡大縮小で済まない足の方が多くて、
だからこそお客様の足に合わせた靴が必要だと言ことを実感しています。
さらに、そのようなお客様においては、それまで無理して既製品を履いていたことから比べると、
足に合っているオーダーメイドの靴のメリットが非常に大きく、
ほとんどの方が、
「もっと早くオーダーしていれば・・・。」
とおっしゃっています。
さらに、これは以前からお伝えしていることですが、
オーダーメイドの靴は世の中にたくさんありますが、
作り手によってどのようなフィッティングにするかが全く違っていまして、
あるお客様がAという工房とBという工房でオーダーした時に、
おそらく出来上がってくる靴の形やフィッティングの感覚は全然違うことになっているはずです。
それが良くも悪くも面白い部分でもあり、オーダーメイドの深い部分でもあります。
作り手はそれぞれにフィッティングの理論を持っているはずですから、
できればオーダーの際に作り手の考えを聞いておくと良いと思います。
ちなみに、私たちシューリパブリックでは、足に指がストレスなく動かせる程度で、
なおかつ甲とカカトをしっかりと締めることができ、
ちゃんと足を機能させて歩けるようなフィッティングで製作しています。
また、場合によっては歩くときに運動量がちょっと多くなるようなセッティングにすることもあります。
それは、お客様の状態によって変えています。
そして、最終的には機能的な靴となるためのラストであり、
靴としてみたときにキレイに見えるラストになるように心がけています。
どんなに履き心地が良くても、見た目で履きたくないようなものでは実用としては成り立ちません。
このお客様のラストも、きっと格好良い靴が出来上がるはずです。
★★★お知らせ★★★
【 お知らせ 1 】
3月2日(土)と3日(日)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔して、恒例のイベントを開催します。
今回も、足の計測をさせていただいたり、ご希望の方がいらっしゃればオーダーメイドの靴のご注文を承る予定です。
詳細が決まりましたら、また改めてお知らせします。
【 お知らせ 2 】
3月17日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、イベントを開催します。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
【 お知らせ 3 】
4月13日(土)に、大阪梅田のRifare大阪店さんにて、店舗移転後初のイベントを開催します。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
【 お知らせ 4 】
4月14日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお邪魔して、皆様の足の計測をさせていただきます。
SUN×シューリパブリックで今後新企画の靴の発売を予定していますが、それに先駆けてご自分のサイズをご確認いただくための計測です。
ご注文の予定の有無にかかわらず、お気軽にお越しください。
詳細は、また改めてお知らせいたします。
【 お知らせ 5 】
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。