余談ですが、私は単機能のものが好きということを以前に書いたことがありますが、改めて単機能って素晴らしいと思いました。
じつは、私は昨年の秋ごろから電話をガラケーにしまして、これがそれまで使っていたスマホと比べて非常に使い勝手が良いのです。
しっかりとボタンを押して発信するので、知らないうちに誤って発信していたということもありませんし、バッテリーだって1度充電したら普通に使っていても2週間くらい持ちます。
私にとっての携帯電話はただ電話の機能があればよいので、このような単機能の電話機が私にはピッタリです。
でも、最近ではガラケーは極めてマイノリティになってしまっていて、とっても寂しい限りです。
みんな本当にスマホが使いやすいのでしょうか?
私個人的には、通話機能は別にしてあげた方が使い易いのではないかと思っています。
さて、先日Rifare大阪店さんにてラスティングとウェルティングの実演をさせていただきました。
左足はラスティングを、そして右足はほんの数センチだけウェルティングをさせていただきまして、今日はその製作途中となっている靴のつづきのウェルティングをやってしまいました。
つま先は、どうしてもカーブがきつくなるために内側のピッチが細かくなってしまいます。
そのままではリブが裂けてしまうことも心配されますので、糸を絡めて縫っていきます。
そのほかの部分は、ステッチのラインが蛇行しないように、締めるテンションはどこも同じ強度になるようになど、いろいろと考えながら作業を進めます。
こちらが、実際に私が使っているオウル(すくい針)です。
何度も書きますが、この針はイギリス製のもので本当に折れません。
オウルが折れないということは、折れたときの針先を研ぐ作業がなくて済むということですので、トータル的に見て作業性が良いということになります。
柄は普通に日本のものが使えるのも、この針の良いところです。
ただ、ちょっと高いのが玉に瑕。
私はこの部分をバックストレートと呼んでいて、ウェルティングの作業の中で最も順調に進むところです。
この先の最終コーナーは、右足の場合はちょっと手間がかかります。
そうして縫いあがったもの。
やっぱりウェルトがつくとだいぶ雰囲気が変わりますね。
こんな感じでいつも作業を進めています。
イベントの日は、さすがに1時間半で片足のラスティングをしてから片足分のブリストルを作って、さらにウェルティングとなると、かなりギリギリになってしまって、ご質問にお答えできなくなってしまうと思いまして、ウェルティングはほんの少しだけとさせていただきました。
ともあれ、あの日に作業をした靴は、両足ともウェルトが付きました。
そのうちまた作業の様子をアップさせていただきます。
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