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今日は水曜日ですが、都合で予定を昨日と交換しましたので、本日は通常通りの営業となっています。 今日の作業内容は、偶然にも同じタイミングで集まってきたオールソール交換の靴たちの仕上げです。 なぜ昨日と今日の予定を交換したのかと言いますと、じつは私は今週末に大阪出張の予定がありまして、その前に今お預かりしている修理靴たちを完成させて、お客様のもとにお送りしたいという理由があったためです。 そんなわけで、昨日だし縫いがかかった修理靴たちは、今日無事に完成しました。 今回お預かりした靴たちは、ほとんどが5年以上経っているものですが、ウェルトをかけなおしてソールも交換したら、こんなにシャキッとしました。 グッドイヤーウェルテッドやハンドソーンウェルテッドの靴は、だし縫いの糸を切ることでソールが簡単に交換できることが特徴なので、ウェルトをかけなおすのは必要ないのではないかというご意見もあるかもしれません。 確かにそれは正しい意見です。 ですが、違う考え方もあります。 それは、ハンドソーンウェルテッドに限ったことですが、履き込んでいくと靴が馴染んでくると同時にウェルトを縫いつけているリブと呼ばれる部分が痩せてきて、わずかながらウェルティングの糸にゆとりができてきます。 このゆとりをなくしてシャキッとさせるために、リブが落ち着いてからウェルトをかけなおすことで、夜履きやすい靴に仕上げるのです。 このウェルトのかけなおしは、オールソール交換のタイミングでも良いですし、ウェルティングの糸が弱ってきたタイミングでも良いでしょう。 何年も履いて少しお疲れ気味だった靴が、修理をすることでこんなに元気になってシャキッとします。 この修理では、普段なかなか触れることのできないインソール(裏側)に栄養を補給するなどのメンテナンスや、ボトムフィラーのリニューアル、さらにはシャンクのリニューアルも一緒におこないます。 ですので、見た目だけではなく履き心地もシャキッとしてとっても快適になります。 履き始めの頃のまだ馴染んでいないシャキッとした感じではなく、十分に馴染んだ上でのシャキッとした感じですから、とっても快適なのです。 お預かりしている靴たちは、明日発送させていただく予定です。 お待ちいただいているお客様、もう少々お待ちください。 *私たちシューリパブリックでは、材料の関係で私どもで製作した靴の修理のみお受けいたしております。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(数量限定)。 【お知らせ2】 イベントの予定が決まりました。 ①イベント@Rifare大阪店 4月9日(土)~10日(日) 9日(土)の閉店後には、ラスティングとウェルティングの実演をします。 営業時間中は、恒例の計測会&オーダー会を開催します。 大阪近郊にお住いの方、ぜひこの機会にシューリパブリックの靴をお試しください。 ②イベント@Rifare恵比寿店 4月16日(土)~17日(日) 恒例の計測会&オーダー会を開催します。 埼玉の工房へお越しいただくのが難しい方は、ぜひこの機会に恵比寿でお会いしましょう。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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