Archives

エラスティック

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

サイドゴアブーツ

私たちシューリパブリックでは、主に靴ヒモで締めるいわゆるレースアップタイプの靴を製作していますが、2デザインだけ靴ヒモのないモデルも作ります。 そのひとつがサイドゴアブーツ。 こんなデザインのブーツです。 なぜこのサイドゴアブーツも作るのかと言いますと、このサイドゴアブーツはレースアップの靴とほとんど同じラストで作れるからです。 言い方を変えると、ローファーなどのスリッポンの靴はレースアップとは違うラストになるので作りません。 フィッティングの理論もまた異なるという理由もあるんですけど。 ともあれ、そんなわけでサイドゴアブーツは普通にご注文を受け付けていますし、最近は結構な数のご注文をいただいています。 ただ、お客様の中には永く履くことを目的とした靴なのに、 「ゴムがついているのってどうなの?」 と心配される方もいらっしゃいます。 履き潰すような靴なら、ゴムがダメになるころに靴もダメになるけれど、こういう靴の場合は真っ先にゴムが弱ってきてしまうのではないかと心配されるようです。 じつは、このゴム、エラスティックもしくは石目ゴムというのですが、なかなか丈夫でちょっとやそっとではへたりません。 こんなゴムです。 経験上サイドゴアブーツの場合、そこそこ履く頻度が高い方で5年くらいは問題なくこのエラスティックが持ちますし、もしエラスティックがへたって来たらエラスティックだけ交換することができるのです。 ただ、私たちの工房では専用のミシンがありませんので、修理屋さんに持って行っていただくことになります。 修理屋さんではこのような修理はお手のものなので、安心して修理の依頼ができます。 そんなわけで、ゴムのへたりを心配されている方、ちゃんと修理ができますのでご安心ください。 ★★★お知らせ★★★ ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ギブソンブーツ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのOAさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、こげ茶のギブソンブーツです。 早速履いていただきました。 パンチドキャップ付きのギブソンブーツで、使用した革はデュプイのシャトーブリアンです。 この革は、仕上がった時の靴のツヤ感がとってもキレイですね。 ちなみにOAさんが今日履いているパンツは、ブーツの丈に合わせて少し短めにして作っていただいたオーダーメイドとのこと。 太さも丁度よくて、とっても格好良いです。 ギブソンブーツとの相性もピッタリです。 OAさんはこのギブソンブーツを履いたところを何度も鏡に映して、とってもカッコいいなぁっておっしゃっていました。 また、以前に製作途中の靴たちの写真をブログに載せたことがあるのですが、その時もあの右上のギブソンブーツがとっても格好良い、たぶん自分のだろうって思っていたそうです。 OAさん、今回の靴が3目になります。 1足目は黒のギブソンブーツで、2足目は黒のプレーンのオックスフォード。 どちらもとっても気に入ってくださっているとのこと。 これで3足揃ったので、とりあえずのローテーションは問題なさそうです。 右奥に見えるのは今日履いていらっしゃった2足目のオックスフォードです。 イイ感じに履き込んでくださっていて、とっても格好良く成長しています。 このオックスフォードも、本当に注文して良かったとおっしゃってくださいました。 その靴も格好良く成長しそうですね。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンブーツ(パンチドキャップ付き) レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

修理靴

今日は、少し前にOさんからお預かりしていた靴の修理が完了いたしましたのでお返ししました。 今回修理をしたのがこちらの2足です。 今回のメニューは、2足ともオールソール交換&ウェルト交換、さらにボトムフィラーやシャンクを新しいものに交換するということで、ウェルトから下が新しいものになっています。 ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、ウェルトを交換するということはウェルトを縫い直すということなので、履き込んで痩せてきたインソールとウェルトの関係がよりしっかりと縫われることになります。 クルマで例えるなら、サスペンションのショックアブソーバーやスプリング、そしてブッシュ類を全て新しいものに交換するような感じになります。 履き込んで足の形に沈んだインソールはそのままなので、ボトムフィラーのコルクが新しいものになっていても今後靴が足に馴染むのはとっても早いのです。 確認のための試し履き。 じつはこの靴、ご注文&納品させていただいたのが今から10年以上前で、Oさんは10年もの間こんなにキレイに履いてくださったのです。 10年以上たっていても、アッパーの状態は決して悪くなく、亀裂などもなく、まだまだもう1セット問題なく履いていただけそうです。 以前から点検の際にはお客様にお伝えしているのですが、靴を良い状態で永く履く秘訣は良い革を選ぶよりもどのように履くか、もしくはそのようにメンテナンスをするかにかかっています。 どんなに良い革を選んでも革をパッサパサの状態にしていてはすぐに亀裂が入ってしまいますし、クリームを塗りすぎてしまってもまたこれも亀裂が入ってしまいます。 さらには、靴を酷使するとアッパーだけではなくいろいろなところが壊れてしまいます。 そうならないように、靴を履き始めて半年から1年くらいのタイミングで、お客様がどんなふうに靴を履いているかを確認させていただき、もし問題があるようでしたらお伝えするというのが点検の目的です。 なので、点検は1度だけで十分ですし、極端なことを言ってしまえばお客様に正しい履き方をお伝えできればもうそれで点検は不要ということなのです。 でも、やっぱり心配な方もいらっしゃるかと思いますので、そんなときはお気軽にお越しください。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付をしている幸運のラストワンプランは、こちらです。 ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

チャッカブーツ

今日のお客様は、栃木県にお住いのMIさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、ネイビーのスウェードのチャッカブーツです。 早速履いていただきました。 MIさんは、この靴が5足目になります。 1足目は黒のギブソンブーツで、私たちシューリパブリックの15周年記念モデルなので、4年ちょっとのお付き合いになります。 MIさんは既製品の靴では足の形が合わないため、もうこれはオーダーするしかないということでお店を探し始め、それほど遠くない距離&手ごろな価格ということが決め手となり、私たちの工房にお越しいただいたという経緯があります。 実際、オーダーメイドってどれほどのものなのか確約がとれないと言ってしまえばそれまでで、でもそんな靴に何十万も支払うというのはやはりもったいないものなので、最悪ダメでも十数万ならということでお越しいただいたとのこと。 そうしたら、1足目のギブソンブーツがどこも痛くない、靴の硬さも最適、とっても履きやすいということで、大変気に入っていただきまして、その後リピートで今回5足目まで来ててしまいましたよと笑っていらっしゃいました。 以前、お仕事のお取引先の方に、靴とスーツのことをチクリと言われたことがあるそうで、その時は身体に合っていないスーツに履き潰すような靴だったとのこと。 そのお仕事のお取引先の方というのは、イギリスの某有名ブランドのジョンロブのビスポークを履いていらっしゃったそうで、かなりの靴マニアの方だったようです。 そして、次にその方にまたお会いする時は、オーダーメイドで作ったスーツにシューリパブリックのギブソンブーツを履いていたところ、 「イイ靴を履いていますね。」 と言われたそうです。 やっぱり見ている人はちゃんと見ているので、お客様にお会いするお仕事の方は多少は靴や服装に気を付けても良いのかなって思います。 今回のネイビーのスウェードは、実物はもう少し暗い色で黒っぽく見えなくもないほどなので、使い勝手は決して悪くありません。 むしろ、こんな落ち着いた色のスウェードでしたら、いろいろなパンツに合わせることができますので、とっても使い勝手が良いのではないでしょうか。 今回のチャッカブーツは、もう今日履いた時点で足にピタリと馴染むのがわかったとおっしゃっていて、今後登場する頻度は1足目のギブソンブーツ並みになるのではないかとおっしゃっていました。 とっても気に入っていただけて、非常にうれしいです。 ご注文の際に、歩くのが楽で足が疲れにくいセッティングでというご希望でしたので、そのようにさせていただきました。 実感していただけると良いと思っています。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: チャッカブーツ レザー:  スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付をしている幸運のラストワンプランは、こちらです。 ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

ソール

お客様の靴のカカトのトップピースの交換修理をするときに、時々・・・、 「私は歩き方が良くないのか、いつもカカトの外側が減ってしまって・・・。」 とおっしゃる方がいらっしゃいますが、カカトの外側から減ってくるのはいたって普通のことです。 人間の足は、カカトの外側から接地するようになっているそうなので、全く問題ありません。 多少左右の違いはあるかもしれませんが、極端に違わなければ心配ないでしょう。 実際にカカトは一番に擦り減ってくることが多いので、皆さん靴のカカトの減り方には関心があるようですが、それと同じくらいに関心を持っていただきたいのが、靴底の前の方の減り方です。 これは革靴に限ったことではなく、普段スニーカーを履いている方も時々確認していただきたいことなのですが、 例えば私の場合、いつも右足の方がたくさん減っているようです。 スニーカーも同様です。 これは、なぜ右足ばかり減ってしまっているのかを考えていただくことが大切なのですが、いくつか原因が考えられます。 たとえば、右足ばかりに荷重がかかっているとか、右足だけ蹴りだしの時にひねってしまっているとか、右足のみ接地の際に少し引きずるような歩き方をしているとか・・・。 気が付いた時に、自分がどんな風に歩いているのかを確認していただけると良いと思います。 私の場合は、右足を少し引きずるような歩き方をしているようです。 なぜそんなことを気にする必要があるのかと言いますと、やっぱり人間はできることならバランスよくありたいもので、どちらかに身体が傾いているとか、どちらかと足の動きが良くないなどとなると、将来的に不具合が出てくることが考えられます。 そうならないように、今のうちからバランスよくあるように調整をしておいて、少しでも余計な負担をかけないようにしておくことが良いのではないかと思っているわけです。 自転車やバイクに乗っている人でも、時々すごく片方に傾いていたりする方がいらっしゃって、たぶん本人は気付いていないと思うのですが、そういうバランスの崩れも決して良いことではないわけです。 左右をバランスよく使って、偏った動きをしないようにぜひ心がけていただいて、将来的にいつまでも健康であって欲しいと思います。 そのためにも、時々靴底の状態を確認して、左右のバランスのずれをチェックしておくのが良いと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付をしている幸運のラストワンプランは、こちらです。 ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

革

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回ご紹介する革はこちらです。 やまぶき色のELBAMATTです。 ELBAMATTという革は、これまでにたくさん使ってきていまして、実際にこの革で作った靴をお履きいただいている方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、改めて簡単にご説明させていただきますと、 作っているタンナーさんは、イタリアのトスカーナ地方にあるTempesti社です。 MAINEなどもそうなのですが、いわゆるざっくりとした雰囲気の革が得意なタンナーさんです。 なので、ピカピカにポリッシュして思いっきりフォーマルな靴というものとは対極にあるのではないかと思います。 ともあれ、このELBAMATTという革はオイルをやや多めに含んでいる革で、しっかりしているのにしなやかで、経年の変化でとっても良い雰囲気になっていくという特徴があります。 そのなかで、今回ご用意させていただいたのがこのやまぶき色の革です。 やまぶき色の靴って・・・、 もしかしたらちょっとイメージできないという方もいらっしゃるかもしれませんが、例えばトリッカーズのカントリーブーツなどではこんな色のシリーズもあったような気がします。 なかったとしても、あのカントリーブーツの雰囲気の靴を作ると、もう間違いなく格好良いものができるはず。 もしくは、チャッカブーツやギブソンブーツなども格好良さそうです。 革自体の厚さは1.6㎜ですので、結構しっかりとしています。 女性用のフルブローグやセミブローグだとちょっと硬すぎるかもしれません。 女性用だとサイズが小さくなるうえに、フルブローグやセミブローグは重なるパーツが多いので、靴そのものが硬くなりがちなのです。 革の裏側は、このELBAMATTに関してはもともと厚いものを厚さ指定で漉いているので、裏側はこんな感じいなっています。 このプランの仕様は以下の通り 〇 ご注文をお受けできるのは1足のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は基本仕様が95,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売いたしました。 ★★★お知らせ★★★ ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

靴の保管場所

カテゴリー: Message:伝えたいこと

玄関

今日の埼玉県は、昨日と比較してかなり寒くなりました。 朝が一番気温が高かったようで、午後からは雨も降ってきて1枚羽織っても良いくらいの気温でした。 今日みたいに午後から雨が降って来た時って、帰りに靴が濡れてしまうということもありますよね。 靴が濡れてしまったら、帰宅したときに乾いた布でしっかりとアッパーやウェルトの隙間を拭いてあげて、もし何かエアーが出るものがあれば(自転車の空気入れでもOK)、隙間に入った水分を飛ばしてあげるのも良いと思います。 ところで、皆さんは靴をどのように保管していますか? 上の写真は、玄関のタイルの上に置きっぱなしの靴たちで、あまりお勧めできない例です。 革靴の場合、一日履いたらかなりの湿気が靴の中に残っているため、それらをしっかりと放出してあげる必要があるのですが、玄関のタイルの上はタイル自体が冷たく、湿気が多いので靴の湿気が十分に抜けてくれません。 靴は、タイルの上ではなくちょっと高いところに置いて、少しでも湿気が抜けるようにしてあげるのが良いと思います。 私の場合、まだ靴箱の中の方が湿気が少ないので、靴を履いたその日の夜にすぐに靴箱に入れてしまい、扉を少し開けておくようにしています。 靴の保管の仕方で靴の内部の状態が全く異なりますので、ちょっとだけ手間をかけてあげることをお勧めします。 ★★★お知らせ★★★ ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

スウェード

もう以前からお伝えしていることなのですが、伝えたい方にはなかなか伝わらないもので、お越しいただいたお客様にスウェードがもう在庫もちょっとしかないし、次の入荷の予定はないということをお伝えすると、皆さんびっくりされます。 中には、もうそのままご注文される方もいらっしゃって、本当にスウェードの靴を作ろうと考えていらっしゃる方はお急ぎください。 今日ご紹介するのは、こちらのスウェードです。 スコッチスウェードのこげ茶色。 元々こげ茶色は2種類ありまして、今残っているのはこちらの色のみになります。 どちらかというと、赤みがかったこげ茶ですね。 色番は、#539です。 スコッチスウェードの特徴は、厚みがあって靴がしっかりするのに履いた時には優しい履き心地になること、けっこう永いこと履き込んでも表面がボソボソになりにくくキレイな状態を保てること、そして靴がとっても良い雰囲気に仕上がることです。 こうして断面を見てみると、革は結構厚くて2㎜ほどあります。 もっと薄いスウェードや、厚みがあっても表面の仕上げがボソボソとしたものならまだ入手できるのかもしれませんが、こんなにキレイでこんなにしっかりしているものはもう入手できないと言われてしまいました。 そして、スウェードなのに裏側もキレイなんです。 このスコッチスウェードこげ茶色(#539番色)は、あと3足分で終了になります。 年内を目安にお取り置きを承りますので、今革を使って靴を作りたいという方はお早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

シャンク

余談ですが、昨日の記事の冒頭でちょっとだけ書きましたエアーコンプレッサーの件、調べれば調べるほど知らないことだらけで、なかなか面白いものです。 現在使っているものは、タンクの容量が9Lなので新たに購入するのはだいたい同じくらいか少し大きいものと思っているものの、時には持ち出すこともありそうなので軽くて小さいものも欲しいという、でもわざわざコンプレッサーを2個買う必要はない、この相反する2つの要件を何とかクリアしたいと思っていました。 コンプレッサーに詳しい方や、実際に使っている方なら簡単な事ですよね。 そうです、コンプレッサー本体は小さいものにして、サブタンクを繋げるという方法があるのです。 私が検討しているコンプレッサーは、タンクが小さいものか6L、12L、20Lというラインナップがあり、当初は12Lか20Lをと思っていました。 でも、よくよく調べてみたところこれらのラインナップの中で大きな違いはタンクの容量だけで、出力はそれほど大きな違いがあるわけではないようだということがわかり、それなら一番小さい6Lのコンプレッサーに適度な大きさのサブタンクをつないだ仕様にしてあげれば、容量的にはきっと20Lのコンプレッサーと同じような使い方ができ、持ち出すときはサブタンク抜きで持っていけば良いという結論になりました。 たぶんそれで大丈夫なんじゃないかと思います。 価格的にも、6L+サブタンクの価格と20Lの価格はだいたい同じくらいなので、良いでしょう。 まぁ、特別急いでいるわけではないので、もうちょっとリサーチしてから買うことにしたいと思います。 最近はいろいろなものの価格が上がっているので、ここでドカーンと上がらないことを願っています。 さて、今日も作業はいつも通り少しずつ進んでいます。 今日は、修理でお預かりした靴たちのウェルティングを進めました。 修理靴のウェルティングは、インソールのリブの穴をまたそのまま使って、新しいウェルをと縫い付けていくので、インソールには特にダメージを与えることなくウェルトやボトムフィラー、そしてソールなどが新しくなり、シャキッとした履き心地に仕上がります。 そして、少し前から仕様を変更したのがこれです。 シャンク。 以前はスチール製のものを使っていたのですが、作っていた方が廃業してしまい、いろいろと探したものの同等以上のクオリティを保てるスチールシャンクが見つからなかったことと、プラのシャンクが思いのほかポテンシャルが高かったので、最近はプラのシャンクを使っています。 じつは、このプラのシャンクに変えていくつか良かった点がありまして、そのひとつにインソールの反りにピッタリ合うということがあります。 以前のスチールシャンクは、焼きが入っているものを無理やり反りを合わせる必要があったので、それに比べると非常に好都合です。 このシャンクは修理の靴だけではなく、新たにご注文いただいた靴にも使っています。 反発が少しマイルドになって、私の感覚的には良いように思います。 ★★★お知らせ★★★ ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

オックスフォードシューズ

余談ですが、昨晩急に普段使っているエアーコンプレッサーのことが気になりまして、コンプレッサーに関してたくさん調べてみました。 こちらが私が普段工房で使っているエアーコンプレッサーです。 主にグラインダーなどで削る作業の後に、削りかすをエアーで吹き飛ばすために使っています。 もう、20年くらい使っているのですが、調べてみたらコンプレッサーの耐用年数が7年とのことで、7年に対して20年というのはちょっとマズいんじゃないかと心配になりました。 時々キュルキュルいうこともあったりするので、すごく調子が良いという訳ではありません。 コンプレッサーなので、圧縮した空気をタンクの中に閉じ込めているわけですから、何かの拍子に破裂でもしたら大変です。 今のところこのコンプレッサーは問題なさそうに動いていますが、近いうちに買い換えすることにしました。 かといって、まだ使えるので全く使わなくなってしまうのももったいないですから、何か使い道を考えてみたいと思います。 さて、今日ご紹介するのは、ご都合でまだすぐに靴を取りにいらっしゃる事ができないというお客様の靴です。 黒のプレーンのオックスフォード。 オックスフォードと言えば、既製品ではストレートキャップ付きのものが多いですが、こうしてプレーンのデザインもちゃんと存在しますし、むしろこちらの方が上品で格好良いのではないかと思います。 デザインのことなので基本的には好きか嫌いかということになります。 あえて今回はウェルトをダブルにして、カカト周りのボリューム感も出してあります。 型にはまっていないわけではありませんが、お客様の個性を感じる部分もあって、とってもステキです。 ちなみに、今回使用した革はタンニン鞣しのスムースの革で、昔ながらの作り方で作った非常にレアな革です。 こんな靴は、履き込んでいくととっても良い味が出てきそうですよね。 早く履いていただきたいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★只今、The フォーマルプランを受け付け中です。詳細は、9月24日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

<<    |   >>

↑トップへ