今月はオーバーホールの修理でお預かりした靴が数足あり、その中の最初の靴の修理が完了しました。 毎回お伝えしていることですが、ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、インソールの裏側に加工してあるリブが元気なら何回でもウェルトを縫いなおす事が出来ますし、靴の状態で判断させていただいていますがウェルトまで交換しなくてもソールだけの交換も可能です。 今回のお客様は、ウェルトまで交換してこれからも安心して永く履いていただけるような修理内容になっています。 それにしても、何年も履いて足に馴染んだ靴のウェルトやソールが新しくなってシャキッと元気になるというのはとっても嬉しいことですよね。 真新しい靴と異なり、足に馴染んでいるというのがポイントです。 靴好きの間でよく言われるのは、靴は新品の時よりも履き込んで履きやすくなった時の方が良いということ。 なので、靴は使い込んで経年劣化ではなく経年変化と言います。 これからもまたたくさん履いてください。 明日発送させていただきます。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むお客様に靴を製作して革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになったら念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回ご紹介する革は、こちらです。 イタリアの革で商品名はserenoといいます。 どの革にも似ていない個性的な風合いで、実物の色はもう少し落ち着いたトーンのとっても雰囲気があるステキな革です。 ツヤがあるシボの革なので、そのままプレーンのチャッカブーツやギブソンシューズを作ってもいい表情をするでしょうし、ここであえてセミブローグやフルブローグなど思いっきりにぎやかな仕様にしても格好良さそうです。 革の厚さは1.5㎜ほどで、見た目の割にはカチッとした雰囲気に仕上がりそうです。 この革自体が昔の革のような作りなので、ちょっと重みがあります。 革の残りは余裕を持って1足分ですので、革をたくさん使うモンキーブーツやフルブローグでも余裕を持って作れます。 こんな革を使って靴を作ってみたいという方、ぜひご連絡ください。 このプランの仕様は以下の通り 〇 ご注文をお受けできるのは1足のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は基本仕様が95,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 赤系のシボの革は、ブルーのデニムにも合いますし黒いパンツにも合わせやすそうですね。 適度にカジュアルな雰囲気を出してくれる革なので、使い勝手が良さそうです。 皆様からのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売いたしました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む昨日ご紹介いたしましたオーバーホールでお預かりしたお客様の靴です。 一度ソールやボトムフィラー、シャンク、そしてウェルトまで取り外し、新たなウェルトを縫い付けシャンクを貼り付けたところです。 じつはこの靴はお客様が大変気に入ってたくさん履いてくださったようで、インソールのつま先の辺りがかなり劣化してしまっていました。 インソールの裏側が黒っぽくなっているのがおわかりになるかと思います。 こうなると、インソールの裏側に加工したり部は炭化したような状態になってボロボロとこぼれ落ちそうな状態であり、縫っていた糸も松脂が剥がれてパサパサになってしまっていました。 気に入ってたくさん履いてくださったのはとっても嬉しいことですので、そんなお客様の気持ちにお答えしたいという気持ちで、いろいろと手を尽くして修理をしてみました。 コチコチのリブにデリケートクリームを塗って染み込ませ、しばらく放置すると、多少柔軟性を取り戻したような感じになり、負担をかけないようにウェルトを縫い付けます。 おそらくこれでまたしばらくは問題なく履いていただけるはずです。 リブが弱っていたとしても、すごい力が一か所に集中してかからない限り、リブが飛ぶことはないでしょう。 このあと、ボトムフィラーをセットして、ソールを貼ってだし縫いです。 ★★★お知らせ★★★ ★The フォーマルプランは、現在受付中です(残りが少なくなってきました)。 詳細は、7月1日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む倉庫の中の革を保管している棚で、革を1本後ろ側に落としてしまったため、救出するために棚にあった革たちを一時的に出して避難させたところ、すっかり忘れていた革を発見しました。 ちなみに、私たちシューリパブリックの倉庫の革の棚は、国産の革、インポートの革、インポートの中でもオイルを含んだ革、インポートの中でもボックス調の革、スウェードの革、そしてライニングという感じで分かれていまして、 後ろ側に革を落としてしまった時に私がその棚にもぐって入って行って革を救出するにはスウェードの革を避難させてそこに通路を作るということになります。 それで、今日発見したのがこちらの革です。 パッと見てよくわからないかもしれませんが、 表面がこんな感じの革です。 これは、じつは革の裏側を加工したものなのですが、通常革の裏側はスウェードのような感じになっているものを、あえて加工をしてこんな雰囲気にしています。 具体的にどんなことをやったのかは私にはわかりませんが、スウェードの革に何か薬品を吹き付けてプレスをしたような感じです。 ちなみに、これはイタリアの革です。 なので、この革の裏側は普通のスムースのようになっています。 断面を見ると、床面を加工して言うのがよくわかります。 そんな特徴的な革に関して、この革をどんなふうに使うと良いのかということですが、このような雰囲気の革はどちらかと言えばカジュアルの靴を作るのが合っているわけで、さらに裏面はギン面がついているので耐久性は非常に高いわけですから、 ちょっとキレイ目な靴を作るのであればダブルモンクやギブソンシューズという手もアリですね。 もしくは、チャッカブーツやギブソンブーツなども格好良いと思います。 フルブローグなどカントリー調の靴も革の雰囲気に合っていますし、サイドゴアブーツだって個性的で格好良く仕上がりそうです。 つまり、どんなデザインの靴を作ってもみんな格好良く仕上がりそうという訳です。 フォーマルなオックスフォード以外なら、ほぼみんなOKですね。 革のメンテナンスに関してご心配れる方がいらっしゃるかもしれませんが、この手の革はほったらかしかミンクオイルを塗るのが良いでしょう。 なかなか面白い靴が出来そうです。 この革で作ってみたいという方は、是非その旨ご連絡ください。 残量は2足分です。 ★★★お知らせ★★★ ★The フォーマルプランは、現在受付中です(残りが少なくなってきました)。 詳細は、7月1日のブログをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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