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オックスフォードシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのKOさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、パンチドキャップが付いた黒いオックスフォードです。 そして、この靴の革はアノネイのボカルーです。 KOさんはまさにオックスフォードが似合うタイプの型で、いつもジャケットを着てパリッとしていらっしゃいます。 このオックスフォードを履いていただいて、 「今初めて履いたのに、とってもしっくりきますね。ダイナイトの凸は数回履けば気にならなくなると思うので、この靴はもうすぐに慣れそうです。」 とおっしゃっていました。 今回の靴は、KOさんのご要望でつま先を多少多めに叩いてあります。 しっかりと叩いて、ラストの形をより鮮明に出しているのです。 このようなThe Standardともいえるオックスフォードは、いろいろな時に履けますし、履いて行って失敗ということも少ないですし、非常に使い勝手の良い靴だと思います。 きっとKOさんも、たくさん履いてくださることと思います。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: パンチドキャップ付きオックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り(残りわずか) ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

こちらのチャッカブーツは、ウチの娘が幼稚園に入学する時に合わせて私が履くために作ったものです。 今、ウチの娘は中学3年生なので10年以上も前に製作したことになります。 私がこのチャッカブーツを履くのは主にスーツを着る時なので、その後は娘の幼稚園の卒園式と小学校の入学式、そして卒業式、中学校の入学式はコロナで親は一人しか入れなかったので、履いた回数はほんの数えるほどです。 もうほとんど靴箱の中でスタンバっている状態なのです。 皆さんがお持ちの靴の中にも、ここまでではないものの履く頻度他あまり高くない靴ってありませんか? そういう靴の扱いって、どうしたら良いのか困っている方もいらっしゃるのではないかと思いまして、今日はあまり履く頻度の高くない靴のメンテナンスについて簡単に書いてみようと思います。 本当は、その靴もまんべんなく履いていただくのが良いのですが、やはりどうしても甲乙が出てしまうことと思います。 そのうえであまり履く頻度の高くない靴は、私のおススメのメンテナンスとしては、だいたい数か月くらいに1度の割合でデリケートクリームをうすく塗って保湿をしていただくことです。 これはいわゆるスムースの革の場合で、そのほかのスウェードやオイルの革の場合はまた違ったメンテナンスになります。 もしくは、毎回クリームを落としてメンテナンスをするのであれば、乳化性のクリームなどでも問題ありません。 乳化性や油性のクリームの塗りっぱなしは革の硬化につながることもあるのでご注意ください。 なぜデリケートクリームをお勧めするのかというと、ロウ成分の入ったクリームは革の中に染み込んでしまい、それが将来的に表面の小さな亀裂の原因になることもあります。 なので、ロウ成分の入っていないデリケートクリームをうすく塗ることで、革の保湿をして乾燥を防ぐのです。 革は乾燥と硬化を嫌うので、保湿をしてあげることがポイントです。 ただ、塗りすぎはいけません。 塗りすぎと塗らなすぎでどっちが良いかと訊かれたら、塗らなすぎの方が良いと答えるでしょう。 時々革の表面を触ってみて、表面の状態を確認していただくのも大切なことです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革を発掘しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

数日前に倉庫の中で探し物をしている時に発見した革です。 アニリン仕上げのような雰囲気で、やや明るめの茶色の革です(この写真は実際よりも明るめに写っています)。 イタリア製のチェリントンという革で、何年か前によく使っていた革です。 もしかしたら覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。 このチェリントンは、生地の雰囲気がタンニン鞣しのような印象ですが、確認したところクロム鞣しだそうで、ざっくりとしなやかという二つの側面を併せ持つ雰囲気の革です。 シワの入り方はこんな感じでかなり細かく、革の質感だけ見ればビジネス用の靴を作るのに向いていそうですが、こんな感じの色なのでキレイなカジュアルの靴を狙うのが良いでしょう。 たとえば、プレーンのチャッカブーツやプレーンのギブソンシューズなど、この革の雰囲気を生かしてひとつのパーツが大きいデザインの靴を作るのも良し、もしくはあえてフルブローグやセミブローグなどのカジュアルテイストのデザインをキレイに作るのもまた格好良さそうです。 ちなみに、革の裏側もこんなにキレイです。 この革は、いわゆる一般的なボックス調の革とはちょっと違っていて、非常に独特な雰囲気があって味のある靴が出来そうな革です。 少しオイルを含んでいるんじゃないかと思うようなしっとりとした柔らかさがあります。 生地も非常に良いので、無くなる前に是非1足作ってみてはいかがでしょうか? あと2足分です。 メインの1足にふさわしい素晴らしい革なので、ご興味をお持ちの方はお早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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穴あけの作業

カテゴリー: @ Work:アットワーク

セミブローグシューズ

私たちシューリパブリックでは、靴を製作する際に8足とか9足をひとつのグループとして、まとめて作業を進めるようにしています。 例えばこのグループは8月完成のグループなどというような感じなのですが、今進めているグループの中に3足もフルブローグやセミブローグがありまして、昨日から穴を開ける作業が続いています。 セミブローグやフルブローグというのは、穴飾りがついているという特徴がありまして、それらの穴をひとつずつ、もしくは小穴の場合は2つまとめて開けるのですが、1足に数えきれないくらいの穴があるのと、 穴を開けたら裏側から穴隠しを当てる必要がありまして、そのためにパターンを作り革をテープ状にカットして薄く漉いて・・・ という作業が必要になるため、セミブローグやフルブローグのデザインはアッパーのミシンの工程においてプレーンのものに比べて3~4時間くらい多くかかります。 こちらは、穴あけと穴隠しの作業が終わったところです。 穴いくつ開けたんだろう・・・? という感じです。 でも、こうして見てみるとやっぱり穴飾りのある靴はとっても格好良いです。 完成が楽しみです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのNIさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、こげ茶のスムースの革を使って製作したチャッカブーツです。 このチャッカブーツは、お仕事で履くためのものなのですが、NIさんはお仕事柄お客様のお宅に伺うこともあり、玄関先でモタモタしないようにとのことで、さっと履けるチャッカブーツをご愛用いただいています。 以前に黒のチャッカブーツをお作りして、今回はその色違いになります。 今回使用した革はデュプイのサドルカーフなのですが、じつはこの同じ革を使ってベルトも製作する予定で、材料は既に準備済みです(私が製作するわけではありません)。 こういう時に、仲間ってありがたいですよね。 そんなわけで、このチャッカブーツと同じ革のベルトをして、お仕事に行かれる日も近いというわけです。 NIさん、今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

お客様の中でももうだいぶ靴のオーダーに慣れていらっしゃる方は、だいたい完成する時期を見越してデザインや仕様をお選びいただくことが多いです。 例えば今の時期にご注文いただくとすれば、完成はだいたい秋の終わりか冬の初めころになります。 オーダーメイドの靴の場合、あまり流行を気にすることなくご自身のお好みで選んでいただければよいので、流行の先取りなどという心配はありません。 それに、オーダーメイドで自由度が高いとはいえ、実際に履くことを考えるとベーシックな仕様のものの方が使いやすいので、やはり黒や茶系の革を使ったものがおススメになります。 そんななかで、ビジネスで履くことが多いのであればスムースの革うのが無難ですし、カジュアルで履くことが多いのであればお好みでスムースでもシボでも、もしくは昨日のブログでご紹介したようなちょっと個性のあるスムースという選択肢もあります。 そんなかなで、やっぱり私がおススメしたいのは、こちらのデザイン。 実際には冬だからという理由は全くなくて、夏でも冬でも快適に履いていただけるのですが、お客様にすれば服との相性を考えるとブーツは夏以外となるようで、今の時期にご注文いただくとちょうどよい時期の完成となります。 私たちシューリパブリックのギブソンブーツは、足をしっかりとホールドすることと歩き回っても疲れにくいこと、さらには実用的な使い方ができることなどを特徴としていまして、この写真のように横から見た時のカカト側のS字のカーブも足首の動かしやすさを考えたうえでのものです。 私個人的には、真夏でも全く関係なくギブソンブーツを履いていますし、たくさんのお客様も真夏でも全く関係なくギブソンブーツを快適に履いてくださっているので、そろそろ夏だからブーツを履かないというのは改めて欲しいところではありますが、 100歩譲って秋から春までの間はぜひギブソンブーツを履いて快適に歩いてほしいところです。 ギブソンブーツは、じつはこのように靴だけで見るよりも履いている時の方がずっと格好良いものです。 是非履きこなして、普段の相棒にしていただきたいと思います。 そう言えば、先日観たテレ東の「都会を出て暮らそうよ BEYOND TOKYO」に出演していた中村雅俊さんは、サイドゴアブーツを履いていました。 やっぱりブーツを履いていると、存在感が増すような気がします。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革のご紹介

カテゴリー: Leather:革入荷情報

motown

ときどき倉庫の中の革の状態を確認するために出してみていますが、見る度にこの革はこの企画に使おうとか、この革はこんな靴に合いそうだなどと、いろいろ妄想をしています。 今日ご紹介する革は、少し前に入荷したイタリアのConceria 800社のMOTOWNという革です。 こちらはその中の黒です。 MOTOWNは、たくさんの色展開がありましたが、私個人的にはその中でもこの黒とこげ茶の雰囲気が気に入りまして、ちょっと多めに入荷しました。 このMOTOWNの黒の良いところというと、パッと見て黒でもビジネス的な雰囲気に見えないところです。 これ、とっても大切なのですが、シュリンクや型押しの革なら黒でもビジネスっぽく見えないものもありますが、スムースのこんな雰囲気の革となるとなかなか珍しいと思います。 この革でつま先が丸い3穴のドクターマーチン1461のような靴を作っても、ビジネスっぽさは出ないでしょう。 ギブソンブーツを作っても然り。 なので、ちょっとキレイなカジュアルの服に合わせて黒い靴を履きたいと思った時に、間違いなく大活躍する靴を作ることができるのです。 革の質感は、一見ツルンとしたスムースのように見えて、じつはちょっとだけクセのある仕上がりになっています。 これを永い時間をかけて磨き込めばツルツルにすることもできますし、あまりロウの成分が入っていない例えばデリケートクリームなどをメインに使っていくと、ざっくりとした雰囲気の靴に成長していくはずです。 シワの入り方はこんな感じです。 生地がタンニン鞣しベースの革なので、多少ざっくりとしているところもありますが、大きなシワが入るような感じではありません。 革の断面はこんなふうに芯通しがされていないタイプで、昔ながらのズッシリとした重さを感じるイイ雰囲気の革です。 この革自体はどちらかというと柔らかめな仕上がりなので、フルブローグやセミブローグなどの重なるバーツがたくさんあるようなデザインでも全く問題なく快適に履いていただけます。 こんな革を使ってちょっと個性的な靴を作ってみたいという方、ご連絡お待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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セミブローグシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのKAさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、あのデュプイのシャトーブリアンのブラウンの革を使って製作したセミブローグシューズです。 シャトーブリアンは、セミアニリン仕上げというちょっとツヤのある仕上げの革なので、上品な雰囲気に仕上がります。 KAさん、今回が3足目のシューリパブリックなのですが、今回の靴はちょっとだけフィッティングを変えてみたところ、 「この靴は以前の靴と比べて初めからピタッとフィットしますが、何か変えました?」 と、履いて早々に気づいてくださいました。 こういうのは嬉しいですね。 KAさん、以前からスーツやシャツはオーダーで作っていらっしゃったそうで、靴もどちらかでオーダーしたことがあったとおっしゃっていましたが、その時の靴が足に合わなかったそうで、 その後、2年ほど前に私たちの工房にいらっしゃってオーダーしてくださり、その靴がとても履きやすかったことからまた最近ファッション熱が上がってきたとおっしゃっていました。 靴は毎日履くものですから、やっぱり気持ちよく歩けるものを履いていただきたいと思います。 KAさんにすっかり気に入っていただきまして、またそのうち次の靴をとおっしゃってくださいました。 楽しみにしていますね。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: セミブローグシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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靴のアップデート

カテゴリー: Message:伝えたいこと

以前にも一度書いたことがあると思うのですが、私は靴の写真をキレイに撮ってブログに載せるということがきっかけで、カメラにこだわり始めました。 もう10年以上前のことです。 ちょうどタイミング的に、いろいろなことをやってみようと思っていたころで、スポーツ自転車やアウトドアを再開したり、輸入車に乗ってみたり、まぁとにかく思い当たることをできる時にやっておこうと思い、そのひとつとして一眼レフのカメラに興味を持つようになりました。 といっても、私は中学生のころから父のお下がりの一眼レフカメラを持っていまして、その後も何年かに一度はカメラ熱が湧いてきて新しいカメラを買ったり買わなかったりということをしてきました。 その後、どうしてももっと発色の良いカメラが欲しくなり、ペンタックスのカメラを使い始めるようになって、いろいろとこだわるようになりました。 今でも靴の写真を撮る時のメインのカメラはペンタックスで、私的には結構好きな色に仕上がっていると思っています。 ですが、仕事用のカメラとは別に趣味のカメラが欲しくて、それが今でも気に入って使っている富士フイルムのX-E3という、比較的コンパクトなモデルです。 このカメラは、とても軽くて使いやすくて大変気に入っているのですが、富士フイルムには3つのレンジがありまして、下から入門機、中級機、そして上級機となっていて、ついつい上のモデルも欲しくなってしまうのです。 X-Pro3という非常にマニアックなモデルがあり、必要か否かと訊かれれば絶対になくても良いものなのですが、所有欲という面で見るとあったら幸せだなぁって思っています。 X-E3と比べると一部キャラが被るところがありまして、両方所有する必要はなく、もしX-E3を持っていなかったらX-Pro3を買っていたかもしれませんが、X-E3にはX-E3の良いところがあるので、あえてこれを手放すということは考えていません。 靴の話になりますが、新型コロナが流行して世の中の生活スタイルがだいぶ変わって、会社に出社する頻度が激減したという方もたくさんいらっしゃると聞いています。 そんな方々は、みなさん靴はどうしているのでしょうか? とういのも、最近お越しいただいたお客様方から結構な頻度でこんな話を聞きます。 「最近は、靴を履く頻度が前と比べて低くなったので、タイミング的にも丁度よかったので6足持っていた靴を処分して、ちょっと高かったけれど足に合った靴や前から本当に欲しかった靴3足に入れ替えた。」 そしてその中の1足がオーダーメイドの靴なのだそうです。 そんなにたくさんの靴が必要ないのであれば、数を減らしてちょっと高くてもより気に入ったものやより履きやすいものにするというのは納得できることですし、そうじゃなくてももうそろそろ寿命の2足を雨の日用に降格させて履きやすい靴を1足買うというのも合理的な手法だと思います。 もう考えてみれば、私自身もTシャツを買う時に以前は比較的安いものをたくさん買っていたのですが、最近はちょっと高くても気に入ったものを1着とか2着だけ買うという買い方になって来ています。 これが世の中の状況に合わせたアップデートなのかもしれませんね。 ムダなく上手にやっていきたいものです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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トラブル&解決

カテゴリー: @ Work:アットワーク

カカト

先日、お客様のMさんより、靴のヒールがとれかかっているという旨のご連絡をいただきました。 ヒールがとれかかるというのは尋常ではないので、まず写真をお送りいただき、靴の工房の方へお送りいただくことになりました。 実際に確認したところ、確かにおっしゃる通りヒールがとれかかっています。 ヒールがとれるというケースはかつて1度だけありまして、その時は私がクギを打ち忘れたためで、もう平謝りでした。 今回は過去の事例とは異なりクギは打ってありましたが、なんとスティフナー(カカトの芯)が厚かったために下側につり込んだ部分の厚みが増していたことと、クギの打ち込みがやや甘かったというのが原因でした。 写真は、検証の為にカカトのトップピースを外したところです。 私が指している部分で浮いてしまったため、接着剤を塗り直して改めて接着をし・・・、 補強のために下側からもクギを5本ほど打ち、いつも使っているヒールを留めるクギよりもちょっと長いクギを10本叩き込むように打ち、念のために32ミリのコーススレッドを3本打ちました。 ちょっとやりすぎかもしれませんが、外れてしまっては危険なので念には念を入れます。 このお客様の靴は、タイミングとして確か仕様変更してスティフナーを厚くしたばかり頃に製作したもので、今はつり込みしろにかかる部分は半分くらいの厚さに漉いて、さらにヒールシートを取り付ける面はがっつり削ってているので条件的にはかなり良くなっているのですが、 もし2020年ころに製作したシングルヒールの靴で、カカトが浮いてしまったという方がいらっしゃいましたら本当に申し訳ございません、しっかりと修理をさせていただきますのでご連絡ください。 Mさん、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。 靴は本日発送させていただきました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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