こちらのチャッカブーツは、ウチの娘が幼稚園に入学する時に合わせて私が履くために作ったものです。
今、ウチの娘は中学3年生なので10年以上も前に製作したことになります。
私がこのチャッカブーツを履くのは主にスーツを着る時なので、その後は娘の幼稚園の卒園式と小学校の入学式、そして卒業式、中学校の入学式はコロナで親は一人しか入れなかったので、履いた回数はほんの数えるほどです。
もうほとんど靴箱の中でスタンバっている状態なのです。
皆さんがお持ちの靴の中にも、ここまでではないものの履く頻度他あまり高くない靴ってありませんか?
そういう靴の扱いって、どうしたら良いのか困っている方もいらっしゃるのではないかと思いまして、今日はあまり履く頻度の高くない靴のメンテナンスについて簡単に書いてみようと思います。
本当は、その靴もまんべんなく履いていただくのが良いのですが、やはりどうしても甲乙が出てしまうことと思います。
そのうえであまり履く頻度の高くない靴は、私のおススメのメンテナンスとしては、だいたい数か月くらいに1度の割合でデリケートクリームをうすく塗って保湿をしていただくことです。
これはいわゆるスムースの革の場合で、そのほかのスウェードやオイルの革の場合はまた違ったメンテナンスになります。
もしくは、毎回クリームを落としてメンテナンスをするのであれば、乳化性のクリームなどでも問題ありません。
乳化性や油性のクリームの塗りっぱなしは革の硬化につながることもあるのでご注意ください。
なぜデリケートクリームをお勧めするのかというと、ロウ成分の入ったクリームは革の中に染み込んでしまい、それが将来的に表面の小さな亀裂の原因になることもあります。
なので、ロウ成分の入っていないデリケートクリームをうすく塗ることで、革の保湿をして乾燥を防ぐのです。
革は乾燥と硬化を嫌うので、保湿をしてあげることがポイントです。
ただ、塗りすぎはいけません。
塗りすぎと塗らなすぎでどっちが良いかと訊かれたら、塗らなすぎの方が良いと答えるでしょう。
時々革の表面を触ってみて、表面の状態を確認していただくのも大切なことです。
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