数日前に倉庫の中で探し物をしている時に発見した革です。
アニリン仕上げのような雰囲気で、やや明るめの茶色の革です(この写真は実際よりも明るめに写っています)。
イタリア製のチェリントンという革で、何年か前によく使っていた革です。
もしかしたら覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
このチェリントンは、生地の雰囲気がタンニン鞣しのような印象ですが、確認したところクロム鞣しだそうで、ざっくりとしなやかという二つの側面を併せ持つ雰囲気の革です。
シワの入り方はこんな感じでかなり細かく、革の質感だけ見ればビジネス用の靴を作るのに向いていそうですが、こんな感じの色なのでキレイなカジュアルの靴を狙うのが良いでしょう。
たとえば、プレーンのチャッカブーツやプレーンのギブソンシューズなど、この革の雰囲気を生かしてひとつのパーツが大きいデザインの靴を作るのも良し、もしくはあえてフルブローグやセミブローグなどのカジュアルテイストのデザインをキレイに作るのもまた格好良さそうです。
ちなみに、革の裏側もこんなにキレイです。
この革は、いわゆる一般的なボックス調の革とはちょっと違っていて、非常に独特な雰囲気があって味のある靴が出来そうな革です。
少しオイルを含んでいるんじゃないかと思うようなしっとりとした柔らかさがあります。
生地も非常に良いので、無くなる前に是非1足作ってみてはいかがでしょうか?
あと2足分です。
メインの1足にふさわしい素晴らしい革なので、ご興味をお持ちの方はお早めにご連絡ください。
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