Archives

縫い割りの裏側

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

縫い割り

多くのイギリス靴のカカト周りは、 こんな感じで、縫い割りと呼ばれる仕様になっています。 イギリスでは、silk seam と呼ばれています。 縫い割って、その両サイドにステッチがかかっていますが、なぜ両サイドにステッチがかかっているのかをご案内したいと思います。 まず縫い割りですが、 こんな感じに表と表を重ねて、縫い割りの針を使って縫い合わせ(今回製作している靴の革がスウェードであるため、表と裏がわかりにくいかもしれませんが、写真で見えているのが裏側で、表と表を重ねています)、 それをこんなふうに開きます。 この写真で見えているのも革の裏側です。 まだこの状態だと、開くと言ってもキレイに開けません。 なので、台の上で開いて縫い合わせた部分をハンマーで叩いて潰します。 こうして叩いて潰れるのが革の良いところです。 丁寧に潰すと、とってもキレイで滑らかになります。 そうしたら、先ほど叩いて潰したところにナイロンのテープを貼ります。 このテープを貼って完成とする縫い割りもありまして、その手法はイギリスではbrooklyn seam というそうですが、なせbrooklynなのかはわかりません。 このあと、縫い割った両サイドにステッチをかけて、これでsilk seam になります。 このステッチの意味はお分かりになりましたか? ナイロンテープを貼って、その両サイドにステッチをかけることで、縫い割った糸とテープとの両方で強度を出しているのです。 裏側は、この通りしっかりとテープを縫っています。 なので、もしテープが曲がっているなどしてステッチが外れてしまっていると、それは意味がほとんどなくなってしまいます。 靴は、製作に手間をかけてしっかりと強度を出すことで、永く履いていただけるような工夫が至る所にあります。 中には、今では単なる名残になってしまっているものもありますが、ほとんどのモノはちゃんと意味のある工程になっています。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

革靴

どうでもいいような些細なことなのですが、YouTubeの動画を観ていたらおそらくヨーロッパの人だと思うのですが、ストリートミュージシャンの方がギターを演奏していて、 その方の足元が写ったときに、ちょっとカジュアルな雰囲気の革靴を履いていたのがわかりました。 とってもラフな服を着ていた方でしたが、ただ革靴を履いてたというだけでちゃんとしていそうって勝手なイメージが湧いてきました。 基本的には人からどう見られるかなんて私にはどうでも良いことなんですけど、どんな靴を履いているのかということは自分がこうありたいということの表れのような気がして、私自身は革靴を履く人でいたいと思っています。 それは、いつ何時も革靴を履いているということではなく、革靴も履く人ということです。 普段から革靴を履いている人と、滅多に履かない革靴を履いている人って、パッと見てすぐにわかりますよね。 スーツを着慣れている人と、ほとんど着ない人の違いのようなものです。 普通に革靴を履きこなしている大人でありたいと思っています。 note、新しい記事を投稿しました。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

ギブソンシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのMSさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、先日に引き続き少し前にご注文をお受けしていたサイクルシリーズのギブソンシューズです。 さっそく履いていただきました。 MSさんは、これまでにハンドソーンウェルテッド標準仕様のオーダーメイドの靴をはじめ、旅チャッカやウォーキン’チャッカなど、企画商品を含めてたくさんの靴を履いてくださっています。 そんなMSさんがこの靴を履いていただいてのご感想は・・・、 「この靴は、ウォーキン’チャッカよりもしっかりフィットしているようですし、とっても歩きやすく感じます。」 とのことでした。 じつは、今回のこの靴は自転車に乗ることを前提として企画をしているため、ソールが比較的フラットになっています。 なので、ほかの靴と比べて初めから安定していて歩きやすいと感じていただけたのかもしれません。 マッケイ製法にしては比較的厚いインソールを使いましたし、どちらかと言えばマッケイらしくないしっかりとしたセッティングにしてありますので、そのあたりも良かったのかもしれませんね。 見た感じは比較的シュッとしていて、お仕事の時にも普通に使えそうです。 これから履きこんでいただいたら、ぜひご感想を聞かせてください。 ところで、先日私がクルマのタイヤを交換するという話を書きましたが、偶然にもMSさんもクルマのタイヤを交換されたそうで、 詳しくお話を聞いてみたところ、なんと同じ銘柄のタイヤを選んでいたという事実が発覚しました。 クルマが違うのでサイズは異なりますが、なんか偶然て不思議ですね。 ともあれ、今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:ギブソンシューズ レザー: シュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: マッケイ 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

サンプル製作

数日前にお知らせして、ご注文を受け付けしているウォーキン’チャッカのシリースのサンプルを製作しています。 ご注文を受け付けし始めてからサンプルの製作というのもちょっとどうかと思いますが、仕様は決まっているので実際に私が履いてみて最終確認のための靴、そして早めに作ってこんな靴ですよとお客様に見ていただくためのサンプルということになります。 すでにご注文いただいていますが、実際に製作に入るのは少し先なので、多少の時間的なゆとりはあります。 とは言え、やはり検討中のお客様には早くお見せしたいので、しっかりと進めていきます。 これは、革の裁断の様子。 表の革はすでに裁断が終わりまして、今裁断しているのはライニング、つまり裏側の革になります。 パターンをあててステッチマーカーペンでパターンの輪郭をマークし、その線をナイフで裁断する方法と、パターンをあててその輪郭を直接ナイフで裁断する方法がありますが、今回は前者のほうでやっています。 ペンが見づらいスウェードや型押しの革の場合は、後者の方法で裁断します。 こんな感じに裁断ができました。 遅くなりましたが、今回製作しているのは3穴のギブソンシューズです。 そうそう、このデザインも追加することにしました。 なので、チャッカブーツ、5穴のギブソンシューズ、そして今回製作している3穴のギブソンシューズの中からお選びいただけます。 裁断が終わったら、スカイヴィング(革の端の裏側を必要に応じて漉く作業、折り込むときなどに革が厚いと折れませんので)を経て、クロージング(ミシンの作業)に進みます。 3穴のギブソンシューズとチャッカブーツは、クロージングが比較的簡単です。 そうして、アッパーが完成しました。 3穴のギブソンシューズの雰囲気を感じていただけますでしょうか? ちなみに、この革は今回お選びいただけるTempesti社のMAINEという革なのですが、この革の質感がとってもステキです。 いわゆる普通のスムースの革と全く異なり、ちょっとザラついた感じがなかなか良い雰囲気を出していまして、よくあるビジネス靴とはちょっと違った仕上がりになりそうです。 とりあえず、今日の作業はここまでです。 ところで、今回ご注文を受け付けしていますこのウォーキン’のシリーズは、お伝えしております通り昨年ご注文をお受けしたウォーキン’チャッカのアップデートバージョンなのですが、 昨年のウォーキン’チャッカのベクトルをずっと長く伸ばした仕様になっていることをお伝えしたいのです。 目的は、昨今の新型コロナによって運動量が減ってしまった方々に向けて、この靴を履いて歩くことで言ってみれば足を鍛えること、つまり足を鍛えることを目的とした靴なのです。 いつものハンドソーンウェルテッドの靴は、快適に長時間履いていられるのに対し、このシリーズは少々硬めの履き心地になり、一日履いて帰宅すると足が気持ちよく疲れているというところを狙っています。 もちろんこのシリーズの靴もソールの交換やヒールのトップピースの交換ができますし、永く履いていただくことを目的としているのは変わりません。 靴の詳細に関しましては、先日の5月2日のブログをご覧ください。 アッパーに使用する革はかなりしっかりしているので、結構カッチリとした靴に仕上がりそうです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

オックスフォードシューズ

今日のお客様は、東京都にお住いのTIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 TIさんは、今回の靴が5足目になります。 さっそく履いていただきました。 今回完成したのは、黒のスムースの革を使って製作したオックスフォードです。 TIさんはいろいろなものに興味をお持ちになる方で、初めは靴とは関係ない用事でお越しいただいたのですが、一度履いてみないとということで急遽ご注文いただき、その後も継続的にご注文いただいて今回が5足目です。 チャッカブーツあり、ギリーシューズあり、ギブソンブーツありで、デザインの違いや革の違いも楽しんでいただけていると思います。 今回の靴は、アノネイの革を使って製作したのですが、どうしても履き初めの時は革が硬く、靴自体が硬く感じられるものの、 しばらく履いていると少しずつ馴染んできて、ちょっとずつカドが落ちていくように感じます。 しっかりと足をホールドしてくれる感覚は、さすがアノネイと言ったところでしょう。 まだこの写真を撮った時は、靴を履いていただいたばかりの時だったので、思いっきり靴が硬そうです。 革の質感や全体的な雰囲気は、なかなかイイ感じですね(すみません、自画自賛です)。 この靴もたくさん履いていただいて、ぜひ身体の一部のように履きこなしてください。 オックスフォードは、本当に格好良いです。 1足は持っていたいモデルですよね。 TIさん、今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

モンキーシューズ

今日のお客様は、東京都にお住いのYAさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしました。 残念ながら、今回は発送による納品となりましたので、YAさんが履いてくださっている写真はまた改めてとなります。 今回完成したのは、少し前に企画商品としてご注文をお受けしていた「サイクルシリーズ」のモンキーシューズです。 まだ少し前の企画商品なので覚えていらっしゃる方も多いかもしれませんが、新型コロナの感染拡大に伴い自転車通勤をされる方が多くなってきているとのことで、自転車に乗りやすく、さらにオフィスでの服装に合うデザインのモノというコンセプトで製作しました。 デザインはこのモンキーシューズのほかにチャッカブーツ、そしてギブソンシューズをお選びいただけるというものでした。 YAさんのお選びいただいたモンキーシューズは、これまで私たちが作ってきたモンキーシューズとはちょっと雰囲気が異なり、かなりシュッとしてスマートなモノになります。 私自身も、試作で作ったモンキーシューズをちょっと履いてみましたが、これがなかなか格好良くてこれからたくさん履こうと思っています。 コバが張っていないので、クルマを運転するのにも適していて、特にマニュアル車にはソールの感じがとっても良いかもしれません。 ですが、そもそもは自転車に乗りやすいということを目的としたもので、ソールが通常のハンドソーンの靴に比べるとだいぶフラットで、靴の後ろ半分はペダルを漕ぐ力が逃げないように剛性を高めています。 また、今回はコバを張らないという都合上、製法はマッケイにしましたので、 ソールはこんな感じにステッチがかかっています。 使い勝手も良さそうで、たくさん履いていただけそうです。 YAさん、次回は工房でお会いできればと思っております。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:モンキーシューズ レザー: スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: マッケイ 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。        

… 続きを読む

ゴムですから

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ソール

今日の午前中に、近所のタイヤショップに行ってクルマのタイヤ交換の予約をしてきました。 今履いているタイヤは、クルマを買ってすぐに履き替えたもので、もう5年くらい経ちます。 純正でついていたタイヤは、パンクをしないというタイプのタイヤだったのですが、何とも乗り心地が硬く、カドがあるような乗り心地というのでしょうか、とにかく家族にも非常に不評だったのでクルマが納車されて1週間で交換してしまいました。 その時から5年ちょっとが経ち、タイヤの溝はまだスリップサインまでは余裕があるものの、タイヤは少しずつ劣化していくもので、なんとなく乗り心地が硬くなったという印象もあり、いざという時にタイヤのせいで大変な損害になるというのは非常に悔しいですから、今回思い切って交換することにしました。 私は、ミシュランというメーカーのタイヤが好きで、昔からどういうわけかミシュランに縁があり、今回もミシュランのタイヤにしました。 だいたい、タイヤというものは交換した時には往々にして乗り心地や静粛性が大きく向上するもので、そりゃ何年も使って古くなったタイヤから一世代新しくなった新品のタイヤに変わるわけですから当然と言えば当然なのですが、 以前に乗っていたクルマで、某国産メーカーのモノからミシュランのモノに履き替えた時に、とにかく軽やかでとっても感動したという経験がありまして、それ以来さらにミシュランのファンになりました。 まだきょう発注したばかりなので、いつ入荷していつ交換できるのかわかりませんが、タイヤが新しくなるとクルマの性格も大きく変わったように感じられるので、今からとってもワクワクしています。 ところで、クルマでいうタイヤは靴でいうソールのようなものだと私は思っています。 靴のソールも最近ではゴム製のものが多く、私たちシューリパブリックでもソールは合成ゴムのモノを使っています。 こちらは、私が普段履いているモンキーブーツです。 このソールは、かつて特別仕様として扱っていたリッヂウェイソールですが、このソールを取り付けて6年ほど経ちますが、カカトのトップピースは1度交換していますのでソールよりは新しいものになります。 基本的に靴のソールやトップピースはすり減ったら交換というのが一般的な考え方なのですが、よくよく考えてみるとソールもゴムなのです。 靴のソールもクルマのタイヤと同様に、経年劣化で性能が落ちてきたり、弾力性が落ちてきたり、場合によってはクラックが入ってしまうということもあります。 お時間があれば、ぜひ一度ソールの状態をご確認いただきたいのですが、お持ちの靴の中には履く頻度が低い靴などでソールがまだ擦り減っていなくても結構古い靴ってありませんか? よくよく見てみると、そのような靴のソールの屈曲部分に亀裂等が入っていることがあります。 靴のソールは、クルマのタイヤほど大きな危険につながるリスクは少ないいかもしれませんが、古くなったゴムは突然に割れることもありますので、もしそのような場合は早めの修理をお勧めします。 ソールを交換すると、例えば私たちシューリパブリックではボトムフィラーのコルクなども一式新しいものに交換しますので、履き心地が驚くほど蘇ります。 また、古くなったヒールのトップピースは、新しいものに交換するとゴムの適度な弾力を取り戻すことができます。 トップピースに関しては、5年や6年くらい経つような場合は、状態を確認しつつ必要に応じて交換しても良いかもしれません。 トップピースがまだまだ全然残っている要ような場合は、さすがに交換するのはさすがにもったいないので、敢えて交換する必要はありません。 判断が難しい時には、その旨ご相談ください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

革

昨今では、革という素材に関して逆風が吹いているように感じます。 それは、動物愛護の面からであり、環境問題の面からであり、そのほかにもまだまだ理由があるかもしれません。 最近のハイブランドの製品はフェイクレザーを使っていることもあったりして、今後革を使ってモノづくりをするということは、社会的に見れば時代遅れになってしまうのではと思ったこともあります。 ですが、それは使い方による部分もあるように思いますし、作り手や使い手の考え方もあるように思います。 そもそも、どうしてそれを作るのに革を使うのかと考えてみると、一番の理由は丈夫で永く使えるからということではないでしょうか。 普段私が使っている手帳は、靴を作って余った革を使って作り、ノートを綴じる金具は東急ハンズで買ってきて取り付けたものです。 何年くらい前に作ったのか、もしかしたらもうそろそろ10年くらい経つのかもしれませんが、今でも全然問題なく使えています。 いつもカバンの中に入れて持ち歩いているので、表面は擦れたりしていますが、手帳として全く問題はありません。 ちょっとメンテナンスをしてあげれば、とってもキレイになります。 靴も然り。 革は合皮やナイロンに比べて非常に耐久性が高い素材であり、さらには湿気を吸ったり適度な硬さがあるなど、靴を作るには非常に適した素材です。 革の靴は、作るうえで環境に対して負荷をかけることや動物の命を奪うということは事実ですが、そのようなデメリットと同時に、永く使えることで結果的にごみを減らせるというメリットもあり、単に悪者扱いをされるべきものではありません。 言い換えれば、それは永く使えばの話であり、せっかく革の靴を買っても半年1や年で履き潰して捨てているようでは、残念ながら革の特性を生かせていないということになります。 つまり、革を使うということが社会的に問題になるのか否かというのは、その多くは使い手次第なのです。 参考までに、一般的に靴に使っている牛革は、私たちが食用としている肉の残り物であり、革をとるために動物を殺すわけではないということを知っておいてください。 私たち作り手は、革をとっても大切にしています。 昔、私がイギリスの靴の学校で靴づくりを習っている頃に、よく先生から・・・、 「革をムダにしてはいけません。極力捨てる部分を出さないように。」 と言われ続けて、革を大切にすることは身体に沁みついています。 そして今では作り手として、素材をムダにしないことを誇りにしています。 革は、歴史的に見ても大昔から使われているもので、ちゃんと正しく使えば本当に素晴らしい素材です。 革のメリットデメリットを正しく理解して、上手に使っていきたいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。      

… 続きを読む

タンライニング

タンは、靴のベロのこと。 そして、ライニングは靴の内側に使っている、つまり足に触れる側の素材のこと。 なので、タンライニングは靴のベロの部分の内側の素材のことです。 こちらは、ギリーシューズのタンライニング。 たかだかタンライニングと侮ってはいけません。 そもそもが、タンというのは靴のヒモを締めた時に、足の甲の部分にヒモが当たっても痛くならないために存在する、いわゆる緩衝材です。 ということは、靴ヒモをしっかりと締めた時には結構甲の部分に力がかかります。 さらに、靴は甲とカカトをしっかりと押さえて履くので、歩く時にも甲に負担がかかることがわかります。 確かに、普通に靴を履いているときには甲の部分は比較的ヒモをきつめに締めてもそれほど痛くなることは少ないように思うのですが、 痛くなりにくいからこそ必要以上にヒモをきつく締めていると、 「ジワ~」 っと痛くなることもあります。 そんな敏感なのか鈍感なのかよくわからない足の甲の部分ですが、タンライニングをとことん厳選して最適な素材を使って靴を作ってみると、 「こんなに心地よいのか!」 と驚いてしまいます。 むしろ、感動してしまうほど。 もちろん私もこれまでいろいろな試作の際に経験しています。 その適切な素材とは、一枚の牛ライニングの革の中でもほんのわずかしかとることができない、でも決して希少な部位というわけではなく、むしろクオリティとしては良くない部分になるのですが、 この辺りですね、牛のお腹周り。 それも、生地によって肉厚だったり薄かったりするのですが、肉厚のモノで、さらにそれをほぐして使います。    上の写真では手前側が後ろ足で、向かって左がお腹側、右が背中側になります。 実際、ライニング用の革を何十枚かまとめて購入しても、肉厚のモノって半分くらいしかなくて、ちょっと足が弱そうなお客様には優先的にその部分を使うこともありますが、足りなくて使えないということもあります。 ただ、これは興味がある方にはぜひ一度経験していただきたいと思います。 デザイン上で可能なのは、ギブソンのシューズとブーツ、そしてオックスフォードやギリーあたりですね。 チャッカブーツは、ヴァンプライニングとタンライニングが一体なのでちょっと難しいです。 ついでに、インソールの革も時々まぎれている理想的な部分を使って、某自動車メーカーがエンジンを手組するみたいに、特別手間をかけて丁寧に作ってみるのも面白そうです。 あまり手をかけてしまうとオプション扱いになてしまいますが、タンライニングだけでも興味のある方はご注文に際にお声がけください。 このちょっとしたパーツなのに、こんなに違うのかという驚きをぜひ体験していただきたいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

ウォーキン’チャッカ

昨日、ざっとアウトラインをお伝えしましたウォーキン’チャッカに関しまして、詳しくお伝えいたします。 じつは、当初の予定では昨日すべてお伝えするつもりだったのですが、カメラのSDカードを工房に忘れてくるという失態をしてしまい、こんな結果になってしました。 ホント、すみません。 なので、今日はちょっと早い時間に書いております。 早速詳細をお伝えしましょう。 商品のコンセプトは、昨年のウォーキン’チャッカと同様に・・・、 ●昨今の新型コロナウィルスの影響で通勤の頻度が下がってしまった方に、 ●もしくは、以前と比べて外出をする機会が減ってしまい運動不足になってしまったという方に、 ●もしくは、日頃から足をしっかりと機能させて歩ける靴が欲しいという方に、 ●さらには、気軽に足に合ったオーダーメイドの靴を履いてみたいという方に、 この靴を履いて普段から足をしっかりと機能させて歩いていただくということです。 いわゆるよくあるウィーキングシューズとは目的は同じでも若干コンセプトが違いまして、歩きやすいウォーキングシューズに対して、シューリパブリックのウォーキン’チャッカは、足を多少なりとも鍛えながら歩くことで足元から健康を狙うということになります。 ソール周りはスニーカーよりも一般的なウォーキングシューズよりも硬く、この靴で慣れれば足が鍛えられて足から良い状態になっていくはず。 お選びいただけるデザインは、   昨年に引き続きチャッカブーツと、 今回限りでギブソンシューズもお選びいただけます。 そして、お選びただける革は、 イタリアTempesti社のMAINEの黒と、 同じくTempesti社のMAINEのBruciato(茶色)の2色です。 靴を製作する際の製法はブラックラピド製法で、厚い立体的なインソールを使用します。 ブラックラピドなので、マッケイを縫った後がインソールに見えます。 ソールは、ダイナイトソール。 あとは、セッティングの調整でねじれ剛性をアップさせたりボトムフィラーのコルクの厚さをちょっと厚くするなど、細かい調整を施すのは昨日お伝えしました通りです。 使用するアイレットのみ選択可能で、それ以外のデザインや仕様の変更はできません。 価格は、税別72,000円(税込み79,200円)とさせていただきます。 初めてご注文いただく方は、靴のほかにラストの製作費用が必要になります。 受付期間は、5月末日まで。 受付足数は、両色ともそれぞれ4足ずつになります。 昨年のウォーキン’チャッカの仕様がカジュアルな雰囲気だったので、今年は少々クラシカルな雰囲気にしてみました。 ご興味をお持ちいただいた方、お早めにご連絡ください。 私も早めにサンプルを作ってアップさせていただきます。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

<<    |   >>

↑トップへ