タンライニングの話

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


タンは、靴のベロのこと。

そして、ライニングは靴の内側に使っている、つまり足に触れる側の素材のこと。

なので、タンライニングは靴のベロの部分の内側の素材のことです。

タンライニング

こちらは、ギリーシューズのタンライニング。

たかだかタンライニングと侮ってはいけません。

そもそもが、タンというのは靴のヒモを締めた時に、足の甲の部分にヒモが当たっても痛くならないために存在する、いわゆる緩衝材です。

ということは、靴ヒモをしっかりと締めた時には結構甲の部分に力がかかります。

さらに、靴は甲とカカトをしっかりと押さえて履くので、歩く時にも甲に負担がかかることがわかります。

確かに、普通に靴を履いているときには甲の部分は比較的ヒモをきつめに締めてもそれほど痛くなることは少ないように思うのですが、

痛くなりにくいからこそ必要以上にヒモをきつく締めていると、

「ジワ~」

っと痛くなることもあります。

そんな敏感なのか鈍感なのかよくわからない足の甲の部分ですが、タンライニングをとことん厳選して最適な素材を使って靴を作ってみると、

「こんなに心地よいのか!」

と驚いてしまいます。

むしろ、感動してしまうほど。

もちろん私もこれまでいろいろな試作の際に経験しています。

その適切な素材とは、一枚の牛ライニングの革の中でもほんのわずかしかとることができない、でも決して希少な部位というわけではなく、むしろクオリティとしては良くない部分になるのですが、

タンライニング

この辺りですね、牛のお腹周り。

それも、生地によって肉厚だったり薄かったりするのですが、肉厚のモノで、さらにそれをほぐして使います。

タンライニング  

上の写真では手前側が後ろ足で、向かって左がお腹側、右が背中側になります。

実際、ライニング用の革を何十枚かまとめて購入しても、肉厚のモノって半分くらいしかなくて、ちょっと足が弱そうなお客様には優先的にその部分を使うこともありますが、足りなくて使えないということもあります。

ただ、これは興味がある方にはぜひ一度経験していただきたいと思います。

デザイン上で可能なのは、ギブソンのシューズとブーツ、そしてオックスフォードやギリーあたりですね。

チャッカブーツは、ヴァンプライニングとタンライニングが一体なのでちょっと難しいです。

ついでに、インソールの革も時々まぎれている理想的な部分を使って、某自動車メーカーがエンジンを手組するみたいに、特別手間をかけて丁寧に作ってみるのも面白そうです。

あまり手をかけてしまうとオプション扱いになてしまいますが、タンライニングだけでも興味のある方はご注文に際にお声がけください。

タンライニング

このちょっとしたパーツなのに、こんなに違うのかという驚きをぜひ体験していただきたいと思っています。

お知らせ

【お知らせ 1 】

昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。

ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。

詳細は、こちらをご参照ください。


【お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 

 







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