仕様変更します

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


今日は、久しぶりに材料の仕入れのために浅草へ行ってきました。

年度末で、月末で、おまけに桜の季節ということで、行きも帰りも大変な渋滞でした。

渋滞するのは行く前からわかっていたので、いつもよりも40分ほど早く出発してのんびりと向かいました。

新型コロナの流行が始まってからあまり浅草には行かず、送ってもらえるものは送ってもらうようにしていたので、かなり久しぶりの浅草です。

といっても、何も変わっていませんでしたが。

今回浅草へ行く目的のひとつが、これまでお世話になった革問屋さんの担当さんが退職されることになったので、お礼を兼ねてご挨拶をすることでした。

私がまだ独立する前の、靴のメーカーに勤めていた頃からお世話になっていたので、かれこれ20年以上もお世話になっていたことになります。

そんなに経つのかとしみじみ思いながら、ゆっくりお話をしてきました。

退職された以降は、田舎に戻るとおっしゃっていましたが、そんなに遠くないので観光がてらに遊びに行かせていただくということで、永遠の別れになることもなく、またお世話になりそうです。

後任の方は、すでに10年以上のお付き合いの方なので、特に不安もなく安心しておまかせできそうです。

そして、もうひとつの目的がちょっと厄介なことなのですが、スティフナーの材料探しです。

つい昨日、靴のスティフナー(カカトの芯)について書いたばかりなのですが、このスティフナーで使っていた材料が今後入荷の見込みが立たないとのことで、

その代わりとなるものを探しに行ってきました。

ありそうで、実はなかなかなくて、結構やっかいなものです。

何でも良いのなら、普通に既製品の靴などで使っているモノもありますが、ハンドソーンウェルテッドに使えて、硬すぎず柔らかすぎず、耐久性があってしっかりしていて、そしてあれやこれやと希望を言っていくと、

本当になかなか使えるものがないのです。

ちなみに、スティフナーはスティフナーとして売っているものではなく、なにかの素材を加工してスティフナーとして使います。

以前は、床の革(厚い革の表面ではない部分)を2枚貼り合わせて強度を出して使っていました。

大切なパーツではあるものの、極端に高価なものになっては靴の価格に影響を及ぼしてしまうため、使えません。

遣うのにあまりにも面倒な加工が必要だと、作業性が悪くなってしまうために、それもNGです。

おそらく、お客様に言うと・・・、

「ちょっとくらい高くなっても、良い靴を作ってくれれば良いよ。」

と言ってくださるでしょうけれど、価格を上げずに良いものを作るのが技術ですから、妥協はしたくないのです。

そんな事を言っていたところで、ある材料屋さんから提案いただいたものがなかなか良さそうで、その実物を確認に行ってきたというわけです。

スティフナー

こちらが、その提案いただいた材料で作ったスティフナーです。

厚さがちょっと厚いかもしれないと思っていましたが、成形のためにしっかり叩くとちょうどよい厚さになり、硬さもおそらく理想的です。

まだこのあと一度サンプルの靴を作って最終確認をしないといけませんが、おそらく大丈夫でしょう。

一時はどうなることかと思いましたが、今回はなんとかなりそうです。

でも、靴の材料ってそんなことばっかりで、数年前にはウェルティングに遣う工具のオウル(すくい針)が入手できなくなって、世界中を探してイギリスから輸入しましたし、

昨年はシャンクという靴の中に入っている背骨のようなものがまたなくなってしまい、とりあえず300足分だけ確保しましたが今後のことが心配です。

そして、今度はスティフナーでした。

その他にも、思い出せばまだまだたくさんあって、その都度仕様を変更しつつ、入手できる材料を探して、ついでにアップグレードしてきました。

また、アッパーの革に関しては、黒のボックス調のきれいな革がもう在庫限りとなってしまっていて、この在庫がなくなったらどうしようかと思っています。

黒いビジネス用の靴をお考えの方は、くれぐれもお早めにご注文を、もしくは革の取り置きをおすすめします。

ともあれ、スティフナーに関しましては、次のラスティング分から変更させて頂く予定です。

お知らせ

【お知らせ 1 】

昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。

ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。

詳細は、こちらをご参照ください。


【お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 

 






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