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ギブソン

ブリティッシュクラシックにおいて、ビッグ2とも言うべきギブソンとオックスフォード。 こちらがギブソンで、日本でいう外羽ってヤツです。 対するこちらがオックスフォード。 よく訊かれるのは、どちらが履きやすいかという質問なのですが、これはなかなか答えに困ります。 ギブソンの特徴は、 このようにハネがパッと開きますので、オックスフォードに比べると脱ぎ履きが多少楽になります。 こんなふうにハネが開くということは、ハネの調整もできるから履きやすいのではないかと思われがちですが、もしそれがオーダーメイドで足にピタリと合っているとすると、ハネの調整範囲が広いということは、必ずしもメリットになるわけではないのです。 というのも、靴を履いた時に足をホールドして押さえているのは、言ってみれば靴ヒモになるわけで、確かに靴ヒモはそれなりにしっかりしていますが、靴ヒモで足を押さえるのと靴のアッパーの革で押さえるのとを比べると、やはり革で押さえたほうが懐の深い履き心地になるように思います。 たしかに、オックスフォードはハネが開きにくいというデメリットもありますが、 この部分がしっかりと縫われて繋がっているため、靴ヒモで足を押さえるギブソンに対して、こちらは革の面で押さえるようなイメージになります。 確かに既製品の場合で言えば、完全に足にピタリと合うモノでない限り、ギブソンのようにある程度の調整範囲があったほうが足に合うのは間違いありませんが、 オーダーメイドであらかじめ足に合わせて作った靴の場合だと、調整範囲はそれほど大きい必要がなく、それよりもいかに靴の変形が少なく、足に対してカッチリとホールドできるかということが必要になり、 意外にもオックスフォードのほうがピタリと足に合って歩きやすいという声もあります。 そう、そういう声もあるという話で、どちらが優れているかというと、これは好みということになりますね。 同じラストを使って靴を作ったとしても、ギブソンとオックスフォードでは押さえ方が異なりますので履いた印象もだいぶ違います。 オックスフォードは、どちらかというと面で押さえるのに対し、ギブソンは複数の線で押さえるようなイメージと言えるのかもしれませんね。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、2020年の4月18日のお知らせをご覧ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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