Archives

ギリーシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのMSさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 MSさんは、今回の靴が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、赤みがかったワイン色のギリーシューズです。 この革は、仕上げをあっさりとやった状態では写真のように結構明るくて赤みが強いのですが、 ミンクオイルなどでしっかりと仕上げをしていくと、アメリカンチェリーのような色身になります。 なかなか個性が強い革ですが、経年変化で変化していくのがわかっているのなら、最初はこの明るい雰囲気を楽しむのも良いかもしれませんね。 MSさんは、1足目からこんなアヴァンギャルドな仕様の靴をお選びになるという、なかなかエッヂの効いたお客様です。 「お仕事でも・・・。」 とおっしゃっていましたので、MSさんのストライクゾーンはなかなか広そうですね。 今日のようにデニムに合わせると、オフの日にも普通に使えそうです。 このまま履いて行くと、とても渋い雰囲気になるのが今からとても楽しみです。 MSさんがご注文のためにお越しいただいた時に、いろいろとお話をうかがっていたら、なんと私と同じ高校のご出身で、 それも私のひとつ先輩ということが判明し、高校の話題で盛り上がりました。 私たちが通っていた高校は、埼玉県で最も古い県立高校なので、いたるところで先輩や後輩に遭遇します。 じつは、いつも靴の箱でお世話になっている会社の社長も、同じ高校の後輩です。 もう何十年も前の話ですが、こうしてそのころのことを振り返って楽しく話ができるのは、とっても幸せだなぁって思いました。 初めてのシューリパブリックの靴を履いていただいたご感想は、 「こんなピッタリな靴を履いたのは初めてですよ。」 と、おっしゃっていました。 履き初めの時には、甲の押さえ方がちょっときついかもしれないとおっしゃっていましたが、 しばらく履いていただいているうちに、ソールが少し柔らかくなり、甲への負担も減ってきて、だいぶフィッティングが改善していました。 セミダブルソールという、ちょっとソールが厚めの仕様ですので、靴が馴染むまでは硬くて甲に負担がかかるかもしれませんが、 何度か履いて屈曲が多少柔らかくなれば、かなり履きやすくなると思います。 履き始めて半年くらいは、毎回フィッティングが変わっていくと思います。 しばらくその変化を楽しみながら、靴とお付き合いください。 今日はありがとうございました。 そして、次の靴もどうぞお楽しみに。 靴の仕様 デザイン:ギリーシューズ レザー: オイルステア ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

新しく革を入荷しました。 今回入荷したのは、Tempesti社のELBAMATTの2色です。 NAVYと、 赤茶とワイン色の中間の色であるSIENA。 皆さんもご存知の通り、今世界中が新型コロナウィルス感染症の騒動で大変なことになっており、 その影響が革の入荷にも出ています。 このELBAMATTはイタリアのトスカーナ地方で生産されているとのですが、今後のイタリアからの革の入荷の予定が全く立っていないと聞きました。 私がこの革を革問屋さんに発注した時に、担当営業の方から言われたのが、 「高山さん、在庫あったよ、ラッキーだったね。」 という言葉。 既に欠品となっている色もあるそうで、ホントにラッキーでした。 ところで、 「このELBAMATTのこの色は以前に入荷したことがあるのでは?」 とおっしゃる方は、よくこのブログを見てくださっている方ですね。 ありがとうございます。 確かに、NAVYもSIENAの入荷したことがあります。 でも、今回の革はちょっと違います。 それは・・・、 何が違うのかと言いますと、これまで入荷したものは厚みが1.6㎜だったのに対し、 今回入荷したのは、厚みが2.2㎜のものになります。 ざっと30%以上も厚いことになります。 ELBAMATTの特徴は、オイルをたっぷり含んでいて革にコシがあってとてもしっかりしているということですが、 そんな特徴をそのままに、さらに重厚な雰囲気になっています。 靴は使用する革の厚さでその雰囲気が大きく変わります。 薄くてパリッとしている革ではシャープな雰囲気になるのに対し、厚くてヘヴィな革はどっしりと重みのある雰囲気の靴になります。 もし、この革を使ってチャッカブーツやギブソンブーツを作ったとしたら、よりカジュアルテイストが強い、でもキレイな革なので上品なブーツになるでしょう。 履きこんでいく変化にも、その重厚さがにじみ出るのではないかと思います。 ちょっと楽しみな革ですね。 今回の入荷は、各3足分ずつです。 ※↓のお知らせは別ページで改めてご紹介させていただいております。中止ではありませんので、詳細はこちらをご覧ください。(2020/4/18追記) ところで、お知らせの2つ目ですが、 昨今の新型コロナウィルス感染症拡大防止のために、外出を控えましょうということになっています。 緊急事態宣言が発令されている首都圏や大阪、兵庫、福岡以外でも、状況はみな同じと言って良いと思います。 そんな中、お客様から工房に行かずにオーダーできないかというお問い合わせが数件ございました。 私どもの靴は、どちらかと言えば道楽ではなく道具であり、必需品という立ち位置になります。 このような靴を必要とされている方が、日本中にたくさんいらっしゃいます。 なので、最近流行りのリモートワークならぬリモートオーダーができたらよいと思って考えたのですが、 シューリパブリックのリモートオーダーとして、およそここ数年の間にご注文いただいた方、もしくはそれ以前でも何足かご注文いただいている方に限って、 メールのやり取りや、お電話、もしくはネット回線を使ったテレビ電話などで打ち合わせをして、 革に関しては、ご希望に合いそうなものをいくつかピックアップしてサンプルをお送りして実物をご覧になって選んでいただくという方法でご注文いただけるようにしたいと考えています。 これまでにも、遠方にお住いのお客様で、革をお送りしてデザインのご希望をうかがってご注文いただいているケースがたくさんあります。 ですので、早めにオーダーしておきたいという方がいらっしゃいましたら、その旨ご連絡ください。 また、上記の手法以外でも、すぐじゃないけれど年内に欲しいなど、何かご希望がありましたら柔軟に対応させていただきます。 製作枠だけ先に押さえておいて、計測はコロナ騒動が収束してからというのもアリかもしれませんね。 そのうち、5G対応などハイスペックな機材が使えるようになって、どんどんリモートに対応できるようになったら嬉しいです。 そんな時に私が5Gならぬオジイになって使いこなせなくならないよう、柔軟に取り組んでいきたいと思います。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

以前に比べると、ネット通販でマスクが買えるようになってきた感があります。 でも、やっぱりまだ高い。 需要過多による材料の高騰もあって、まぁ仕方ないのかもしれませんが、それでも高い。 私はひどい花粉症なので、毎年マスクをまとめて買っていましたが、昨年の履歴を見てみると、50枚入りで298円でした。 先ほど楽天で見てみたら、50枚入り3,500円くらいだったので、10倍以上になっているということです。 1枚当たり70円もするマスクを毎日使い捨てはちょっと気が引けます。 なので、しばらくは布で作ったマスクをすることにしました。 先日、ネットで見つけたパターンを改良して、いくつか試作を繰り返し、今日やっと納得できる形状のものが完成しました。 布マスクは、なるべく隙間をなくするためにちょっと大きめにするのが良いと思ってます。 そして、今後はもう少し改良を施して、フィルターを交換できるようにしたり、縫う部分を減らして作業をなるべく簡略化したいと考えています。 これが完成するころには、不織布のマスクが安く売られているかもしれませんが・・・。 さて、今日の作業はコバ削りとヒールの取り付けです。 今朝、靴たちがだし縫いから戻ってきました。 今、私がだし縫いをお願いしている方は、もう何の不満もなく、技術的にも本当に素晴らしい方です。 若い方でセンスも良いです。 だし縫いで困っている方は、ご紹介させていただきますのでご連絡ください。 靴を送って縫っていただけるので、遠方にお住まいでも全く問題ありません。 そんな感じでだし縫いが終わり、コバを削ったりヒールを作ってくっつけたりする作業に進みます。 そのなかで、ぜひ見ていただきたいのがこちら。 違う角度から。 そう、クギが打ってあるのです。 ヒールを取り付ける時に、ヒール側の接着面をソールの凸に合わせて凹に削り、それらを接着剤で接着します。 でも、それだけでは強度的に不十分なので、写真のようにクギを打ちます。 このクギ、以前は25㎜のマシンネイルを使っていましたが、何年か前にヒールの高さを1.5ミリほど下げたのをきっかけに、今では23㎜のマシンネイルにしています。 マシンネイルは、片足につき10本打ってあります。 それも、めり込んでいますよね。 これくらいしっかりと打たないといけません。 ヒールには思っている以上の力がかかるので、特に丈夫に仕上げています。 まだこんな感じでヒールが削ってないので、明日この続きを進めます。 完成近し。 ちなみに、この靴は徳島県のKAさんの靴です。 もうちょっとですよ、お楽しみに。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

靴のサイズ

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 首都圏では東京、埼玉、千葉、神奈川の各都県に緊急事態宣言が発令されているのですが、 私が住むとってものどかな加須市では、パッと見たところでいつもと何も変わっていないような感じでした。 そんな中、今日はウチの娘の中学校の入学式がありました。 埼玉県内のほとんどの小中学校が、今日入学式や始業式をやってまたしばらく休校になる予定とのことで、 例年とは違い戸惑いもあったようです。 私たちの地元の中学校は、生徒たちが履いて行く靴に関して小学校に比べるとやや規制が厳しくなり、 白い運動靴と決められています。 イマイチ良くわからないのは、スニーカーはダメで運動靴を履いて行くという、これは一体どういうことなのか、機会があったらちゃんと確認してみたいと思います。 ウチの娘の場合、私が靴屋だからと言って決して特別なことはなく、むしろ小学校のときの鼓笛隊の時に履いた靴を履いて行くことにしました。 スケッチャーズの運動靴で、見た感じは中学生らしいと思っています。 ウチの娘もこの靴を履くのは久しぶりで、朝履いた時にちょっときついと言っていました。 でも、確か中学でも履けるようにややサイズに余裕を持たせて買ったはず・・・。 改めてサイズを確認してみると、 日本サイズで24.5センチ、イギリス(UK)サイズで4 1/2となっています。 皆さんも聞いたことがあるかと思いますが、靴はメーカーによってサイズ感が全然違うと感じることがあって、 国産メーカー間で比べると、それはつま先の形状などで履いた時にゆとりがあるかないかみたいな、いわゆる感覚的な部分での差になるということもあります。 正直なところ、私はスニーカーのサイズに関する裏事情までは詳しくないので、裏話的なことをお伝えすることはできないのですが、 私が普段靴のサイズを選ぶ際に、信用しているのがイギリスの表記です。 その理由は、イギリスサイズの場合、子供から女性から男性まですべて通しのサイズ表記(子供サイズが13までそれが大人サイズの0となる)になっていて、 例えばその靴が男性用だか女性用だかわからない時でも、自分のサイズをわかっていれば間違って買うこともありません。 最近では多国展開しているブランドも多く、上のウチの娘のスケッチャーズのようにUKインチ表記と日本のセンチ表記と、そのほかにいくつかの表記があることも珍しくありません。 そんな中で、海外で生産された靴が多い昨今では、イギリス(UK)表記は正しくても、日本のセンチ表記はちょっとどうなの?と感じることもあります。 インチとセンチではピッチが違う(センチは5㎜、インチは4.23㎜)ため、細かいことを言うならインチ表記をそのままセンチ表記にすることに無理があると言えますから、 センチ表記よりインチ表記を信用するのは間違いではないように思います。 写真のウチの娘のスニーカーに関しては、イギリス(UK)表記はほぼ信用できると思うのですが、日本サイズは24.5センチよりも少し小さいようです。 ちなみに、私が普段履いているスニーカーがこちらで、 このサイズ表記はと言うと、 UK(イギリス)サイズで7となっています。 こちらの靴は日本サイズで26センチでしたので、スニーカーとして考えた場合には日本とイギリスのサイズ変換は正しいと思います。 ご参考まで。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

ギリーシューズ

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ここ最近において、私たちシューリパブリックのモデルの中で大変人気のあるものが、このギリーシューズです。 月ごとの製作グループの中に、必ず1足ないし2足くらいはあります。 多い時には、ギリーだけで4足という時もありました。 その人気の理由は、このハネの形状です。 最初は皆さん違和感があって、なんか変な靴だと思っていたのに、何度か見ていたり、 ほかのお客様が履いている写真などを見てみたら、ジワジワと格好良く見えてくるということが多いようです。 そもそも、このギリーはケルト人のダンスの靴が起源と言われていまして、それはもっと柔らかくてまさにダンスに適した靴だったのですが、 その良いところを見習ってブリティッシュの仕様で作ってみたというものです。 誤解のないように言っておきますと、私よりもずっと前にギリーシューズを作っているメーカーはたくさんあります。 ただ、あまり普及しなかったようですね。 靴好きの方は、結構ご存知ではないでしょうか。 そして、このギリーシューズのメリットと言えば、ハネの形状の恩恵で足をしっかりとホールドできることと、 さらにこのハネの形状の恩恵で、脱ぎ履きがとってもしやすいことです。 シューリパブリックのチャッカブーツは、アイレットの数が3つなのでヒモがパッと簡単に開くように、 このギリーシューズもアイレットのピッチが開いていて、数も4つと少なめなので、ヒモをほどけばハネが簡単に開きます。 足をしっかりとホールドして、脱ぎ履きあしやすい、おまけにちょっと個性的なデザインとくれば、 アンテナの高い方に響かないわけがないです。 ぜひ、一度履いてみてください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ラストの調整

カテゴリー: @ Work:アットワーク

新型コロナウィルスの感染拡大が大変なことになっています。 皆さん、怖いのは新型コロナウィルスだけではなく、暗いニュースばかりで私たちが暗い気持ちになってしまうことや、知らぬ間に運動不足になって体調を崩してしまうというリスクもあります。 時には大笑いをしてしまうような映画を観たり、適度に体を動かす機会を設けることをお勧めします。 じつは、私も今日の夕食後に家族で軽く走ってきました。 この春から中学生になるウチの娘がもっと走りたいというので、家族全員で運動です。 私と娘が走って、ウチの家内は自転車で伴走。 走ったのはほんの1キロ程度でしたが、久しぶりに結構なスピードで走ってスッキリしました。 走りに行くのってなかなか億劫ですが、週に1度でも良いので行ってみてはいかがでしょうか? さらに、私は縄跳びを買ってきてもらって、何十年ぶりに縄跳びをやってみました。 小学生の頃は二重まわしをいつまででもできたのに、久しぶりにやってみるとなかなか思ったように跳べません。 昔で来たのに今できないのって、なかなか悔しいです。 これも週に何度かチャレンジして上手になりたいと思います。 縄跳びは100均で売っていますので、運動不足を感じていらっしゃる方にお勧めです。 ところで、昨今のサージカルマスク不足のためなのでしょうけれど、街中で布マスクを頻繁に見かけるようになりました。 一時は布マスクの目の粗さでは役に立たないようなことを言っていましたが、結局飛沫を防ぐにはとりあえず役に立つようで、私も家族にいくつか作ってみました。 そんな中、hkmaskなるものをネットで見かけました。 香港の化学博士が発案したものだそうで、なかなかよく考えられていて素晴らしいです。 パターンもありました。 さらに、YouTubeで動画も発見。 ひとことで言って、このマスクの素晴らしいところは、キッチンペーパーやティッシュペーパーをマスクのフィルターとして使うことで、 かなりのハイスペック(残念ながら医療用のサージカルマスクには及びませんが)なマスクとなるところと、 十分に考えられた形状で機能性も十分。 ミシンが使える方なら、さほど手間をかけずに作れるはず。 でも、パターンナー上がりの私としては、もっと簡単でもっと効率の良いマスクができるはずだと思っていまして、 このhkmaskに勝るとも劣らないマスクを作ることができたらと、闘志を燃やしてみたりしつつ、 何か思いついたら作ってみたいと思っています。 私は普段の作業の中で、グラインダーで削る際に防塵用として「シゲマツ」という会社のdd11 s2-1というモデルのマスクを使っていまして、 このマスクがなかなかよく考えられた作りになっています。 顔にフィットして隙間がなく、取り外しは簡単で、長時間つけっぱなしでも不快感がありません。 そんな理想的なマスクを、いわゆる布マスクで実現したいものです。 形状記憶のパーツを使わないで行くなら、3次元の押さえ方が必要ですよね、きっと。 もう少し考えてみます。 さて、今日はラストの調整に関する私の考え方をお伝えしたいと思います。 あくまでも私の考え方です。 決してこれが正しいとか、これじゃなくてはいけないという話ではなく、私はこれが良いのではないかと思ってやっていますという話です。 あるお客様の足に合わせて調整したラスト。 男性のお客様です。 この方は、やや外反母趾気味なのですが、男性でもけっこう外反母趾の方がいらっしゃいます。 もちろんハイヒールを履いているわけではなく、例えば足が細かったりすると靴の中で足が暴れてしまい、さらに横方向のホールドが甘くて、横アーチが開いてしまうことがあります。 そうなると、このような外反母趾になってしまうこともあります。 「~ことがあります。」と書いていますが、これは気を遣った書き方をしているだけで、実際には結構多いように感じています。 そのようなケースでは、外反母趾は当たると痛いので昔は大きめに靴を作っていた時代もあったと聞いていますが、 今はどちらかと言えばややタイト目に作ることが多いようです。 もちろん、その状態にもよりますが。 このお客様の場合、足が比較的カッチリしているため、敢えてややタイト目にしました。 外反母趾の部分にこのように調整のために革を貼るのですが、 こうして上から見てみると、凸の部分の高さは約2ミリほど。 実際の足の凸の部分は、この倍くらいの高さがあります。 でも、敢えてそれよりも低い(薄い)調整にしています。 その理由は、面で当たる部分は比較的伸びにくいのに対しポイントで当たる部分は思いのほか伸びやすく、 さらにこの部分がちょうど屈曲点で、革が折り曲がって柔らかくなりやすいためです。 将来的にそんな変化が起こることを考慮して、変化が落ち着いた時にややタイトなフィッティングになっているような調整をしています。 そもそもタイトフィッティングにしているのは、先ほども書いたように足が細めの方にこのような症状が出ることが多いので、まずは足をしっかりとホールドして靴を履いた時に靴と足との一体感があって、足をしっかりと機能させて歩くことが大切です。 いつも書いていることですが、私は医者ではありませんのであくまでも私ができるのは靴屋の仕事の範疇になります。 こんなフィッティングで、こんなふうに歩いていただいて、それをお客様に快適と感じていただけることを目指して、お客様の足に合ったベストなフィッティングで靴を製作しています。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

接着剤

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

私たちシューリパブリックで製作している靴は、ハンドソーンウェルテッドという製法で製作しているため、あまり接着剤を使いません。 対して、一般的に最も多く出回っている製法がセメンテッドと言って、アッパーとソールを接着剤で貼り付けるものです。 このセメンテッドでは、接着剤が生命線になります。 簡単に言えば、アッパーをつり込んで作ったら、接着面を接着剤が効きやすいように荒らして、両方に接着剤をぬって貼り付けるというもの。 簡単な製法なだけに、接着剤がしっかりと効くように諸々も工夫がされています。 たとえば、使用する接着剤は熱活性をさせるタイプで、これは私がイギリスの学校に行っていたころに使っていたものも同じようなモノでしたが、 接着面に塗ったら一度乾燥させたうえで、熱を加えて表面を柔らかくし、その後に接着するもの同士を貼り付けます。 それもただ貼り付けるのではなく、圧着と言って貼るもの同士に厚をかけるのです。 セメンテッドの靴では、圧着機という専用の機械があって、それを使ってカッチリと貼り付けます。 このセメンテッドの靴の場合、工業規格ではがれにくさの強度の既定があって、最低でもこれくらいの力がかかった時でも剥がれてはいけませんと規定されています。 数値は忘れました。 そんな感じで、作る側にすればセメンテッドの靴は何かと大変です。 そんなセメンテッドの靴でも使う接着剤がこちら。 私たちシューリパブリックでも、接着剤を使っています。 私たちが使っているのは、大阪の八尾市に本社があるノーテープ工業さんの製品です。 私が使っているこの#9820というのは、なかなか使い勝手の良いタイプです。 でも、仮に靴のアッパーとソールを貼る場合、接着剤だけでは不十分なのです。 アッパーの革は問題ないのですが、ソールがゴムの場合にはプライマーという薬品が必要になります。 このプライマーですが、使う素材によってそれぞれに合ったモノを使わなくてはいけないため、結構大変です。 リンクを貼っておきますので、興味がある方はご覧になってみてください。 私たちの場合、接着剤を使って貼るのは主にこの部分です。 ソールと積み上げ、そして積み上げとカカトのトップピース(合成ゴム)の接着です。 その場合に適したプライマーがこちら。 ノーテープ工業さんのP-740です。 私たちが作業するうえで必要となるのはこのP-740だけなので、持っているプライマーはこれだけ。 そこで、これは皆さんについでに知っておいていただきたいのですが、ときどきふとやってくるお客様がいらっしゃいます。 何かで私たちのことを知ってくださった方や、以前に前を通って靴屋を見つけたという方がほとんどなのですが、 ソールが剥がれた靴を持っていらして、 「これ、付きますか?」 と修理のご相談をされます。 すみません、上記のプライマーが理由で接着することができません。 お持ちになる靴は、ほとんどが一体式のウレタンソールで、まったく手に負えません。 加えてお伝えすると、私が靴のメーカーに勤めていたころから接着剤問題というのがありまして、 たとえば新製品を作るという時には、一度その素材を接着剤メーカーさんに出して接着剤とプライマーの適性を確認していただき、 そのうえでスタートします。 なので、修理屋さんならそれまでの経験があって何とか解決してしまうかもしれませんが、私どもでは自社の製品以外の修理の対応ができません。 ご理解ください。 おそらく、このブログを見てくださっている方は私たちが修理をやっていないことをご存知で、 突然に修理の靴を持っていらっしゃることはないからここで書くのは無意味かもしれませんが、 接着剤ってそんなに深いということを知っていただければそれで十分です。 できることなら、日頃からお世話になっている地域の方のお役に立ちたいのですが、接着剤に関しては惨敗です。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

新型コロナウィルス感染症が猛威をふるっていますが、一日も早い終息を願っています。 メディアから様々な情報が発信されていて、何をどうしたら良いのか考えるだけで疲れてしまうかもしれませんが、 少なくとも私たちは自分が感染しないように、まずはしっかりと手洗いなどの予防策をとる必要があります。 まだまだ分からないことがたくさんあるからこそ、慎重な姿勢で臨むのが良いと思います。 みんなで頑張っていきましょう。 さて、私は日々工房にこもって作業を進めています。 今日はウェルティングの作業をしていましたが、ラスティングに関してお伝えしたいと思います。 今製作中のあるお客様の靴です。 ウェルティングまで終わているので、ウェルトが縫われています。 この製作途中の靴を見ていただいた時に感じていただきたいのが、ラストの形がよくわかるということです。 これ、じつはとっても大事なこと。 違う角度から。 甲の部分の立ち上がりやハネの形状からしても、ラストの形がよくわかる、つまりラストに対して隙間なくピタリとラスティングがしてあるということです。 なぜラストに対してピタリと隙間なくラスティングがしてあることが大切なのかと言うと、そもそもラストの形状は凸の部分もあれば凹の部分もあって、 むやみやたらに引いてラスティングをすると、隙間ができてしまうことになるのです。 つまり、隙間なくラスティングがしてあるということは、正しい方向に引いて作ってあるということを意味し、 正しい方向に引いているということは、型崩れしにくいとか適切な力加減で引いてあるということになります。 そんなの専門家が作るのだから当たり前と言われるかもしれませんが、それがまれにラストに対して隙間がある靴や変なところにシワがある靴もあったりするのです。 ちなみに、私たちシューリパブリックで使っているラストはシューズラストです。 ブーツを作るときに専用のブーツラストを使う工場や作り手さんもありますが、私たちの場合はブーツラストは使いません。 その理由は、シューズラストで十分だから。 カカトの上側がくびれているので、シューズラストのほうが都合が良いのです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

Lストームを斬る

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

私たちシューリパブリックでは、2種類のウェルトを用意しています。 ひとつは平ウェルト、そしてもうひとつが通称Lストームと呼ばれるウェルトです。 ちょうど今日、あるお客様の靴のウェルティングの作業をしていたので、写真を撮ってみました。 この写真のウェルトが、通報Lストームと呼んでいるウェルトです。 厳密に言えば、ストームウェルトというのはこれとは違う形状のものなのですが、まぁそこそこ似ているものなので総称としてそう呼んでいます。 このLストームウェルトですが、そもそもは湿地などに入っていったときにウェルトの隙間などから泥や水が浸入しないためと聞いていますが、 実際にその効果はどうなのかという質問をいただくことがあります。 その答えは、構造を見ていただければすぐにわかります。 ウェルトを縫い付けた部分の断面がこちら。 縫っている途中です。 イマイチ良くわからないかもしれません。 ウェルトの形状はこういう形をしていまして、これを・・・、 こんなふうに開いて縫い付けます。 この写真も参考になるかもしれませんね。 私が指さしている部分にこれからウェルトを縫っていくのですが、その際に針を刺して糸を通してギューと締めます。 その糸は、写真の向かって左側(ウェルトの下側)で完結するので、上から降ってくる雨などが隙間から靴の中に侵入することは理論上はなさそうですが、 でも実際にはウェルトが濡れて、縫っている糸の穴を伝ってインソールが濡れて、その量が多くなるとアッパーの内側を伝って靴下が濡れるということもあります。 つまり、マッケイの靴のようにちょっとでも濡れたところを歩くと靴の中に水が浸入するというほどではないものの、 完全防水の構造ではないということです。 結論として、ちょっとくらいの雨なら問題ないですが、ソールがガッツリ水に浸かるほどの雨だったり、 もしくは長時間雨の中を歩くとなると、靴の中に水が入ってくる恐れありといったところです。 構造の特徴をよく知っていただいて、靴と上手にお付き合いください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

余談ですが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、いろいろなものが店頭からなくなっています。 当然ながら、みんなが欲しいものがなくなってしまっていて、早く解消してほしいところです。 消毒液もそのひとつ。 そんな中、こういう手段がありますのでお知らせします。 花王の塩素系漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウム0.05% 0.1%の液を作る 私たちシューリパブリックのお客様は、専門職についていらっしゃる方も多く、日頃の世間話の中でいろいろと貴重な情報を教えていただくこともあります。 消毒液が入手できないという方も多いかと思いますので、必要な方は是非お試しください。 教えてくださった皆様、本当にありがとうございます。 さて、靴の製法には上物とソールを接着して完成という最も簡単セメンテッドから、それにソールをぶつ縫いする工程を加えたマッケイ、 そしてより手間をかけたグッドイヤーウェルテッド、さらにはその祖先ともいえるべきハンドソーンウェルテッドなどがあります。 当然ながら手間をかけた製法のほうが履きやすさなどにおいて優れています。 しかしながら、単に価格だけで判断しようとすると、ブランドのライセンスにコストをかけている靴などにおいてはじつはセメンテッドだったということもあったりします。 なので、一見ウェルテッドのように見えるけどそれは本当にウェルテッドなのかを見極める方法をお伝えしまいと思います。 見ていただくのは、靴のこの部分。 ホンモノのウェルテッドの靴は、カカトの内側の部分にウェルトの継ぎ目があります。 作るときに、こんなふうにしています。 ウェルテッドの靴の場合、このウェルトにソールを貼ってだし縫いという、ソールとウェルトを縫い合わせる作業があるのですが、 だし縫いの糸はだいたいの場合、このウェルトの継ぎ目からちょっとズレたところからスタートして一周し、スタートした針目を何針か重なって終わります。 つまり、このウェルトの継ぎ目をステッチがまたいでいるのなら、それは本物のウェルテッドの靴という可能性が非常に高いことになります。 こんな感じですね。 それに対して、セメンテッドの靴でウェルトっぽく見せている靴の場合、 このようなイミテーションのステッチが入った偽物のウェルトを貼り付けているため、 ウェルトの切れ目とステッチの切れ目が同じところに来ます。 そうなっているのなら、その靴はおそらくウェルテッドではないということになります。 やっぱりウェルテッドの靴は履いていて快適です。 ウェルテッドだと思って買ったのに、じつは偽物だったというのは悲しいので、ぜひ見分け方を知っておいてください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

… 続きを読む

<<    |   >>

↑トップへ