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実用至上でいこう

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ギブソンブーツ

ここ最近は本当に出張が続きまして、3月末には新潟のコージ製靴さんにてファミリーセールに出品し、 その後はリファーレ恵比寿店さん、リファーレ大阪店さん、神戸三宮のSUNさん、そして先日の新潟伊勢丹の催事と、これまでにないくらいあちらこちらに出向き、たくさんのお客様とお会いしました。 お店によってお客様の靴に対する関心の高さが全く違っていて、さらに言えばその方向性もまちまちで、 何がよくて何が悪くてなんて話を始めたら、何が正義で何が悪でのような全くその環境によって答えが変わってしまうような結末になりそうで、 結局はどんな靴を履いたら良いのかということは、お客様自身がどんなものが好きかということに起因することであって、私たち靴屋がお勧めすることはあっても良い悪いを言うことではありません。 ただ、無関心で何でも構わないというのはいけません。 無関心にモノを選ぶことで、あまり良くないものが世の中に蔓延ってしまい、ちゃんと作られたものが消えて行ってしまうこともあるかもしれないですから。 宣伝につられて買ってしまうとか、雑誌の評価を鵜呑みにして買ってしまったり、ブランドだからと言って買ってしまうのは、あまり好ましいことではないと思います。 安いものでも、たとえTシャツ1枚でも、最初はちゃんと実物を確認して、もしくは信頼できる人に相談して選ぶことをお勧めします。   話は戻りますが、あちらこちらに出張に行って、ちょっと時間があったら町の靴屋さんや靴売り場を覗いてきました。 さらに、ネットでも靴のサイトもたくさん見ました。 とにかくいろいろな靴が存在しています。 技術と手間をつぎ込んで作っている靴は、見ていて本当に面白いです。 特にオーダーメイドとなると、作り手がこれでもかと言わんばかりに力を発揮して作っているのがよくわかります。 その中で、私たちシューリパブリックはとにかく実用という目的に重点を置いた靴を作っています。 たぶん、世の中的に見るとオーダーメイドの靴というのはそんなにガツガツ履くものではないという認識がつよいですから、実用とか日常に履くというモノは比較的少ないのかもしれませんが、 例えばネジを回すドライバーを使う仕事をしている人が、とにかく最善の状態で仕事をこなすために自分が最も使いやすいドライバーを作ってもらうようなもので、 日々靴を履く方が、一日最善の環境で仕事ができるようにと、私たちは快適に履いていただける足に合ったオーダーメイドの靴を作ります。 たぶん、アプローチも目指すところも、昔貴族が履いていたようなオーダーメイドの靴とは異なっています。   現実的な話として、世界中の全員がオーダーメイドの靴を履くことは難しいかもしれませんが、一人一人が靴に関心を持っていただいて、次は今よりも少しでも快適に履ける靴を選んでいただくことはできるかもしれません。 靴選びをないがしろにしないで、失敗しないためにもちゃんとお店の人と相談して快適に履ける靴を選んでください。 そして、より快適に履きたいと思った方は、次のステップとしてオーダーメイドの世界へお越しください。 オーダーメイドだって、実用至上の延長線上にあります。 確実に言えるのは、オーダーメイドは贅沢なのもではないということです。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ブーツ

昨日までの出張に履いて行ったネイビーのチャッカブーツと、普段から履いている黒のモンキーブーツを、さっとメンテナンスしました。 靴を気にかけていらっしゃる方は、ビジネス用であろうとカジュアルの靴であろうと、普段からちゃんとメンテナンスをしていらっしゃることと思いますが、 あまり気にしていない方に於かれては、とりわけそれがカジュアルの靴だ足りすると、時々大変なことになっているモノを見かけます。 私たちシューリパブリックで製作しております靴はブリティッシュクラシックと言いまして、カジュアルと言えども基本的な部分はビジネス用の靴とさほど変わらず、 ビジネスの靴と同様のメンテナンスをしていただくことを前提に製作してあります。 でも、ビジネスシューズのようにピカピカにするのはちょっと違う・・・、 と思う方は、ピカピカにしなくても良いので、定期的に栄養補給のためのデリケートクリームを塗ってあげてください。 もしくは、革によっては専用のオイルを塗るのもOKです。 そもそも、革は乾燥に非常に弱く、革の表面が乾燥してくると小さな亀裂ができ、それが革の割れにつながります。 「いやいや、自分の靴は大丈夫だから。」 ということはありません。 どんなにクオリティの高い革でも、乾燥していれば割れやすくなります。 週末にしか履かないというケースでは、ついメンテナンスを忘れがちかもしれませんが、少なくとも月に1度くらいは靴のメンテナンスをしていただけると良いでしょう。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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磐梯山SA

昨日までの催事が無事に終わりまして、今日は移動の日です。 昨日のうちに帰っても良かったのですが、仕事で疲れているときに夜間に300キロも運転するのはちょっと危ないかもしれないと思いまして、最近は特別急ぎでなければもう1泊するようにしています。 午前中にコージ製靴さんに立ち寄り、簡単な打ち合わせをして、今日はどこかで観光をするということもなく、早々に帰ることにしました。 その前に、お土産をおなじみの原信白根店で探しましたが、 リクエストがあったうちの笹団子しか見つけることができず、 近くのリオンドールに行っても何も見つからず、 結局は三条まで行って、 四日町店にてやっとすべてが揃いました。 まさかスーパーのハシゴをするとは思いませんでした。 といっても、決して特別なものを探していたわけではなく、たぶん原信なら揃うであろう笹団子、ミレービスケット、そして甘酒だったのですが・・・。 とりあえず、お土産が揃ってこれで安心して帰れます。 いつもなら、帰りは関越道を使って帰るか、もしくは途中まで一般道で走って湯沢あたりで関越道に乗るのですが、今日はなぜか気分が関越道ではなかったので磐越道の安田ICまで行って福島経由で帰ることにしました。 途中、田んぼのど真ん中にあったラウンドアバウト。 誰もいなかったので、クルマを止めて写真を撮ることができました。 ラウンドアバウトって、まだまだあまり馴染みがなくて、どうやって走ったらよいのか知らない方もいるのではないでしょうか? 実際に郊外では非常に効率の良いものなので、もっと増えてみんなが馴染んで行くと良いと思っています。 ちなみに、イギリスにはラウンドアバウトがたくさんあります。 磐越道は、ところところ片側2車線のところもありますが、基本的には片側1車線ですので、遅いクルマがいたら混みます。 そんな時には、さっさとサービスエリアに入ってしまうのが良いです。 磐越道に入ってたいして走らないうちに入った阿賀野川SAです。 お昼ごはんを食べようと思ったのですが、何となくパス。 緑が多く風が心地よいところでした。 再び走り出して、次に入ったのが磐梯山SAです。 その名の通り会津磐梯山が真正面に見えて、とっても素敵なところです。 会津と言えば喜多方ラーメンです。 なので、ここで喜多方ラーメンを食べるつもりでいたのですが、会津名物ソースカツ丼に負けてそちらになりました。 ソースカツ丼は、たしか群馬のソウルフードでもあったような気もしますが、どこで食べてもおいしいです。 新潟から加須までですと、関越道と北関東道、そして東北道を使うルートですと、およそ300キロ、 それに対して磐越道と東北道を使うルートでは数十キロ長くなりますが、 休日の午後などでは渋滞の関係もあって、福島経由の磐越道ルートのほうが早いこともあります。 私が走った感覚では、どちらもほとんど変わりませんでした。 とりあえず、これで当面は出張もなくお客様と製作に専念できます。 またいつも通りの日々が始まります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

3日間の新潟伊勢丹での催事の最終日です。 今日も良いお天気で、歩いて渡る萬代橋はちょっと風が強いですがとっても心地よいです。 萬代橋を渡ると、すぐにFM PORTのビルがあります。 最近、ラジコエリアフリーでよく聴いているので、ちょっと馴染みがあります。 FM PORTのの前の交差点を右に曲がっていくと、すぐに伊勢丹の建物があるのですが、 その途中に朝からカレーのとってもイイ匂いがするところがありまして、 まだ新潟に来て4日目ですが(と言ってももう明日帰ります)、だいぶこのあたりがくわしくなりました。   ゴールデンウィーク明けの月曜日ということで、大方の予想ではあまりお客様がいらっしゃらないのではないかと言っていましたが、 開店の10時半をすぎると、とってもたくさんの女性のお客様がいらっしゃっていました。 これは、連休中はお父さんがいてなかなか買い物に行ってもゆっくりできなかったので、お父さんが会社に行っている月曜日にお母さんだけで買い物に来たのではないかと推測しましたが、実際のところはいかながものでしょうか? しばらくすると、昨日来てくださったMさんが、前回のコージ製靴のファミリーセールで購入された靴を履いて来てくださいました。 昨日このブログでご紹介した、お二人目の方のMさんです。 チャッカブーツをメンテナンスするときに、たっぷりのオイルを染み込ませて良い雰囲気になったこと、そしてチャッカブーツのカカトのカーブが絶妙でとっても履きやすいことなどを改めて伝えてくださいました。 その他にも、コージ製靴のファミリーセールでお会いしたお客様がいらっしゃって、 「あなたは、あの靴の工場でグッドイヤーの靴を売っていた方でしょう?」 と、思わぬところで私の顔を覚えていただいていることにビックリでした。   ともあれ、予定していたほどのご注文をいただくことはできませんでしたが、とりあえず楽しく催事を終えることができました。 もう、しばらく新潟に来る予定はないのですが、また用事を作って来たいと思っています。 今回お世話になりました伊勢丹の皆さま、そして、お忙しいのにわざわざお越しいただきましたお客様、本当にありがとうございました。 機会がありましたら、ぜひ埼玉の方にもお越しください。 そして、ご注文してくださった皆さま、完成までもう少々お待ちください。 ありがとうございました。 今回も、とっても楽しかったです。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンシューズ

新潟の百貨店での催事2日目です。 今日も徒歩で出勤です。 萬代橋を渡るときの風が心地よく、この橋を渡りながら気持ちを切り替えて今日も頑張ろうって思います。 さて、2日目にしてだいぶ環境に慣れてきまして、どのようにしたらお客様に伝わるようにアプローチできるのかが、なんとなく見えてきました。 それでも、オーダーメイドの靴を必要としているお客様があまりいらっしゃらないようで、ターゲットとなりそうなお客様にはなるべく声をかけるものの、お話をするのみという感じでした。 百貨店の看板を背負っているため、あまり無理やりおすすめするのはいけませんので。 そんな中、コージ製靴のファミリーセールでお会いしたお客様が、立て続けにお越しくださいました。 こちらは、前々回にギブソンシューズを購入してくださったKさん。 何足も靴をお持ちの中で、私たちシューリパブリックの靴を大変気に入ってくださっています。 ありがとうございます。 その他に、前回のファミリーセールでチャッカブーツを購入していただいたMさんが今回の催事の様子を見に来てくださったり、 更には、同じく前回のファミリーセールで黒のチャッカブーツを購入してくださったMさん(偶然同じイニシャルでした)も、少し前に購入されたヌメ革の靴(私もお話をうかがっていて興味がありました)を見せてくださるためにわざわざ来てくださいました。 こうして考えると、何度かコージ製靴さんでファミリーセールを重ねているうちにたくさんのお客様とお会いして、 少しずつですが親しくしてくださるお客様もできて、今では来るのが楽しみな場所となりました。 正直なところ、今回の目的は百貨店の催事で靴を受注することでしたが、 それとは別に、親しくしてくださるお客様とお会いできたり、百貨店の環境に触れていろいろと学ぶことがあったりと、 思いもしないところでたくさんのことを得た出張になったと思います。 さて、明日は最終日です。 クローズの時間が17時となっていて少し早いのですが、明日も頑張ります。 相変わらず、夜の萬代橋は人が少ないです。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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萬代橋

昨日から催事に出る仕事のために、新潟に来ています。 今回の仕事の場所は、新潟伊勢丹です。 じつは、もう今から18年くらい前のことですが、靴メーカーに勤めていた頃に研修を兼ねて某百貨店に配属になったことがあります。 百貨店の従業員は専用の入口から入って、バックヤードを抜けて売り場に行くのですが、それまで普通にお客さんとして見ている景色とは全く違って、百貨店独特の雰囲気を感じたことを覚えています。 そして、今日ひさしぶりにその雰囲気を感じました。 お客さんが買い物をする場所はとってもキレイに飾り付けてありますが、バックヤードにはお金をかけていませんし、なんとなく倉庫のような感じも受けます。 そんなウラとオモテがちょっと苦手です。   さて、今日から3日間は普段からお世話になっているコージ製靴さんとのコラボ企画として新潟伊勢丹の6階の催事場にコーナーを設けていただき、グッドイヤーウェルテッドのセミオーダーメイド靴のご注文を受け付けます。 こんなボードを作っていただきました。 ただ、この催事は当然のことながら私たちの靴を目的にいらっしゃる方よりも、伊勢丹の催事を目的にいらっしゃる方のほうが圧倒的に多く、 通路を歩いているお客様に声をかけてひたすらご案内するという、なかなか大変な環境での販売となりました。 ただ、一部のお客様にはすでにご案内をお送りしていまして、 「チラシに載っていた靴はこちらですか?」 というお客様もいらっしゃったり、 更には、先日のコージ製靴の工場でのセールで私たちシューリパブリックの靴をお買い求めいただいたお客様が来てくださったりという具合で、 思いの外お客さまとお話をすることが多かったです。   このような初めての環境では、とにかく学ぶことが多くてとってもオモシロイです。 こんな環境ですから、買う気満々でいらっしゃる方はほとんどいなくて、なんとなく通りがかりに気になってみているお客様ばかりですから、 むやみに商品の説明をしてしまうのはNGです。 私がもしお客さんの立場なら、それ以前の情報をしっかりと収集したいですし。 なので、今日のところはあまり積極的にアプローチをせずに、ご挨拶だけしてちょっと離れたところで見ているくらいにしました。 その上で、もう少し話を聞きたいというお客様は、ご質問をしてくださいました。 いつもお世話になっているリファーレさんやSUNさんでお会いするお客様とはだいぶ違いますし、 また、コージ製靴さんのセールでお会いするお客様ともまただいぶ違いますから、もうちょっと勉強をして明日は上手にお勧めしたいと思います。 今回お世話になっている伊勢丹のバイヤーさんや催事の担当の方はとっても素晴らしい方で、百貨店での対応という枠を超えて今後の仕事の上で大変参考になります。 やっぱりときには全く違う環境で違う空気を吸うことも必要ですね。   ともあれ、初日は無事に終了しました。 こちらは、夜の萬代橋の風景です。 また明日もがんばります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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萬代橋

明日からの催事のために、今日は前日入りで新潟に来ています。 単に移動日なので、夜までに新潟に到着すればよかったのですが、せっかく新潟に来るのですからちょっとくらい新潟を楽しまないとと思いまして、少し早めに家を出てきました。 途中、立ち寄った越後川口SAからの風景。 この場所は、私のお気に入りの場所のひとつで、新潟に行くときは雪がなければだいたいここで写真を撮っています。 雪があると、この展望台まで行けません。 そして、この魚野川周辺の風景はとっても風情があって、とっても優雅で、この景色を見ているだけでとっても心が落ち着きます。 コージ製靴さんに行くときには、赤城高原かこの越後川口で朝ごはんを食べていくのですが、今回は少し遅いので時間が中途半端で何も食べません。 このあと、途中で高速を降りて海沿いを走り、遠くに佐渡ヶ島を見つつ、特に何処かに立ち寄ることもなくさっさと宿にチェックインをし、 荷物をおいて市内散策へ出かけました。 宿の近くにあった昔懐かしい長屋風のお店。 ずっと向こうの方から長ーく繋がったお店が、とってもイイ感じです。 カレーの美味しそうな匂いもしてきて、時間があったら改めてまた来ます。 ここに見えるのは、私の好きな萬代橋。 国の重要指定文化財です。 イメージ的には古い橋ですが、国道ですのでしっかりと整備されています。 萬代橋から信濃川を望みます。 このあと、明日の催事の会場となる新潟伊勢丹をしっかりとリサーチして、地元のスーパーで買物をして宿に戻りました。 ところで、みなさん新潟のイメージってどんな感じですか? 「新潟に伊勢丹があるのですか?」 とか、 「全く都会っぽさを感じないのですが・・・。」 と、あまりみなさん新潟をご存じないようなのですが、じつは新潟市はかなりの都会です。 普通に渋滞もしています。 高い建物もたくさんあります。 いつも行くのは、西区にあるコージ製靴さんの工場ですから、このあたりとはだいぶ違います。 こうして考えると、都会も田舎も海も、ちょっと離れるけれど山もあって、新潟ってとってもステキなところですね。 明日からの催事、がんばります。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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GYW

明後日からの催事のために、前日入りで明日から新潟へ行きます。 今回販売するのはグッドイヤーウェルテッドの靴ですが、これまでの既製品のグッドイヤーウェルテッドではなく、初めての挑戦となるセミオーダーのグッドイヤーウェルテッドです。 セミオーダーというのがいまいちわかりにくいのですが、 靴のサイズを選ぶときに、足長はもちろん選ぶことができて、そのほかに足囲(Eとか2Eとかです)も選ぶことができます。 デザインも、制約はあるもののそこそこ選ぶことができます。 そんな話を4月28日のブログで書いていますので、良かったらご覧になってみてください。   そして、グッドイヤーウェルテッドの靴ですが、立ち位置としてはハンドソーンウェルテッドに比べると製作にかかる手間もだいぶ少なくなりますし、機械を使って作ることが前提となりますので、やや下のほうに見られることも多いかと思います。 実際に履いていただいた時に、ハンドソーンウェルテッドのほうが足に優しく馴染む感覚を感じることができますから、それは間違いではありません。 ですが、グッドイヤーウェルテッドがハンドソーンよりもダメな製法かというと決してそんなことはなく、むしろ特徴をしっかりと理解して履くのであればとても素晴らしい製法です。 たとえば、グッドイヤーウェルテッドの靴は、履き初めこそ硬くて馴染むまでちょっと大変ですが、なじんでしまえばかなり履きやすい靴になります。 いわゆるイギリスの有名ブランドの靴たちも、ほとんどがグッドイヤーウェルテッドですし。 問題は、馴染むまでしっかりと履き込めるかということと、そもそも足に合っているかということなのです。 グッドイヤーウェルテッドは、大量生産を目的として作られる製法ですから、靴そのもののつくりは決して悪くありませんが、みんなそれぞれである足に合うかどうかというところでひとつハードルが存在するのです。 そんなことから、今回の催事で作る靴は、どうせなら面白い靴を作ってみようということでスタートしまして、 もう1歩踏み込んで、ラストの調整はできませんが足長と足囲の選択までできるようにして、グッドイヤーウェルテッドの靴をなるべくたくさんの方の足に合うように作ることにしました。 グッドイヤーウェルテッドの良いところもイマイチのところもご理解いただいた上で、もしご興味がありましたらぜひ新潟伊勢丹の上のほうの階でやっている催事にいらしてください。 催事ですから、荷物が多いです。 こういう荷物をキャリーカートでコロコロしながら、馴染みのない街をウロウロ歩くのが楽しいです。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

という言葉があるかどうかは知りませんが、ここ最近は私たちシューリパブリックでハンドソーンウェルテッドのブーツやシューズをオーダーしてくださる女性のお客様が、以前に比べてさらに増えています。 もう、毎月製作する9足のうち、ほぼ間違いなく1足は女性のお客様で、多い時は3足ということもありました。 今製作している女性のお客様のブーツがこちらです。 こちらのお客様は、ご主人が私たちのお客様で、ご主人に勧められてご注文されたという方です。   また、こちらのお客様は、ちゃんとご自分の足に合った靴がほしいということでお越しいただきまして、お仕事用の靴から数足ご注文いただき、その後にお休みの時に履くためのこのギブソンブーツをご注文いただきました。   私たち靴屋の勝手なイメージでは、女性はあまり価格の高くない靴を毎年数足買って、1年か2年で履きつぶして・・・、 と思っていましたが、しっかりと作られたものを永く履きたいと考えていらっしゃる女性が、私たちが考えるよりもたくさんいらっしゃるようです。 たぶん、昔は私がイメージしていたような方がいらっしゃって、流行にガッツリと乗っていたのかもしれませんが、 最近は流行も意識しつつ、ご自分のスタイルを持っている方が多くなってきているのではないかと、これまた勝手に思っています。 いずれにしても、ちゃんと作られたものを永く愛用していただくことは、とても良いことだと思っています。 さらに、例えば男性のお客様が新しく靴を買おうという時に、奥様や彼女さんがオーダーメイドの靴の履きやすさを知っていただいていれば、必要性を理解してくださるはずですから、 そのような点においてもまた良いのではないかと思っています。   私個人的には、こんな靴を履いている女性は、とっても格好良いと思います。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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素上げの革

素上げの革とは、革の表面仕上げがされていないか、もしくはほとんどされていないような革のことです。 素上げの革の特徴は、深みのあるマットな雰囲気であり、磨き込んだ時の深いツヤです。 このギリーシューズも、素上げの革を使っています。 私たちシューリパブリックでは、茶系の革は素上げの革を比較的多く使っています。 そんな素上げの革ですが、素上げという通り水でも油でも靴クリームでも塗ったら吸い込みやすいという特徴もあります。 ですので、いきなりこげ茶の革にこげ茶のクリームをブラシで塗ったら、 たちまちまだらになってしまうので気を付けましょう。 そんな時には、お化粧と同じで下地を作ります。 基本的に薄い色であれば何でも良いのですが、と言ってもニュートラルでは革の表面に白っぽく残ってしまうこともあるのでダメですし、ライトブラウンは黄色みが残ってしまうのでこれも良くありません。 そんな時に使っていただきたいのが、 ベージュ色のクリームです。 このクリームを、下地の代わりにスポンジを使ってまだらにならないように薄く塗ってください。 そして、ブラシをかけて革の表面を落ち着かさせます。 これで下地ができましたので、クリームを塗ってもいきなり革に染み込んでまだらになりにくくなっています。 そうしたら、革の色と同じか、もしくはちょっと明るいくらいの色のクリームをスポンジで薄く塗ります。 そのあとに、ブラシでポリッシュをして・・・、 これでとりあえずの作業は終わりになりますが、ちょっと物足りない方やもう少し個性的な仕上げをしたいとい方にはこんな方法があります。 こんな革のつなぎ目の段差の部分に、 先ほど使ったクリームよりも少し濃い色のクリームや、もしくは全く違う色のクリームを使って深みを出すという方法です。 私は、こげ茶の革には濃い紫色(今はなきオックスブラッド)を使っています。 私が使っているモゥブレィでは廃盤になってしまいましたが、ほかのブランドでは名前は違ってもまだ販売しているものもあると思いますので、あまり冒険しすぎない程度に楽しんでみてください。 参考までに、クリームを塗るときにはスポンジで塗ったほうがブラシで塗るよりも均一に塗れます。 注意事項としまして、革によっては一度塗ってしまったクリームを落とすのはとっても大変ということもありますので、冒険だと思う時には見えにくい部分で試してみることをお勧めします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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