実用至上でいこう

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ここ最近は本当に出張が続きまして、3月末には新潟のコージ製靴さんにてファミリーセールに出品し、

その後はリファーレ恵比寿店さん、リファーレ大阪店さん、神戸三宮のSUNさん、そして先日の新潟伊勢丹の催事と、これまでにないくらいあちらこちらに出向き、たくさんのお客様とお会いしました。

お店によってお客様の靴に対する関心の高さが全く違っていて、さらに言えばその方向性もまちまちで、

何がよくて何が悪くてなんて話を始めたら、何が正義で何が悪でのような全くその環境によって答えが変わってしまうような結末になりそうで、

結局はどんな靴を履いたら良いのかということは、お客様自身がどんなものが好きかということに起因することであって、私たち靴屋がお勧めすることはあっても良い悪いを言うことではありません。

ただ、無関心で何でも構わないというのはいけません。

無関心にモノを選ぶことで、あまり良くないものが世の中に蔓延ってしまい、ちゃんと作られたものが消えて行ってしまうこともあるかもしれないですから。

宣伝につられて買ってしまうとか、雑誌の評価を鵜呑みにして買ってしまったり、ブランドだからと言って買ってしまうのは、あまり好ましいことではないと思います。

安いものでも、たとえTシャツ1枚でも、最初はちゃんと実物を確認して、もしくは信頼できる人に相談して選ぶことをお勧めします。

 

話は戻りますが、あちらこちらに出張に行って、ちょっと時間があったら町の靴屋さんや靴売り場を覗いてきました。

さらに、ネットでも靴のサイトもたくさん見ました。

とにかくいろいろな靴が存在しています。

技術と手間をつぎ込んで作っている靴は、見ていて本当に面白いです。

特にオーダーメイドとなると、作り手がこれでもかと言わんばかりに力を発揮して作っているのがよくわかります。

その中で、私たちシューリパブリックはとにかく実用という目的に重点を置いた靴を作っています。

たぶん、世の中的に見るとオーダーメイドの靴というのはそんなにガツガツ履くものではないという認識がつよいですから、実用とか日常に履くというモノは比較的少ないのかもしれませんが、

例えばネジを回すドライバーを使う仕事をしている人が、とにかく最善の状態で仕事をこなすために自分が最も使いやすいドライバーを作ってもらうようなもので、

日々靴を履く方が、一日最善の環境で仕事ができるようにと、私たちは快適に履いていただける足に合ったオーダーメイドの靴を作ります。

たぶん、アプローチも目指すところも、昔貴族が履いていたようなオーダーメイドの靴とは異なっています。

 

現実的な話として、世界中の全員がオーダーメイドの靴を履くことは難しいかもしれませんが、一人一人が靴に関心を持っていただいて、次は今よりも少しでも快適に履ける靴を選んでいただくことはできるかもしれません。

靴選びをないがしろにしないで、失敗しないためにもちゃんとお店の人と相談して快適に履ける靴を選んでください。

そして、より快適に履きたいと思った方は、次のステップとしてオーダーメイドの世界へお越しください。

オーダーメイドだって、実用至上の延長線上にあります。

確実に言えるのは、オーダーメイドは贅沢なのもではないということです。

ギブソンブーツ

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは mail info@shoe-republic.com です。