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ギブソンブーツの魅力を伝えたい

カテゴリー: Message:伝えたいこと


ギブソンブーツとは、いわゆる外羽の編み上げブーツのこと。

ギブソンブーツ

このデザインです。

この写真のブーツはつま先にキャップが付いていますが、キャップの有無は関係なく外羽のブーツであればギブソンブーツとなります。

ブリティッシュクラシックの靴は大きく分けるとオックスフォードとギブソンの2つに別れますが、言ってみればギブソンはそのブリティッシュクラシックのBig2のうちのひとつであり、ギブソンブーツはギブソン(シューズ)のブーツバージョンということになります。

ちなみに、外羽の靴をギブソンと呼ぶのはイギリスのノーサンプトン周辺のようで、他の地域ではイギリスでもダービーと呼んでいるようです。

私はノーサンプトンの靴の学校でギブソンと教わったので、そのままギブソンと呼んでいます。

そんなギブソンブーツですが、何がすごいのかというととにかく歩くための道具として非常に優れています。

足をしっかりとホールドすることができること、もちろん他のデザインの靴も足をしっかりとホールドすることができますが、例えばギブソンシューズとギブソンブーツを比べたときに、似たような構造の2つでも足首周辺までしっかりとホールドすることができるギブソンブーツは、明らかに安定します。

足をホールドする面積が大きいので同じ条件であればブーツのほうが条件が良くなるのは明白ですが、じつは靴(ブーツ)においては足首のちょっと上の部分をホールドできるか否かで安定感が大きく変わるのです。

ですが、靴(ブーツ)はただ足をしっかりとホールドすれば良いというわけではなく、快適に歩けるという要素も大切です。

そういう点においても、ギブソンブーツは靴ヒモの通し方でストレスなく歩けますし足首の自由度も十分にあります。

さらに、やはり日本では重要な脱ぎ履きのしやすさですが、これもぱっと羽根を開くコツが有りましてこれを覚えてしまえばとっても簡単に脱ぎ履きができます。

私達シューリパブリックのお客様で、はじめはなんとなく抵抗があった方でも慣れてしまえばギブソンブーツのほうが安心感があるとか、ギブソンブーツに慣れてしまうとシューズでは心許ないと感じてしまうという方がたくさんいらっしゃいます。

その上、ギブソンブーツは真夏だと蒸れるのではないかという心配もあるかもしれませんが、これがしっかりと靴が汗を吸収してくれたり、靴の中で足が動かないことなどで、意外にも靴の中はとっても快適なのです。

私も一年中ブーツを履いていますし、お客様でもそんな方はたくさんいらっしゃいます。


とまぁギブソンブーツの機能的な部分をお伝えしてきましたが、やっぱりギブソンブーツの魅力はこの佇まいだと思います。

機能美があってこそなのかもしれませんが、どっしりと安心感のあるデザインやちょっと違うんだぞ的な雰囲気、イスに座ったときにパンツの裾から見えるブーツの特別感(私だけかもしれませんが)は、やっぱりブーツならではのものです。

これまでまだブーツを履いたことがないという方には、ブーツってちょっと抵抗があるかもしれませんが、実際には思っているよりもマイナスの部分は少なく、むしろ無いと言っても過言ではないくらいで、せっかくブーツを選ぶことができるのにあえてブーツを履かないというのは非常にもったいないことだと思っています。

あなたの足にとってベストな環境となるようなフィッティングでブーツを作ることができますので、ぜひ一度ギブソンブーツを試してみていただきたいです。

そして、もしそれが初めてのブーツであるなら、嫌いじゃなければシュリンクの革で製作することをおすすめいたします。

シュリンクの革は、スムースの革に比べて素直で癖がなく、しっかりと足をホールドしてくれて比較的早く足に馴染むのに型くずれしてしまうわけでもなく、非常に機能的に優れた素材です。


ギブソンブーツの魅力を言葉でお伝えするのはなかなか難しいことです。

おいしい食べ物や心地よい音楽を伝えるのが難しいのと同じで、実際に経験してみないとわからないですよね。

ご興味をお用いらだけたら、ぜひお試しください。

お知らせ

★2022年1月より、ハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴の価格を改定させていただきます。
 旧価格107,800円(税込み)から新価格110,000円(税込み)となります。

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。

 













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