靴のカカト

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今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。

午前中は打ち合わせがありましたが、午後からはお休みモードでのんびりしていました。

ふとYouTubeを観ていて、当然の流れのように動物たちの動画になり、

さらにいつもの流れでレッサーパンダの動画になりました。

ウチの小学生の娘がレッサーパンダ好きで、出かけるときはほぼ必ずと言ってよいほどレッサーパンダに絡めるほどで、

よく長野に行くようになったのも、もとはと言えば茶臼山動物園にレッサーパンダがたくさんいるというのが理由だったと思います。

その茶臼山動物園には、ロンくんというレッサーパンダがいまして、

このレッサーパンダは訳あって人工飼育で育てられた子で、

非常に飼育員さんになついているため、「ロンくんのお散歩タイム」と称して飼育員さんが外に連れ出してレッサーパンダについて詳しく解説してくれたり、

ロン君の背中を触らせてもらえたりするちょっとしたイベントがあります。

ですが、ロン君が高齢のためこのイベントが今年の3月をもって終了ということで、

非常に残念に思っています。

たしかロンくんは今13歳くらいだったと思うのですが、13歳で高齢というのもちょっと寂しいです。

調べてみると、野生のレッサーパンダの平均寿命は10歳ほどで、

それに対して動物園の場合はそれよりも少し長いとのこと。

野生動物の世界では、歳をとるとやはり敵に襲われる可能性が高くなったり、

そればかりでなく野生の環境下で生き抜いていかなくてはならないため、

長生きということが難しいのかもしれません。

そこでふと思って人間の、それも日本人の平均寿命を調べてみたところ、

最近では80歳に迫ろうかという状況なのに対して、

50歳を超えたのは1947年だったというのが驚きです。

たしかに平均寿命となると、生まれてすぐになくなってしまうケースも含まれますし、戦争の影響も少なくないはずです。

それでも、それ以前がしばらく50歳に満たなかったということですから、

今の日本人が長寿になったととらえるべきなのでしょう。

でも、いくら長生きできたとしても、それがずっと寝たきりで医療の力で生きているというのは、ちょっと寂しいような気もします。

イメージとしては、長寿というと歳をとっても元気で、縁側でのんびりとお茶を飲んで過ごしている感じ?です。

好きなことをしたり、朝早く散歩をしたり、食べたいものを食べたり、そんなふうに元気に過ごしている健康な長寿であってほしいと思います。

そのためにも、多少は今から将来のために心がけておきたいことがありまして、

歯を大切にして定期的に検診を行うことと、

足が衰えないように普段からしっかりと機能させておくことです。

私は、義理の妹が歯科衛生士なので、近いうちにまた検診に行ってこようと思っています。

そして、足のことは私の専門の靴に多少なりともかかわっていることなので、

私からしっかりと発信していかなくてはいけません。

足は、怠けさせるとどんどん退化してしまいますので、

あまり柔らかすぎる靴ばかり履かず、できるだけ足に合ったイサイズの靴でソールが硬めのものを履き、

歩くときには蹴りだしを意識して歩くように心がけてください。

そのようなお話も、定期的に開催しているイベントでお越しいただいた皆さまにお伝えしています。

足からの衰えを少しでも防げるよう、ちょっとした知識を持っておくとよいでしょう。

さて、カカトの話です。

お客様と靴の話をしていると、カカトの外側がすり減ってきていて、自分は歩き方が良くないのではないかと気にされている方がいらっしゃいますが、

全然歩き方が悪いわけではありません。

上の写真は左足で、カカトの外側はすり減ってきています。

下の写真も同じ靴です。

一般的に、このような減り方をするのは普通なことで、

カカトは外側で接地して、荷重は外側のまま前のほうに移り、

屈曲点あたりで外側から内側へ移り、最後に親指を使って蹴りだしという流れになっています。

なので、あまり極端でなければカカトの外側はすり減るのは普通なのです。

カカトのすり減り方は本当に人それぞれで、左右の差もあって、一言でまとめることが難しいのですが、

基本的には無理なく体が動くことが一番ですので、カカトのすり減りを防ぐなどのために変な動きをしないことが好ましいのです。

カカトも、時々注意して見てあげてください。

また、すり減って積み上げまでダメージが行かないうちにトップピースを交換することもお忘れなく。

お知らせ

【 お知らせ 1 】

3月2日(土)と3日(日)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔して、恒例のイベントを開催します。

今回も、足の計測をさせていただいたり、ご希望の方がいらっしゃればオーダーメイドの靴のご注文を承る予定です。

詳細が決まりましたら、また改めてお知らせします。

【 お知らせ 2 】

3月17日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、イベントを開催します。 

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 3 】

4月13日(土)に、大阪梅田のRifare大阪店さんにて、店舗移転後初のイベントを開催します。

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 4 】

4月14日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお邪魔して、皆様の足の計測をさせていただきます。

SUN×シューリパブリックで今後新企画の靴の発売を予定していますが、それに先駆けてご自分のサイズをご確認いただくための計測です。

ご注文の予定の有無にかかわらず、お気軽にお越しください。

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 5 】

旅行用チャッカブーツ(ブラックラピド製法)は、まだまだ受付中です。

今年の仕様は、黒のガラスレザーを使って、質実剛健度をアップしています。

インソールを取り外すことができ、インソールを交換することで数日間続けて履くことができます。

スペアのインソールが1足分ついて、79,920円(税込み、ラストをお持ちでない方は別途ラスト製作費用が必要)です。

【 お知らせ 6 】

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。