いよいよ今週末は、長野市のIVY PRODUCTSさんでイベント開催です。
今のところ、お天気も悪くなさそうなので、とりあえずはひと安心です。
なにせ、前回の9月末の時はまんまと台風が進んでくる進路に当たり、結構大変なことになってしまったので、
今回は、平和なイベントになることを願う限りです。
お近くにお住いの皆様、また私たちシューリパブリックの靴にご興味をお持ちくださっている皆様、そしてIVY PRODUCTSさんのお客様、
ぜひこの機会にイベントにお越しいただいて、ご自身の足と靴に対して知識を深めてみてください。
さて、今日は先日ご紹介したお客様の靴の修理の続きです。
先日は、ウェルティングが終わったところでしたが、そのあとシャンクを接着し、ボトムフィラーをセットし、そしてソールを貼ってソールの余分なところを落とすトリミングまで進みました。

ソール側から。

ハンドソーンウェルテッドの靴の修理でのウェルティング(ウェルトを縫い付ける作業)は、機械ではできない反面、一針一針丁寧に手作業でおこない、製作の際に開けた穴をまた使いますので、理論上では靴に対するダメージがほとんどありません。
なので、靴を正しく履いていればウェルト周りはアッパーの革よりも永く良い状態を維持することができます。
しかしながら、ウェルトを縫い付けているリブというパーツは、ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、インソールの裏側に彫ったものであり、
靴に無理をさせてしまうような履き方をしていると、インソール自体がどんどん劣化して、リブも硬化したり炭化したりしてボロボロになってしまうため、
靴の寿命を著しく縮めてしまう結果につながります。
靴が完成してからお客様に靴のメンテナンスのためにお越しいただいていますが、
その時に靴の状態を確認させていただいて、靴に無理をさせてしまっているような状態、
例えば、たて続けに履いているとか、十分に靴の内部が乾燥する前に履いてしまっているとか、一般的な偏りも足の汗の量が多いとか、保管状態がよくないなどと感じる場合には、その旨お伝えして改善をお願いすることもあります。
靴の状態は、インソールの黒ずみ具合を確認することで判断できます。
そもそもインソールの色は、薄いピンク色、もしくは薄いベージュ色をしています。
革ですので多少焼けてくることはありますが、ライニングの革よりも濃い色になっているようでしたらご注意ください。
靴を正しく履いていただければ、靴はいつまでも良い状態を保つことができます。
修理の話から脱線してしまいましたが、
ハンドソーンウェルテッドの靴は修理をすると、足に馴染んでいるうえに、ソール周りが新品になっているという、良いとこどりの状態になります。
これって、とっても素晴らしいことですよね。
そんなハンドソーンウェルテッドの靴の魅力を永く堪能していただくためにも、正しい履き方と必要に応じた修理をぜひお願いします。
★★★お知らせ★★★

【 お知らせ1 】
シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。
【 お知らせ2 】
12月15日(土)と16日(日)に長野市のIVY PRODUCTSさんで恒例のイベントを開催いたします。
営業時間は、11時~19時、
足の計測&ご相談(500円・税込)と、ご希望の方にはハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文も承ります。
足の計測は、ぜひこの機会にお越しいただいて、ご自身の足がどれくらいのサイズなのか、どんな特徴があるのか、そしてどんな理由で靴が合わないのかなどをご確認ください。
一緒に対策の方法も考えましょう。
オーダーメイドの靴は、サンプルの靴を持って行きますので、そんな履き心地なのかサイズが合うものがあればぜひお試しください。
みなさまのお越しをお待ちしております。
【 お知らせ3 】
2019年1月のご注文分より、靴の価格を改定させていただきます。
靴本体の価格が、103,680円(税込)となります。
【 お知らせ4 】
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
【 お知らせ5 】
12月の中旬まで、駐車場の工事のため一時的に違う場所をご利用いただいております。
お車でお越しのお客様は、場所をご案内させていただきますので、一度工房の方へお声がけください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。