簡単メンテナンスのススメ

カテゴリー: Message:伝えたいこと


今月は、作業が順調に進んで若干の余裕ができたので、お客様に靴のメンテナンスにお越しいただくよう積極的にご連絡をさせていただいています。

ただ、お客様にもお客様のご都合があって、なかなかお越しいただくのが難しい方もいらっしゃるようです。

靴のメンテナンスは、お客様が正しく靴を履いてくださっているかどうかを確認し、必要があればアドバイスをさせていただいており、

あくまでも良い状態で靴を履いていただくことが目的です。

ハンドソーンウェルテッドの靴に限らず、靴は最低でも中2日、できれば中3日以上空けて履いていただくことが基本で、

今日のような湿気が多い日に履いた時には、4日くらい休ませていただくのが理想です。

でも、何足も靴をお持ちの方でも、どうしてもオーダーメイドの靴の方が履きやすいなどの理由で、ついついそんなに空けずに履いてしまうという方もいらっしゃって、

時々靴を確認させていただくと、インソールの革が真っ黒(中敷きよりもインソールの色が濃い場合は注意信号です)になっていて、

そのうちウェルトを縫っている糸が切れてしまうということもありました。

靴をしっかりと休ませるのは、靴を永く良い状態で履いていただくために必要なことです。

ぜひ、守ってください。

また、私たちシューリパブリックの靴は、しっかりと靴ひもを締めて履いていただくことが前提の作りになっていて、

そのようにして履いていただくことで、スティフナー(カカトの芯)がカカトの形に合ってくるという変化が起こり、

靴が馴染んでいくに従って履きやすくなります。

靴ヒモも、慣れない方には面倒かもしれませんが、ぜひしっかりと締めて履いてください。

 

さて、そんな基本的なことは十分にわかっているけれど、なかなか靴を定期的にメンテナンスするのが面倒で・・・という方もいらっしゃるようで、

じつは私もあまりマメなほうではなく、できるだけ手をかけずに良い状態を保ちたいと思っています。

そのために、まずやっていただきたいメンテナンスが、履いたらブラッシングをするということです。

夜、帰宅したらさっとブラシをかける癖をつけていただくと良いですね。

そして、クリームなどのメンテナンスですが、基本的に月に一度くらいは革に栄養補給をしましょう。

デリケートクリーム

こちら、デリケートクリームです。

デリケートクリームは、主に水分を補給するためのクリームでさっと薄く塗っていただけばOKです。

デリケートクリーム

こんな感じで、布を使って塗ると良いでしょう。

このあと、布で全体にまんべんなく拭き取りながら塗ります。

ちょっと足りないくらいでもOK。

そうしたら、色のついた乳化性のクリームを塗ります。

乳化性クリーム

クリームには、缶に入った油性のワックスと瓶に入った乳化性のクリームがあって、普段のメンテナンスには乳化性の方が適しています。

クリームの量は、片足につきコーヒー豆ひとつ分くらいが適量です。

ほんのちょっとで十分です。

黒い革の場合は、ブラシなどを使ってさっと全体にいきわたらせて、そのあとにブラッシングをします。

全体にいきわたらなくても、次回のメンテナンスでリカバーすればよいくらいに考えておいてください。

そして、数ヶ月に一度くらいはレザーローションなどを使ってこのクリームをキレイに落とします。

なぜ量は少なめで、時々クリームを落とさなくてはいけないのかと言いますと、クリームが革に染み込んでしまうと、そのクリームがそのうち古くなって硬化してしまい、

革と一緒にパリッと割れて亀裂の原因になってしまう可能性があるためです。

なので、クリームを沈着させないということが大切なのです。

そのほか、明るい茶色などクリームが浸みこみやすく変色しやすい革の場合は、

明るい茶

ちょっとしたテクニックがありまして、

いわゆる下地としてベージュなどの薄い色のクリームをスポンジなどでうっすらとまんべんなく塗り、

ベージュ

ベージュ

一度ブラッシングか布などで磨いて膜を作ってから、その上に本来使うべき色のクリームを塗ると、

部分的に染み込んだりしずらくなりますのでキレイに塗れます。

あとは、ブラッシングでキレイに仕上げてください。

 

このようなメンテナンスの話は結構定期的に書いているため、以前に同じような話を読んだことがあるという方もいらっしゃると思いますが、

ここ最近靴に興味をお持ちになったという方にたくさんお会いしたので、一部の方には繰り返しになってしまいますが、改めて書かせていただきました。

靴を永く愛用していただくためには、靴に無理をさせないこと、そして革を乾燥させないこと、この二つが大切です。

せっかくの大切な靴ですので、永く愛用してあげてください。

また、正しい取り扱いができれば靴は自然と永く良い状態を保ちますので、ぜひこのようなことを知っておいてください。

スウェードやオイルを含んだ革に関しては、取り扱い方が異なりますので、また改めて書きたいと思います。

 

お知らせ

4月21日(土)には、大阪北堀江のRifare大阪店さんにて、恒例の「足の計測会&靴のオーダー会」のイベントを開催します。大阪近郊にお住いの方、ぜひいらしてください。

4月22日(日)には、神戸三宮のSUNさんにて、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のオーダー会を開催いたします。神戸近郊の皆様、ぜひお越しください。

どのイベントも、オーダーするしないにかかわらず、靴に興味があるとか、靴のフィッティングに問題を抱えているとか、とにかく作り手である私たちに質問を投げかけたり、相談したりということも大歓迎です。
もしかしたら一緒に問題を解決ということになるかもしれませんが、何かしらお役に立てるのではないかと思います。
おばあちゃんが、ご近所のおうちの縁側にお茶を飲みに行くような感覚で、ぜひお気軽にお越しください。

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。


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