靴を履いているとどうしても避けられないのがアッパーのキズ。
どんなに注意していても、知らない間にキズがついてしまうこともありますし、
満員電車やオフィスの机の角でどうしてもキズがついてしまうということもあるかもしれません。
そんな時に、どうしたら良いかということをお伝えしましょう。
私たちのように、仕事で革を扱っていても表面の修理となるとじつはなかなか難しいものです。
なのでプロの修理屋さんにお願いしてしまうのが最も安心できる選択です。
でも、キズが付いたままにしていて良いのか、それまでの間はどうしたら良いのか、簡単に治す方法はないのか、気になるところ。
たとえば、それが黒い革でひっかき傷ではなければ、比較的簡単に修理できます。
ごくわずかなキズなら、黒い靴クリームを塗って磨いてしまえば目立たなくなります。
ちょっとしたキズなら、この方法で対処している方も多いはず。
とは言え基本は自己責任になるので、心配でしたらプロの助けを借りた方が安心です。
また、凹んでしまった場合は、革の質によるのですが少し柔らかくしてから表面を慣らして平らにするという方法があるのですが、
けっこう難易度が高いですし、専用の工具も必要になりますので、その場合はやはりプロに任せた方が安心です。
では、ひっかき傷の場合ですが、実は私も以前にこんな傷をつけてしまったことがあります。
ペロンとめくれてしまいました。
このように革がめくれてしまった場合には、その部分に接着剤をつけて貼り付けて修理をすることが多いので、
絶対に靴クリームを塗らないようにしてください。
接着剤が効かなくなってしまいます。
そうです、こんな時はクリームを塗る、こんな時はクリームを塗ってはいけない、全く反対の対処法になります。
ですので、やっぱり基本はプロに任せるのが良さそうです。
靴の業界でよく言われていることがありまして、
「革はいじればいじるほど深みにはまる」
のだそうです。
専門の知識なしに手を付けると、どんどんひどくなってしまいます。
私も昔駆け出しのころに経験しました。
判断に迷うような時は、専門の修理屋さんへ持って行って相談してみるのが良いと思います。
私は、いつもお世話になっているリファーレさんをお勧めします。
大切な靴ですので、気持ちよく履きたいですから。
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シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。
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12月15日(土)と16日(日)に長野市のIVY PRODUCTSさんで恒例のイベントを開催いたします。
詳細が決まり次第、また改めてご案内させていただきます。
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2019年1月のご注文分より、靴の価格を改定させていただきます。
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