もうこれで在庫分は終了になってしまう、デュプイの革たち。
向かって左側がCHATEAUBRIANDで、右側がSADDLE CALF。
どちらもブラウンで同じ色なのですが、革の仕上げの違いもあって見た目がだいぶ異なります。
左のCHATEAUBRIANDはツヤのあるセミアニリン仕上げで腰のあるパリッとした仕上がりなのに対し、右側のSADDLE CALFは素上げでしなやかな仕上がりになっています。
色目はほとんど同じなのに、雰囲気は全く違いますよね。
ツヤのあるCHATEAUBRIANDは、こんな感じです。
また、CHATEAUBRIANDはツヤがあるぶん気になる人には若干の色ムラが気になるかもしれませんが、私はそういうのをあまり気にしない方なので全く気になりません。
むしろ、こういう革は色ムラがあるくらいの仕上がりの方が深みがあって上質に見えるものです。
対して、SADDLE CALFは革の状態ではツヤも少なくちょっと寂しい感じに見えますが、靴を知っている方ならわかるはずで、靴が完成して仕上げをすると全然雰囲気が変わります。
ツヤを出そうと思えばCHATEAUBRIANDに近いほどのツヤも、やり方によってはそれ以上にもできますし、逆に落ち着いた感じに仕上げるのであればツヤを押さえた深みのある雰囲気に仕上げられます。
なので、どちらを選ぶかは、面倒くさいからツヤがある方ということでCHATEAUBRIANDを選んでも、もしくは自分の好みに仕上げたということでSADDLE CALFを選んでも、本当にお好みでお選びください。
こうして革だけ見ると確かにCHATEAUBRIANDはキレイですよね。
ちなみに、私の好みで言うならばどちらかというならSADDLE CALFでしょうか。
どちらもステキな革でどちらの雰囲気も好きなんですけど、私の普段の服がどちらかと言うとざっくりとした雰囲気なので、ツヤを控えめに仕上げた感じのSADDLE CALFで、フルブローグあたりがイイ感じに似合いそうだなぁって思ったりしました。
ちなみに、革の断面はこんな感じで、芯通しされていない仕上がりです。
厚さは約1.5㎜ほど。
革がしっかりしていることもあって実際の厚さよりももう少し厚く感じます。
それと、どちらの革にも共通して言えることですが、若い牛の革なので脇腹のあたりにこのような仔牛の独特な模様が入っています。
どちらも残りはあと1足分です。
こちらの革はオプション扱いの為、+4,400円となります。
これらの革で靴を作ってみたいという方、これはお早めにご連絡ください。
受け付けはメールのみで、先着でご予約いただけます。
革のお取り置きは、長くても1か月を目安とさせていただきます(現在製作中の方はその靴が完成するまで)。
皆さまからのご連絡をお待ちしております。
*サドルカーフは完売しました。
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