ここのところ、革が入荷した話ばかり書いていますが、決して話題を小出しにしているのではなく、ひとつずつ丁寧にご紹介させていただいています。
というのも、以前は入荷した革をすべてご紹介していたのですが、まとめてご紹介してしまうとどうしてもひとつひとつに対するアテンションが小さくなってしまって、
あとから・・・、
「そんな革、入っていたの?」
ということが頻繁にありました。
毎日このブログをご覧になってくださっている方もいらっしゃいますし、まとめてご覧になってくださっている方もいらっしゃいます。
まとめてご覧になると、そうそう細かいことに注意を払うのは大変ですから、なるべくちゃんと伝わるようにと考えているわけです。
さて、今回ご紹介するのは、かなり前に生産が終わってしまって、私たちシューリパブリックでもそろそろ終わりそうなあのスコッチスウェードです。
それも、これまでに入荷したことのない色。
こちらです。
こげ茶と茶色の中間色です。
「こげ茶は以前に扱っていたんじゃないの?」
と言う方、以前から扱っていた#38番色と比べてみましょう。
この小さなカットがこれまで扱っていた#38番色です。
それに比べると、そこそこ明るいですね。
これくらい柔らかい色のスウェードでしたら、明るいグレーのパンツに合わせても全く違和感がありませんし、
デニムにも合いますし、もちろんチノパンにも良く合います。
ちなみに、このスコッチスウェードって何?と言う方のために、簡単にご説明いたしますと、
私たちシューリパブリックがスタートしたころから扱っていた、非常に厚みがあってしっかりしているスウェードです。
通常のスウェードは、革の深層の繊維の粗い部分を使うので、どうしてもザックリとした雰囲気になってしまっていましたが、
このスコッチスウェードは比較的表面に近い部分を使っているそうで、ヌバックの表面とさほど変わらないくらいのキレイな仕上がりになっています。
また、生地自体もとっても丈夫なので、一般的に目にするベロアのような頼りない素材とは全く違うモノです。
そんな素晴らしいスコッチスウェードでしたが、それだけのクオリティの生地が入手できなくなったという理由で、数年前に生産が終わってしまいました。
とっても残念です。
今あるのは、最後のロットをごっそりと買ってきたものです。
まだご覧になっていない方は、ぜひ一度工房にいらして見てみてください。
でも、どうして今頃になって出てきたのかと言いますと、私も全くわかりません。
偶然に革問屋さんの倉庫の中で見つけて、担当営業さんに確認してスコッチスウェードだということがわかったくらいです。
もしかしたら、この色は量産されていないかもしれないので、サンプルの革かもしれません。
いずれにしても、これだけ入荷しましたので、ご希望の方はお早めにお取り置きのご連絡をいただきますようお願いいたします。
今回の入荷は、2足分です。
(ご好評につき、こちらの革は終了しました。ありがとうございました。)
★★★お知らせ★★★
①12月9日(土)と10日(日)には、Rifare大阪店さんにて恒例のイベントを開催いたします。足の計測もおこないますので、靴のフィッティングなどに関して詳しく知っておきたいという方は、ぜひこの機会にお越しください。シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文も承ります。
②2018年1月より、工房でご注文いただく靴の価格を見直しさせていただく予定で、現在の94,000円(税抜)から95,000円(税抜)に変更させていただきます。
③只今、ダイナイトのトップピース(カカト)をお手ごろな価格で交換するプランを実施中です。詳しくは、11月22日の記事をご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
日光市のSです。
家内用にこの革をキープしていただければ幸いです。
日光のSさん、ありがとうございます。
奥様は、いつもアヴァンギャルドですね。
お取り置きさせていただきます。