昨日行った東京レザーフェアで、いつもお世話になっている革問屋さんのブースにちょっとだけお邪魔してきました。
世間話ついでに、新たな革の入荷の有無を確認したのですが、いつもお伝えしている通り良い革がなかなか入ってこないとのこと。
それでも、最近メキメキと力をつけているイタリアのタンナーの「Russo」の革に関して訊いてみたら、
Russoの革は確かに良いけれど、もう全然高くなってしまって買えないとのことでした。
少し前に入荷した「Windsor」もRussoの製品で、とっても良い革だっただけにちょっと残念。
でも、確か・・・
と、工房に戻り、これまでに入荷した革を思い起こして倉庫を探してみたら、
すぐに見つかったのが、この2つでした。
茶色の方は、ややソフトな革で、カジュアルテイストの靴を作るのに適しています。
黒い革は、最近何度かご紹介している「half vit box」です。
このhalf vit boxを使って製作した靴が少しずつ完成し始めていて、思っていた以上に良い革です。
最近の革のトレンドは、タンニンなめしでマットな仕上げのモノですが、そこからすると真逆の位置にあるこの革、ビジネス仕様のキレイなオックスフォードを作るのにまさに最適です。
革は好き嫌いがあるので、あまりムリに勧めるようなことはしませんが、先日神戸に行って時間があったので大丸百貨店の靴売り場を覗いてきたのですが、ビジネス仕様の靴として映えるのはやっぱりこのようなグレージング仕上げのモノなのではないかと思いました。
もう少しすれば、完成したお客様の靴をこのブログに載せますので、ぜひご覧になってください。
ちなみに、今の私のお勧めは、このhalf vit boxを使って、パンチドキャップのオックスフォードです。
とっても格好良く仕上がると思います。
12月11日(日)に、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
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