今日は来客の予定がなかったので、黙々と作業をしていました。
8足ほどパターンを作って、夕方からクリッキングです。
偶然にも、お二人のお客様が同じ革をお選びいただいていました。
その革が、こちら。
「half vit box」という、ボックス調の革です。
イタリアの革で、実はこの革を製作したタンナーさんはあの「windsor」を作ったLussoなのです。
かつてのlussoの革は、なんとなくパサッとした印象で、厚みが薄くちょっと頼りない感じがありましたが、windsor以降の製品においては、耐久性もあって非常に高いクオリティのようです。
このhalf vit boxも例に漏れず、かなりクオリティの高い革だと思います。
普段お世話になっている革問屋さんの担当営業さんが、とっても自信ありげにお勧めしてくれたのも頷けるところです。
windsorとのおおきな違いは、表面の仕上げです。
windsorはマットな仕上げでしたが、このhalf vit boxはツヤがある仕上げになっていて、これまで取り扱ったの革だとチェリントンの表面の感じに似ています。
ただ、チェリントンはちょっとゴワッとした革だったの対し、こちらはちょっと硬めでコシがあるけれど至ってしなやかな革です。
そして、いつも言っているクオリティの判断基準のひとつである革の裏側ですが、やはり非常にキメが細かく素晴らしい仕上がりになっています。
最近では、非常に少なくなっているボックス調のキップなので、この革に合うデザインは、やはりオックスフォードやギブソンブーツなど、ドレッシーな雰囲気のものですね。
革自体は非常に耐久性がありそうです。
日常仕様としてのキレイなビジネスシューズに最適ですね。
今日の時点で、あと3枚(9足ぶん)の残がありました。
この革を使って靴を作りたいという方は、お早めにご注文ください。
次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。
さらに、翌週の12月11日(日)には、Rifare恵比寿店さんにてイベント開催の予定です。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
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