そろそろゴールデンウィークも終盤。
長いお休みが取れた方は、久しぶりにお仕事に行くのがちょっと億劫だったりするかもしれませんね。
今日あたりは、連休の疲れを癒している頃ではないかと思います。
さて、このタイミングにして、おそらく現時点で年内最大のニュースになるであろう革が入荷しました。
あのWindsorを作ったタンナーであるRussoの製品です。
半裁で110デシ強の、やや小さめのキップです。
サイズ的には、かつて入荷したオールドイングランドと同じくらいですね。
また、半裁で110デシ強ということは、マル革(半裁にしない状態)ではだいたいイルチアボックスと同じくらいです。
こちらの革、ちょっと変わった商品名で「half vit box」と言います。
boxと名の付く通りこちらの革はボックス調です。
この革の特徴は、まず生地がとてもしっかりしていること。
そして、仕上がりがとってもキレイでキメが細かいこと。
さらに、Windsorと比べてもやや厚みがあること。
こんなにキメが細かいのに、これほど厚みがあってしっかりしている革は非常に貴重です。
測ってみたら、
1.6ミリ強でした。
なぜこの革が年内最大のニュースなのかというと、これだけ革がないと言われているときに、これほど素晴らしい革が入荷して、さらに言うとこの革は私が見たところでは非常に耐久性に優れているようなのです。
これまで扱ってきたブガッティやアニルカーフ、オールドイングランド、そしてWindsorなどと同様、何年たっても革が劣化しにくい(扱い方にもよります)作りのように思います。
ですので、私のお勧めとしては、この革で永く愛用したい最もお気に入りの靴をお作りいただくと良いでしょう。
お仕事用にオックスフォードでも良いですし、オフィスカジュアルに合わせたチャッカブーツでも良いでしょう。
また、普段私が履いているようなデニムに合わせるギブソンブーツというのも良いと思います。
写真ではツヤがある革のように見えますが、靴になったときにはこのツヤはかなり落ち着くと思います。
上質な革でメインの1足を考えていらっしゃる方に、是非お勧めいたします。
★★★お知らせ★★★
#SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(数量限定)。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
今週末のスケジュールはこちら。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。