私たちシューリパブリックでは、あまりお知らせすることは少ないのですけれど、常に靴の仕様を少しずつ改良しています。
欧米の自動車メーカーがイヤーモデルとして改良を加えるような感じですね。
自動車でしたら、5年くらいでフルモデルチェンジがありますが、シューリパブリックの靴にはフルモデルチェンジはおそらくありません。
というのも、シューリパブリックの靴のおおもとになるデザインは19世紀にほぼ完成しているものであり、それをあえていじる必要がないからです。
しかしながら、その時代に合った仕様にすることは少なからず必要であり、製作の上で改善点が見えたら改善するということに何の不都合もありません。
そして、チャッカブーツに関して昨年の秋頃にやや大きな仕様変更を加えました。
クォーターの形状だとか、アイレットの位置だとか、さらにはカカトのカーブのラインだとか、まぁパッと見たところであまりわからないことなのですが、実際に履いてみたら思った以上に効果があって、これはぜひお伝えしようと思った訳です。
こちらは、かつて何度か登場しているもので、テストのために私が履いているチャッカブーツです。
このチャッカブーツは、製法はちょっとわけあってステッチダウンですが、パターンなどの仕様は最新のものと同じになっています。
この仕様は、これまでのチャッカブーツに比べて包み込まれ感が増していて、何となくですがギブソンブーツのフィッティングに近づいたような印象も受けます。
全体的な雰囲気はさほど変わらず、でも細かいところのラインが変わっているので、何となく角の取れた印象を受けるのではないでしょうか?
ともあれ、基本的に脱ぎ履きに関しては大きなアドバンテージを持っていますので、ぜひ新しい仕様のチャッカブーツをお試しください。
そして、私からのお勧めとして、ぜひちょっと厚めの革をお選びいただくとより一層の違いを感じていただけることと思います。
★★★お知らせ★★★
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