昨日のこげ茶の革に引き続き、今日は一緒に入荷した黒い革のご紹介です。
まずはこちら。
久しぶりにボックス調の革らしい革が入荷しました。
本当に最近は良い生地がなくて、表面を加工したような革ばかりが目についていますが、革問屋さんの奥のほうから探してきました。
厚さは1.3ミリ程度でビジネス用としても、きれいめなカジュアルとしてもOKです。
結構近寄って撮っていますが、肌目はとってもキレイです。
最近の流行りとしては、素上げ調のタンニンが多めの革が人気のようですが、作り手として永く履いていただくことを考えると、表面仕上げはある程度しっかりとされている革のほうが劣化が少なく、シワの入り方もキレイで良いように感じます。
これまで私たちが扱ってきた革では、チェリントンとかHalf vit Boxのような革ですね。
そして、もうひとつの革がこちらです。
こちらの革は、表面にバインディング加工を施したような雰囲気で、シューリパブリックとしては珍しいタイプの革です。
厚さはやや薄めの1.0ミリほど。
厚さは薄めですが、革自体がパリッとしていて十分な強度もありますので、全く問題なしです。
むしろ、ラストの棚をしっかりと際だたせるようなキレイ目のビジネスシューズを作るのに適しています。
先日も、私たちの工房の革の倉庫を探してみたところ、黒い革はなかなか充実してきています。
黒くてパリッとしていても、比較的ソフトの革というのもあったりして、硬いビジネスシューズは苦手という方に最適です。
革は、ぱっと見ると似たような革でも、それぞれにちゃんと特徴があって、お好みに合わせて履きやすい靴を製作することが可能です。
見た目重視の靴ばかりではなく、見た目にはわからない奥深い部分にこだわりを持った靴を作ってみてはいかがでしょうか?
ご相談に乗らせていただきます。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
今週末のスケジュールはこちら。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。