今日は、昨日に引き続きラスティングの日となりました。
昨日、4足残してしまい、今日はまずそれらのラスティングを終わらせてしまいます。
つま先のラスティング。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、靴のつま先は平らな革を引っ張って靴の裏側でギャザーを作ってまとめるという方法でラスティングを行います。
さらにそこにはスティフナー(つま先の芯)が入るので、滑らかにまとめるのはなかなか手間がかかるのです。
でも、上手にやるとこんな感じでなぜかシワがなくなります。
これは、革の繊維に関係があって、言葉で説明をするのはとっても難しいのですが、ちゃんと理屈があってこうなっています。
そして、こちらはカカト周りのラスティング。
カカト周りも、基本的にはつま先と一緒ですが、つま先のラスティングとカカト周りのラスティングでは大きく異なることがひとつあります。
それは、つま先のラスティングの目的は、キレイにラスティングを仕上げるとに対して、カカト周りのラスティングは、キレイだけではなく履きやすい靴を作るということも考える必要があります。
カカトには丈夫な芯を入れ、足をしっかりとホールドして歩きやすい靴であるように、そして履いていて変な歪みが出ないように正しい方向に正しい力で引いて作り上げます。
引く力の方向と加減で、カカト周りもギャザーのシワがなくなるようにキレイにラスティングをします。
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